第7話アメジ・アレキサンドライトとの対面

少し出ていた鼻血をふき取り、ロラと2人で校舎の最上階の中心にある会議室へと向かう


「会議室まで誰とも会わなかったな」


「それぞれの部屋から会議室まで一本道で繋がてるからね、義兄様みたいに知らないひととか、別の道で行こうとする人が何人かいない限り会えないよ」


「悪かったな、知らずに階段から飛び降りて余計な時間かけることになって」


そんな感じで話してから、会議室のドアを開ける


無駄に広い部屋と、いくつかの暖炉、そして36人分の椅子が置かれている長テーブルが真ん中に置かれている


そして俺たちから見て一番奥に先ほどの式で代表挨拶をしていたアメジ・アレキサンドライトが1人座っていた


「ねえロラ、俺たちってどこ座ったらいいんだ?」


「席は順位順だから、私たちはアメジ様の右に私、左の一つ空けた場所に義兄様だよ」


と指を指しながら教えてくれた


「どっちに座る?」


「じゃあ私のところ」


と話して、腕を組み、静かに座っているアメジ様の隣に俺が座り、その上にロラが座る


ああ、癒される、疲れが取れていく、やはりロラを吸うのは健康にいい


すーはー、すーはーと頭皮や髪のにおいをかぐ


(うん、やっぱりヘマにぃ吸いは最高、健康にいい)


すーはー、すーはーとヘマにぃの胸当たりのにおいをかぐ


「な、なあ」


「「吸わせませんよ‼」」


といい、互いにより強く抱きしめ合う


「吸わんわ」


「ゴホンッ、いえただ、何をやってらっしゃるのかなと」


「互いに互いを吸いあってるだけですが?」


と俺が不思議な顔をしながら返すと


(この人たちにとっては当たり前なのか?いやそんなことあるのか?)


「お2人はどういうご関係なのでしょうか?」


「義兄妹、兼カ、カップルって感じですよ、あっもちろん、血は繋がってないですよ、義理の兄妹なので」


とロラが恥ずかしそうに、顔を赤らめながら応えた、やばい俺も少し恥ずかしいかも


(・・・えっとつまりはカップルで義理の兄妹、だから互いを吸っていた・・・・・・ちょっと待って、今見たらあの2人顔赤らめてない?どういうこと?さっきまでは平気そうだったじゃん、ああ、意味わかんない、なんなのこの人たち、全く分からない)


なんかすごい考えてるな、大丈夫かな?多分複雑に考えちゃってるよな


「あの、そんな難しく考えないで大丈夫ですよ、とりあえずただの一生をともにすることを誓った、結婚を前提に付き合っているカップルって考えてもらえれば」


(・・・ああ、つまりは許嫁てきなやつを義理の兄妹で、それも互いに望んで、しかも一生をともにすることを互いに誓い合っているってことね・・・やばいそれでも吸いあっていた理由が分からない・・・よし!聞こう)


「あの、なぜ吸いあっていたのですか?」


ととても純粋な、疑問の目で聞いてきた


「「落ち着くし健康にいいからですよ?」」


(よし、多分理解できた、カップル、兄妹ってのはそういうものなんだな)

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