第6話集会に向かう準備
「ふあ―、疲れたー」
そう言いながらベッドの倒れこむと、
「何やってるのヘマにぃ、このあとすぐに集まらなきゃいけないんだよ」
それを聞き起き上がった
「待て、そんな話聞いてないぞ」
「式でいってたよ」
「・・・つまらないから聞いてなかったんだもん」
そう頬を膨らませながら返すと
「もんじゃないよ、もんじゃ、可愛いけど、話はちゃんときいて」
「はい」
「それで集まりってなんの集まりなの?」
「新入生上位12名の集まりだよ」
新入生上位12名のあつまりか、楽しくなりそうだな、急いで準備しよ
「レイン、服を急いで用意してくれ」
「もうできています、御着替えはどうしますか?手伝いましょうか?」
フッそんなの決まってるだろ
「うん、お願い」
はあ、とレインがため息をつきながら着替えを手伝ってくれた
「いつになったら一人でできるようになるんですか?」
「一生無理な自信がある」
「はあ、仕方ないですね、それじゃあ一生かけてでも一人で着れるようにしてあげますよ」
と喋っていると、洗面所からロラがでてきた
一部の髪を上の方で団子のようにまとめ、そこから横側に小さい三つ編みが二本ゆったりと結ばれ、残りの髪はおろされ、服はきっちりとした白色の服であらわれた
「どお?ヘマにぃ」
ほっぺにキスをして一歩下がり応える
「とても似合っている、夜空に輝く満月よりも美しいよ」
「へ、ヘマにぃもいつも以上にかっこいいよ」
と頬を赤らめながら返してくれた
ああ~、やっぱり最高に可愛い、集まりなんて行かずに
「このまま・・・いやさすがにダメだろ、そういうのはやらなきゃいけないことやってからじゃなきゃ」
「へ、ヘマにぃ、そ、その心の声漏れてるよ」
そうさっき以上に顔を赤らめたロラが俺の袖を引っ張り教えてくれた
可愛い、って違う、いや違くないけど、可愛いけど、漏れてたってどこからだ?一体どこら辺から漏れてたんだ?いや多分どこからでも致命傷だけど、せめて「このまま」のあとであってくれ
「一体どこから?」
「『このまま』ってところから」
あああああああああああああ
・・・いや待てよよく考えたら大丈夫じゃね、だって両想いの義妹と、自分と義妹の専属メイド2人に欲望がばれただけじゃん
・・・・・・やばい冷静になって分析したせいで余計恥ずかしくなってきたどうしよう
「ヘマにぃ」
「うん?」
そう返事をして恥ずかしすぎて爆発しそうな顔を上げる
「そういうことは、集まりが終わってからね」
と赤面しながら返された
いもうとが
かわいいすぎて
とうとしぬ
ヘマタイト心の俳句
はッ、危うく鼻血が出るところだったぜ
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