第6話集会に向かう準備
「ふあ―、疲れたー」
そう言いながらベッドの倒れこむと
「何やってるのヘマにぃ、このあとすぐに集まらなきゃいけないんだよ」とこちらに手をのばしながらロラが言った
「待て、そんな話聞いてないぞ」
仰向けになるよう動きそういってロラの手を取るとロラが引き揚げながら、予想どうりというような声で
「式でいってたよ」と返す
「・・・つまらないから聞いてなかったんだもん」
そう頬を膨らませて顔をそらしながら返すと
「もんじゃないよ、もんじゃ、可愛いけど、話はちゃんときいて」
「はい」
2人が頬を赤く染めながら話を続ける
「それで集まりってなんの集まりなの?」
「新入生上位12名の集まりだよ」
新入生上位12名のあつまりか、楽しくなりそうだな、急いで準備しよ
「レイン、服を急いで用意してくれ」
「もうできています、御着替えはどうしますか?手伝いましょうか?」
フッそんなの決まってるだろ、やれやれ一体俺をなんだと思ってるんだか
「うん、お願い」自信満々でそう答えると「はあ」とレインがため息をつきながらも着替えを手伝い始める
「いつになったら一人でできるようになるんですか?」
「一生無理な自信がある」
「はあ、仕方ないですね、それじゃあ一生かけてでも一人で着れるようにしてあげますよ」
少しうれしそうに微笑むレインに対し「ああ、頼んだぞ」とヘマが嬉しそうに返す
上は白色のYシャツと赤色のネクタイ、その上から紺色中心のブレザー、下も紺中心のズボン、そして右前から垂れる一束以外を後ろで一つにまとめらた黒髪、とヘマの着替えが完了する
ヘマの着替えが終わって少しして洗面所からロラがでてきた
一部の髪を上の方で団子のようにまとめ、前から後ろに小さい三つ編みが二本ゆったりと結ばれ、残りの髪はおろされ、袖のある白いワンピース、腰に黒いベルトのようなものをつけた衣装を纏ったロラが
「どお?ヘマにぃ」
少し恥ずかしそうに頬を赤らめながら笑いロラが聞くと、ヘマが近づき唇にキスをして一歩下がり応える
「とても似合っている、夜空に輝く満月よりも美しいよ」
「へ、ヘマにぃもいつも以上にかっこいいよ」
とさっき以上に頬を赤らめながら返してくれた
ああ~、やっぱり最高に可愛い、集まりなんて行かずに
「このまま・・・いやさすがにダメだろ、そういうのはやらなきゃいけないことやってからじゃなきゃ」
「へ、ヘマにぃ、そ、その心の声漏れてるよ」
そうさっき以上に顔を赤らめたロラが俺の袖を引っ張り教えてくれた
可愛い、って違う、いや違くないけど、可愛いけど、漏れてたってどこからだ?一体どこら辺から漏れてたんだ?いや多分どこからでも致命傷だけど、せめて「このまま」のあとであってくれ
「一体どこから?」
「『このまま』ってところから」
あああああああああああああ
・・・いや待てよよく考えたら大丈夫じゃね、だって両想いの義妹と、自分と義妹の専属メイド2人に欲望がばれただけじゃん
・・・・・・やばい冷静になって分析したせいで余計恥ずかしくなってきたどうしよう
「ヘマにぃ」
「うん?」
そう返事をして恥ずかしすぎて爆発しそうな顔をロラに向けると、背伸びをしてネクタイを引っ張り、頬にキスをして小悪魔のようにいたずらに耳元にささやく
「そういうことは、集まりが終わってからね」
ネクタイを話して少し下がりいたずらな笑顔を見せる
いもうとが
かわいいすぎて
とうとしぬ
ヘマタイト心の俳句
はッ、危うく鼻血と手が出るところだったぜ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます