第4話部屋に到着
その後はとりあえず寮に向かって少し歩き、馬車で向かって行った
城のように立派にそびえたつ校舎、そしてその両隣にある、貴族の家並にデカい寮と学校の後ろにあるのが見える、寮よりもデカい教会と体育館、試験の時に来てたけど、やっぱりすごいねー、流石この国一番の超エリート校、平民が貴族にまで成り上がったという伝説がある学校だ
とりあえず入るか・・・
「部屋ってどこだっけ?」
「うん?ああ、そういえばそうでしたね」
レインそう思い出したような顔をする
「お前って時々ポンコツだよな」
「まあ、誰かさんのせいで仕事が多いですからねえ」
「で、部屋ってどこだっけ」
「あそこだよ、あの塔のところ」
とロラが指を指して教えてくれた
ああ、校舎にある36個の塔の手前から三番目、左側のやつか
「よく覚えてたな」
「逆に義兄様はなんで忘れてるの?」
「・・・なんでだろ」
「まあいいけどさ、昔からダメダメだし」
そう言いながら校舎に歩いていく
・・・ロラの部屋ってどこなんだろ、近くだと安心なんだが、よし、聞いてみるか
「ロラ、ロラの部屋はどこなんだ?」
「義兄様と一緒だよ」
一緒なら安心だな・・・いやまて、おかしいぞ、確か手紙に書かれていた部屋は別々だったはず、多分・・・まあロラのことだし同じ部屋にしてもらえるよう手紙でも出してたんだろ
「それなら安心だけど、いつの間にやってたんだ?」
「手紙が来た日だよ」
「さすがロラ、行動力あるねぇ」
「義兄様もさすが、理解力あるねぇ」
と互いを褒め合ってから、校舎にある自室に向かった
部屋に続く階段、はまあクソ長い螺旋階段なので使わず、真ん中の空いてる場所を風魔法で飛んで、数十秒で到着
さて、部屋はどんな感じなのか、そとから見た感じだと狭そうだったけどどうなっているのか、各学年のトップ12人が入れる部屋なんだから、快適であってくれ
そう願いながら扉を開けると、外観の何倍も広く、四角い、そしてふかふかのベッドとソファー、そして数枚の窓と、おそらく寝室以外の部屋に続くドアが3つ
「このドア開けてみよ、ヘマにぃ」
「お風呂かキッチンだといいな」
ロラが入口の左側、一番手前のドアを開けると
「おお~、すごいよ、キッチンになってる、しかも冷蔵、冷凍庫と窯もあるよ」
「おお、便利だな」
「ヘマにぃも一緒に開けよう」
そう言われて俺もドアに近づき、次は一つ奥のドアを開ける
中には、洗面台、そしてその奥にシャワーと湯舟
つまりここは、お風呂だ
「充実してるねえ」
そういって一番奥にある最後のドアを開けに行く
一体このドアの先には何があるのか
洋式の便座と大量の紙
トイレだ、えっ待って、トイレって今まであった中で一番重要じゃん、すっかり忘れてたけどめっちゃ大事じゃん、あってよかった
「そういや忘れてたけど、トイレって重要だよな」
「ね、私も忘れてたよ」
その後はとりあえず荷物とか置いて、部屋を整えた後、校舎の後ろにある教会に向かった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます