第2話
「間違いないわ、、、テクノクラシーの奴等よ」
「シオン、とにかく気を付けてこちらへ向かってくれ、、、到着次第一気に本部まで向かう」
現在地がバレそうなので直ぐに通信を切った。
テクノクラシーの研究室から”スペースセル”を盗み出したステラの工作員シオン。
八王子のベース基地で待機するステラの仲間と合流すべく廃墟と化した街を歩く、、、
腕時計型のレーダーに映る電磁反応
追っ手はすぐそこまで来ているようだ。
足早にベース基地へと向かうシオン
偵察ドローンも徘徊しており、慎重に目的地を目指さなければならない。
―― テクノクラシーの追っ手 ――
テクノクラシーの軍事警察兵
彼らは戦前、中国が秘密裏に進めていたクローン技術
とAI技術によって生まれた”機械人間”と言われる意思を持たない
試験管で培養され、皆同じDNAを持ち、訓練された完全なる人型兵器である。
機械人間技術は生身の人間にも適応されており
優秀な人材はその並外れた戦闘能力を手に入れる為に
進んで”機械人間”へと変貌していった。
テクノクラシーの指揮官を務めるハヤトもまた、意思を持つWill型の機械人間である。
他、警察兵を引き連れ、シオンを追っていた。
「よし、位相電波の充電も切れかかってるようだ、微弱だがレーダーが時折、反応している、、あれがステラのシオンに違いない!すぐ近くにいるはずだ一気に追うぞ!」
彼らのレーダーに反応する電磁波の痕跡を追って、シオンを追い詰める
ハヤトだった。
緑ノ雫 馬子まこ @uneko
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