6月28日(金)‐02
「変なの」
雨が好き。
そう言ったら、こう返された。
今となっては誰が言ったのかさえ思い出せないその言葉。
自分の感性が、他人も同じであると平気で思っている。小学生なんてそんなものだ。
(雨が好きなのは、変なんだ)
根付いたそれを、簡単に引き抜くことはもうできない。
梅咲雫は、人の顔色を窺い、空気を読んで行動する。
嫌われるのが怖いから。
幼い頃から、ずっと。
始まりはピアノ教室。
五歳の頃から通い始めたそれは、いくつ目の習い事だったか。誰のための習い事だったか。
与えられたものを受け取るのに、雫の意思なんてないようなものだ。幼い子供は両親に与えられたものに何も疑問を持たずに、そのまま。
積極的に取り組む理由なんて、両親が喜ぶから以外にない。褒められるのが嬉しい。自分自身に動機なんてない。練習に励む理由が何なのかも言えずに過ごしていた。両親は雫のそんな気持ちに気付いていないだろう。
しかし、成り行きで始めたピアノでも、好きになる理由なんて後からついてくるもので。
(……綺麗な音、弾けるようになりたいな)
ピアノの先生が綺麗な音色を奏でる。同じピアノを使っているのに、何故こんなに音が違うのだろう。先生のように、上手に演奏できるようになりたい。
沢山の書き込みをした楽譜を持ってピアノ教室に通うようになり、六歳の誕生日に雫の部屋には電子ピアノが設置された。
気が付いたら舞台裏で泣いていた。
そのときのことはあまり覚えていない。
覚えていることは、広い会場で、目の前に大勢の人がいたということ。
人前で演奏したことは何度もあったはずなのに。
しかしあんなに大きい会場は初めてで、目に入る照明が眩しくて。
人の目が、品定めする目が、期待の目が、冷たい目が、両親の失望した目が。
震える拙い指先。冷えていく手。熱くなる顔。集中できない頭。今すぐにでも逃げ出したい衝動。
最後まで披露し。
パラパラと鳴る乾いた拍手と、視線の彼らに、深く、一礼。
……ああ、もう、お母さんとお父さんに、合わせる顔がない。
両親の期待に応えられない自分が嫌になる。親の期待を無下にした罪悪感でいっぱいになる。
鍵盤に触れると思い出してしまう。
あのときの光景が。あのときの感情が。
苦しい。
弾きたい音が、弾けない自分が嫌になっていく。
好きなピアノを、嫌いになっていく。
そして、
ピアノを辞めた。
小学四年生のときのことだった。
もともと引っ込み思案な性格で人前に立つのが苦手だったが、より悪化していった。それに気付いたのは、当時任されていた学級委員で、クラスの前に立ったときだ。
(あ、あれ……?)
人前に立つと、足が、声が、震える。
その学級委員も、友達の推薦で決まったものだった。
自分は、他人からどう映っているのだろうか。
自分に向けられる期待に反応し、応えようとする。そうすることで更に周囲からの信頼は得られた。あの日の両親のように、がっかりさせることもない。しかしそれは自分のハードルが高くなることでもある。中学に入学すると自分を知る人は誰もおらず、新しい“雫”像が、一新された交友関係で構築されていった。
新入生歓迎会の部活動紹介のとき、琴の音を初めて聴いた。舞台上で五人並んでいた。体育館に響いた音の振動。弦を弾いている爪。柔らかく温かい音。二年生四人、三年生一人の少人数の部活だった。綺麗だと思った。音楽系の部活には入らないと決めていた。しかし、楽しそうに弾く先輩たちの姿を、音を聴いて。
ピアノの先生の音に憧れた幼少期を思い出す。この音を、自分も。
ずっと忘れていたが、音楽が好き。
結局、筝曲部に入部した。雫は初めて勇気を出して自分のやりたいことを口にした。親がやらせたわけでもない、自分の意思で、音楽に戻ってきた。
それでも、当時ほど酷くはなくても本番の緊張はどうにもならない。納得のいく演奏ができなくて、悔しい思いを抱える。
しかも、ピアノとは違って一人ではない。自分のミスが全体のミスになる。あのときは自分だけで済んだが、複数人に迷惑がかかるのだ。雫はそれを恐れて更に練習に打ち込んだ。
合奏コンクールでは、ピアノを弾けることは隠した。何年も弾いていないし、ピアノを弾くのはまだ怖い。
二年生の引継ぎで部長になった。なってしまった。
「ぶ、部長なんて……」
自分は部長なんて務められるような人間ではない。自分が入部したときの当時の部長を思い出す。一人しかいない三年生で、後輩をまとめ、演奏でもその偉大さを見せつけていた部長。彼女に憧れた。しかし、彼女のようになれる自信は、ない。
「梅咲さんなら、安心して部長を任せられるよ」
同じ部の友人も、顧問も口をそろえて言う。
「わ、分かりました……」
そう言われてしまったら、断れない。断ったらまた、がっかりさせてしまう。自分がここにいていい理由を、自分で消すわけにはいかなかった。
三年生になったが、内部進学の雫には受験は関係がなかった。それでも塾にはずっと通わされている。親が娘の成績を気にしている。部活をやめなさいと言われないように、勉強も部活と同じくらい一生懸命取り組んだ。
進級してから二カ月以上が経つ。新しいクラスにももう慣れてきた。新たな友達グループもできていて、雫も無事にコミュニティに入ることができていた。
周りからの評価は相変わらずだ。優しい、頭がいい、気遣いができる。そんな“雫”への期待の目が向けられ、それに応える日々。
頼まれたら断れない。しかしそれは優しさではなく、断ったときの反応が怖いだけなのだ。そんな性格を、どうにかしたいと思っているのは自分だった。
周りの目を気にして、気を配って過ごすのは息がつまる。部活動でも新入生が入ってしばらく経つ。最高学年で部長でもある雫は、下級生からの羨望の眼差しが増えてより肩の荷が重くなった。
(部長も、こうだったのかな……)
自分が憧れた、かっこいい部長の姿になれているだろうか。
梅雨入りし、雨模様が増える。
雨が好きだった。
傘を差していると、周りに人がいても一人のように錯覚する。変化する音に耳を傾けるのも好きで、人の声が雨音に紛れてくれるのが心地良かった。
しかし雨を好きな人なんてそうそういないのだ。それを雫はよく知っている。誰もが雨を嫌がり、気分が沈むと言う。
「雨やだね」
「そうだね」
同調する。自分にも嘘を吐いてまで、周りに馴染もうとしている。そんな自分を、自分が一番嫌だった。
雫にとっては大好きな雨が降っている、ある日のこと。部活が終わって、塾に行く前の少しの時間。
少女は公園の屋根のあるベンチで雨宿りをしている。否、彼女は傘を持っているので雨宿りではない。
いつまで、こんな生き方をするのだろうか。
誰もいないこの公園で、雨の中一人。
そんなとき、声をかけられた。
「君にいいものをあげよう」
やってきたその男は、傘を閉じて目の前に来る。
顔が分からない。記憶の映像は加工されたように違和感があった。彼の背後にある、緑と紫陽花と雨の景色は鮮明だ。彼に焦点を合わせる。合わせているはずなのに、合わない。
「えっと、誰ですか?」
雫には見えているのだろう。
何故か恐怖心はない。知らない男が目の前まで来たというのに。疑問や不安感は湧いているのに。
彼は、ニッコリと笑う。笑った顔は分からなかったが、笑ったのだと頭が理解した。
その人は布を持っていた。紺色の、さらりとした上質な布。よく見たら服のようだった。小さな石が埋め込まれた金具がついている。はい、と渡されたそれを思わず受け取ってしまった。「え?」と彼を見上げる。彼はその笑みを崩さない。唇が動く。
「魔法のローブが、君を透明にしてくれるよ」
声は分からないのに、何を言ったのかは理解した。その感覚が気持ち悪い。しかし雫は何とも思っていないようだ。
彼は傘を差し雨の中を歩いて行く。
「ま、待ってください! なんでこれを私に……!」
立ち上がって彼を呼び止める。傘を差した彼は立ち止まり、振り返った。
「予想外のことが起きたからね」
それだけ言って、消えてしまった。
手元に残った布に目を向ける。
(透明に……)
簡単に信じられることではない。しかし、雫は。
試すだけ。そう心で呟いて。
特殊加工をされているのか、レインコートのように雨を弾いた。それでもレインコートの見た目はしておらず、大きな布を金具で胸元を留めるだけの、質素なデザインだ。こんなに変なものを着ている自分を、他人は変だと思うはず。せめて顔が見えないようにと、フードを深く深く被る。
(……?)
すぐに気付く。通り過ぎる人々の目が、自分に向けられないことに。
まさか本当のことなのか。
自分が混乱しているのか、冷静なのか分からない。
走り出す。もっと人で賑わう大通りへ。
信号が青になる。交差点を渡る。
――誰もこちらを見ない。
「あ……」
道路の向こう側から、同じ部活の友人三人が歩いてくるのが見えた。部活が終わり、一緒に下校して別れた後は買い物に行くと言っていた。雫は塾があると断ったのだが。
談笑する友人たちがこちらに向かってくる。一瞬、ひるんだ。
……でも、今の私は。
歩き進める。彼女たちのすぐ隣を通り過ぎる。
渡り切って、足をとめた。
(本当に、見えてないんだ!)
走っていたわけではないのに呼吸が早くなっていた。気付けば息を止めていたらしい。気分が高揚する。瞳が輝く。
雫はまた駆け出していく。水たまりのある道を、ばしゃばしゃと。濡れることを厭わずに駆けていく。その足取りは軽いものだった。
それからたまに、ローブを着て外出するようになった。
自分が見られないことへの開放感。気を遣わなくていい。人の目を気にしなくていい。こうしているときだけ、素直な自分でいられる気がして。
(あの人はきっと、分かってたんだ)
本当の私の声を。
何者かは知らないが、非現実的な、魔法のようなものをくれた人だ。普通の人ではないに違いない。
……ふと、足を止める。
こんな大層なもの、自分がずっと持っていて良いのだろうか。
ローブの裾を持ちあげながら思う。
あげる、と言われたけれど。
どちらにせよ、もう一度会いたい。お礼を言いたい。
あの人と会った場所に行けば、会える日が来るだろうか。
「……あれ?」
あの人は、どんな顔だったっけ。
薄れていく記憶に気付く。一度会っただけの人だ。忘れてしまってもおかしくない。
でも、こんなに思い出せなくなるものだったっけ?
その人の背丈、髪型、纏った雰囲気、一目で抱いた印象。特徴的な部分を、たった一つでも思い出せなくなることがあるのか。
しかしそんな違和感よりも。恐怖よりも。
(これじゃあ、見かけても気付けるか分からない……?)
焦りの方が大きい。
……いや、見たらきっと思い出せるはずだ。このローブを持っていれば、彼は自分を見つけることができるはず。
もう一度、このローブをくれた人に会うために、公園のベンチに向かう。
毎日は行けなかったが、なるべくあのベンチで彼を待つことにした。休日には数時間いることもあった。それでも雨が続く日々は退屈ではなくて。公園を囲むように植えられた鮮やかな紫陽花の、色の変化を見ていた。
雫が座るベンチの場所に高校生の男女が雨宿りしに来た。その高校の制服を知っていた。早暁高校の制服だ。
(……?)
男子高生の制服を凝視する。
二人は、ローブを着ている雫に気付くことなく会話を始めた。
「今日はもうここまでにしようか」
「でも」
「こんな天気だし、もう時間だ。また明日探そう?」
「……叔父さんに、傘持ってきてもらうね」
白色の美しい髪を持った女子高生はスマホで誰かに電話をかける。
二人で駆けてきたときはカップルかと思ったが、そんな距離感の二人ではなかった。
彼らのように、雫に気付かずに近づいてくる人は何人かいる。今回も黙って静かにしていればそのうちどこかに行ってくれるだろう。彼らの会話を聞き流していく。
今日もあの人は来なかったな。
「雨、あまり好きじゃないかも」
無意識にその声を拾った。
もう慣れている。それでいい。自分は好きなのだから、目の前にいる見ず知らずの人がどう言おうが関係ない。
それに、今の自分は透明だ。「私も雨が嫌い」と、嘘の共感を吐く必要はないのだ。
そう思っていたが、次の男子高生の言葉に思わず顔を上げた。
「でも僕は雨も結構好きなんだ」
(え?)
人ひとり分開けて並ぶ彼らの背中を見る。
なんで、と彼女が聞くと、彼は答える。
「うーん。……におい、かな。雨の匂いが好きなのかも。水と夏が混ざったこの匂い」
「考えたこともなかった」
雨の匂い。雫とは違う理由だが、分かる気がした。
それ以上に、「雨が嫌い」と言う人に、「自分は好き」だと答えたことが衝撃だった。
そんなこと言っていいの? 変な人だって、思われない?
「確かに言われてみると雨独特の匂いがある気がする。それでも濡れるのは嫌だけど」
彼女は、何とも思っていなさそうだ。むしろ理解をしようと歩み寄っていた。これが高校生なのか。こうやって分かり合って、笑い合えるものなのか。
こんな雨の会話、知らない。
雨の会話って、もっと、じめじめしていて、憂鬱そうで、雨が求められるときは学校行事が中止にならないかな、とか、もっと、そういう。
中学生とは違い、大人だ。
更に驚く会話が交わされた。
「乾かす魔法、使っちゃえば?」
魔法。
――魔法のローブが、君を透明にしてくれるよ。
「ねえ、魔法が使えるの?」
気付いたら声に出していた。
ばっと、四つの目が一気に自分に向く。びくりと身体が震えた。
「あなた、そのローブ……!」
女子高生はそう言った。これを、知っている。でもきっとあの人ではない。
咄嗟に二人の間を縫って雨の中に飛び出した。
「人を見た目で判断しない方がいいよ」
(……本当に、そう)
二人と話をして、悪い人ではなさそうだと思った。
探偵をしているらしいミライが当たり前のように言ったその言葉に、強く共感する。ずっとずっと、感じていることだ。
「――お二人は、すごくいいですね」
思わず零れた。
雫がいなくても二人の態度が変わらないのを、最初に会ったときから知っている。
お互いに本音を話して、歩み寄って。自分に対してもそうしてくれている。
(いいなぁ……)
……そんな人が、自分にもいたらいいのに。
「……私が人間だからですか?」
喫茶店で、ミライの叔父であるジャスパーに会った。彼が、魔法のローブの持ち主だと言った。
魔法は解けてしまうものだ。人間の雫はローブを返さなければならない。
分かっていたことでも、あのローブが自分のもとにやってきたことは嬉しかったのだ。
ジャスパーや悠紀はいつでもいいと言った。返したくなったときでいい、と。しかしいつかは返さなければならない。二人はそう言っているが、雫がローブを返してくれることを心の中では期待しているのだ。
彼らは、私がローブを持っているからこうして会っている。会ってくれている。
十分に理解している。自分の都合のために、これ以上彼らの手を煩わせるわけにはいかない。
「……明日、持ってきますね」
いつもの、いい子の顔を貼り付けた。
翌日、学校にローブを持ってきた。放課後、彼らに返すためだ。約束したから。
朝から土砂降りで、雨に濡れないようにビニール製の袋を二重にしていた。
(……そういえば学校で使ったことがないな)
昼休みはいつも部室で一人、弁当を食べている。自主練をするためだったが、今日は魔が差した。透明になれるのが最後だと思うと、やっていないことをやってしまおうと思えた。弁当を片付け、袋から紺色の布を取り出す。羽織って身体を隠し、金具を留め、頭まで覆う。
部室を出て、自分の教室に向かう。毎日三十人近くがいる箱で過ごしているのだ。そこでも自分を見られることはないのだろうか。
賑やかな廊下で、人と人の間を縫っていく。身長が低いので小回りが利いた。
生徒の出入りが多いため、教室の扉は開けっぱなしだ。深呼吸して扉をくぐる。
みんなの視線は一切自分には向けられない。
(……よかった)
胸に手を当て安心する。金具が手に当たり、ぎゅっと握りしめる。
そう、これだ。ひどく安心するのだ。良くないことは分かっている。こんなのは逃げているだけだ。こんなものに縋っても自分の面倒な性格はどうにもならないのだから。優しい彼らの言葉に甘えていたら、いつまでも借りたままで、人の目から隠れようとしてしまうだろう。
だから、返すことにして良かったのだ。
部室に戻ろう。自主練しよう。雫は翻す。
そのとき、自分の名前が聞こえた。
「梅咲さん、今日も塾あるかな」
「あるんじゃない? 雫、最近忙しそうだから誘わない方がいいかもね」
筝曲部の部員が二人、扉のすぐ近くの机で向かい合って駄弁っている。弁当は食べ終えたらしく、二つのランチトートと水筒が机の上に置かれていた。もちろん雫には気付いていない様子だ。
「練習熱心だよねぇ。そのうえ成績も良くて。羨ましいわ。先生からも気に入られてるし」
そう言う彼女は副部長だ。雫を部長に推薦した筆頭の一人。
自分の話をしている。自分がいないところで。
こういうのは聞かない方がいい。そう思うのに、足が床に張り付いて動かない。
「ピアノもやってたって言ってたよ」
聞かれたり、話の流れでそれを言ったことはあった。ふーん、と副部長がつまんなそうに答える。そして、笑って、こう言った。
「雫、その割にはそんなに上手くないよね」
部室の扉を、背中で閉める。ここに来る途中、何人か生徒とぶつかって「うわっ」「なんだ?」と声が聞こえた。ローブを脱ぎ、綺麗に畳み、袋にしまおうとする。
ぽたりと水が落ちた。布に滲んで跡になっていく。
自分はなんでここにいるんだろう?
魔法のローブを手に入れて、透明になって、あんなに怖かった視線が自分に向かなくなった。
望んでたことのはずなのに、苦しいのはなんで?
今日の部活は休んだ。顔色が悪かったらしく、顧問には心配され何も言われずに帰された。
そして更に自己嫌悪する。
上手くないと言われたのだから、休まないで部活に参加するべきなのに。
しかし、それでも練習をする気が起きない。
音楽に対する情熱は、誰よりもあったはずなのに。
ローブを取り出して、待ち合わせ場所に向かう。
このまま、本当に消えてしまいたい。
そう思った。
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