Ⅲ.本音
6月24日(月)
「ミライちゃんのところに行ってくる!」
土日を挟んで月曜日を迎えた朝。阿水さんが教室に着いて早々、僕に宣言した。何も知らない朝桐と菊永は頭に疑問符を浮かべていたので「ずっと友達になりたかったんだって」と教えてあげる。
「てかなんで橘に言ってから行くの」
「知らない」
阿水さんは朝からハイテンションでミライさんに声をかけに行ったのを、僕は自分の席から見届ける。菊永が、「おお、行った」と関心し、朝桐が小声で「行け、阿水! お前ならできる!」とノリだけで応援する。
ミライさんと阿水さん。正反対にも見える二人がどんな会話をするのか気になり、僕たちはそのまま彼女たちの会話に耳を傾ける。
ミライちゃんおはよう!!
お、おはよう、阿水さん。
咲黄でいいよ~!
……阿水さん。
スイでもいいよ!
……阿水さん。
『あ』取るだけじゃん!
……阿水さん。
ねぇ~!
「おい、大丈夫かあの会話」菊永が僕に言う。僕は「知らないって……」と苦笑した。
「あんなステラさん初めて見たぞ。阿水に押されてる」
「阿水楽しそうだし大丈夫じゃね?」
ちなみに“スイ”とは阿水さんのあだ名である。彼女は、仲が良い人からは下の名前かあだ名で呼ばれている。
僕たちは会話に戻る。朝桐から借りた漫画の話をしていたはずだ。
「橘くーん!」
振り向くと、阿水さんがこっちこっちとジェスチャーしていた。
「悠紀、呼ばれてる」
「なんで?」
「知らねえって」と、菊永。
「いってら!」と、朝桐。
僕は立ち上がる。二人はついてこないらしい。口には出していないが「面白そうだから外から様子を見てる」といったところか。
近づくと阿水さんは「橘くん、あのねー?」と話始めた。
「体育祭で、私が怪我したの覚えてる?」
「うん。テントにいたし、僕が対応したからね」
保健委員である僕は仕事で救護テントにいる時間帯があった。そのときに阿水さんがやってきたのである。綱引きで引きずられて膝から血を流し、足首をくじいたのだと。保険の先生が処置をしている間に、僕は名簿に彼女のクラス番号氏名を記入した。
「そうそう! で、私クラスリレーに出れなかったんだけど、なんと! 代理で出てくれたのがミライちゃんだったのでした!」
「ああ、覚えてるよ。ミライさん足速かったね」
陸上部の阿水さんがクラスリレーに制出されるのは必然だった。
そうか、阿水さんの代わりに出ていたのか。僕はテントにいたため、ミライさんが走っているところは見たがその経緯は知らなかった。そう言うと阿水さんは笑顔で大きく頷いたが、ミライさんはまるで自分のことではないかのような無関心さである。
「あれ、リレーの補欠いなかったっけ」
僕は疑問を口にする。
「補欠の人は体調不良で保健室のベッドだったの!」
「体育祭の日、暑かったからなぁ」
「私は体育祭直前で転校してきたから競技に一つも出てなくて。百メートル走とかの補欠に適当に入れられてはいたんだけど」
それでも体育祭には参加しているところに、ミライさんの律儀な性格が出ている。
そうそう、と阿水さんが体育祭のルールについて補足する。
「生徒が出場できる競技数って限られてるじゃん? だから運動神経いい子はみんなリレー出れなくて」
「なるほどね」
確かにミライさんが出場したのは正解だった。クラスリレーの順位で、総合順位が変動したのだから。
「だから、ありがとう!」
「……誰の代理かなんて、そのときは知らなかったけど」
「それでも! ……えへへ、ずっとお礼言いたくて」
ふにゃりと笑う阿水さんに、ミライさんは「う、うん」と身を小さくする。
阿水さんはこの話をしたかったのか。だからミライさんと友達になりたかったのだと思った。それでも僕をこの場に呼んだ理由は分からないが。
*
カケラが地面に落ちた。
「今日は誰もいなかったね」
放課後、〈境界〉を見つけて二人で入った。前回の〈境界〉では危ない目に合ったので警戒していたが、今回は迷い込んだ人は見当たらずそのままカケラまでたどり着くことができた。
「ここにいないだけで、あなたのときみたいに歩き回ってるかもしれないでしょう。それに、こっちの世界ではなく向こうの世界の人が迷い込んでるかもしれない」
「向こうの世界の人も迷い込むの?」
「最初に説明したと思うのだけど、二つの世界の境目が曖昧になっているの。つまり、〈境界〉――この空間はこっちの世界と向こうの世界、両方に繋がっている。向こうの世界にも同じように〈境界〉が発生して、人が入り込んでることもある」
ミライさんやジャスパーさん以外の魔法使いに出会うこともあるかもしれないのか。ジャスパーさんに至っては魔法を使っているところを見たことがないから、完全にカフェの人という認識になっている。
ミライさんはいつものようにカケラを拾い上げ、破壊する。パリンと高い音が鳴り、キラキラと青白い光が散っていく。世界が明るくなる。見知った道に戻った。
「あれ?」
見知らぬものが道の先に落ちていることに気付く。
開いた大きいトランク。その周りに道具のようなものが散らばっている。木の棒やレトロなランタン、球体のボトル、外国語の分厚い本、アンティークな装飾が施された手鏡。それらの他に、大きさや形が不ぞろいな無色透明の石が、布袋からこぼれて道に散乱している。
昼過ぎまで雨が降っていたため地面には大きな水たまりがあり、そこに散らばった鞄や道具、石などが日の光に反射してキラキラしている。
「これ、向こうの世界のものね」
「向こうの?」
「魔法具よ。回収する」
泥が付いた、使い方の分からない道具を拾いあげる。
「うわあ、びちょびちょだ……」
「最悪」
二人して顔をしかめる。人が来る前に回収しなければいけない。
「これ、ガラスが割れちゃってるよ」
僕は西洋の街灯のようなランプを手に取る。トランクから飛び出した衝撃で、囲っていたはずのガラスが全て割れてしまったようだ。辺りをよく見ると、透明な石と一緒にガラスの破片も落ちており、「危ないから気をつけてね」とミライさんに注意する。ランプの中には電球やガス管が入っていない。取れてしまったのだろうか。
「そっちに電球落ちてない?」
「電球? こっちにはないけど。……ああ、それは元から付いてないから大丈夫」
「そうなの?」
どうやらそういうものらしい。
「本はもうだめね……」
ミライさんは本の表紙をハンカチで軽くふきながらトランクに入れていく。
「乾かす魔法とかないの?」
「あるけど、家と〈境界〉以外で魔法を使ってはいけないことになっているの」
「そうなんだ、残念」
全ての魔法具をトランクに収め、金具を止める。砕けたガラスも、拾えるものは拾った。
いつもは現地解散になるが、僕がトランクを持ち『街角』まで一緒に行くことになった。
ミライさんが鍵を開けて扉を開く。外の傘立てにビニール傘を置き、僕も彼女に続いて店内に入る。物音を聞きつけて、奥からジャスパーさんが出てきた。
「おかえり。早かったね」
「おじゃまします」
「ただいま。叔父さん、魔法具がこっちに来てた。回収したから確認してほしい」
「ん、分かった。お疲れ様」
ジャスパーさんは僕からトランクを受け取り、「ちょっと待っててね」と奥の部屋へと戻っていく。僕とミライさんはまず雨水で汚れた手をトイレの流し台で洗った。ミライさんが麦茶を持ってきてくれたのでそれを受け取り、二人でいつもの席で待つ。やけに静かだと思ったら、今日は営業日ではないので店内BGMがなかった。時計を見るとまだ十七時前だ。
今日出た英語の宿題でもしようかな。分からないところがあればミライさんに教えてもらえるし。鞄から教科書とプリント、筆記用具を取り出す。
「ごめん、電子辞書ある? 学校に置いてきたみたい」
「ん、待ってて」
ミライさんが自分の部屋まで取りに行ってくれている間、分かる問題に取りかかる。
短く返事するところがジャスパーさんと同じだと思った。二人は髪と瞳の色は同じだが、ジャスパーさんは柔らかい雰囲気を纏っている。最初は大分印象が違うなと思っていたが、見た目以外に似ているところを見つけ、家族だなぁという感想を抱いた。
ミライさんが電子辞書を持って帰ってきた。
「はい」
「ありがとう、助かる」
彼女は僕の前に座り麦茶に口をつける。
「というかミライさん、電子辞書持ってたんだね。使ってるところ見たことないし、そもそも必要?」
「教科書と一緒に買わされたの。英語の授業で使うから、必需品だって」
「ああ」
確かに入学前の買うもの一覧に載っていた気がする。辞書で検索した意味を、英単語の横の空欄に日本語で記入しながら遠い記憶を掘り起こす。といっても一年と数か月前のことだけれど。
「字、綺麗よね」
「ありがとう」
ミライさんは僕の手元を見ながらぽつりと言い、僕はすぐに返す。すると、彼女は僕の顔を凝視した。
「……何?」
「いえ、謙遜しそうだと思っていたから、意外で」
ああ、と僕は笑う。思い当たることがあって、宿題の手を止めずに理由を口にする。
「僕の字って、上手い人の字を参考にしてるんだ」
「……どういうこと?」
「僕が出会ってきた人の、綺麗な字を部分的に真似してるんだ。角度とか、はらいとか。癖を混ぜて定着させてる」
「面白いことしてるのね」
「まあ、だから、綺麗だと思った字を真似してるから、僕の字が綺麗なのは当たり前というか」
字を褒められることは何度もあった。でもそれは僕が褒められているのではなく、字の元となった人が褒められている感覚だ。
果たしてそれが僕の字と言えるのかは分からないけど。そう言うと、
「橘くんの字でしょう。あなたが出会って、選んで、覚えた字の集まりなんだから」
「……そうかな」
「そう。それに、真似しても自分の癖って少なからず出てくるものだから」
そう言われるのは初めてで、僕はさっきよりも小さな声で、「……ありがとう」と呟いた。
「ミライさんも綺麗な魔法だと思うよ」
「そう、かな」
「うん」
「……そんなにいいものでもない」
「そうなの? あんなに綺麗なのに」
彼女が謙遜するのは意外だった。それかまた「向こうでは当たり前だから」とでもいうのかと思っていたが。
彼女が何も返さなくなったので少しの静寂が訪れる。隙間を埋めるように口を開いた。
「アルファベットはやったことないから、ミライさんの真似しようかな」
「筆記体で渡してあげる」
「テストで使えないって」
なんて軽口を言い合いながら、ぽつりぽつりと会話をしながら宿題を進める。時折長文で分からないところがあればミライさんに文法の解説をしてもらった。終わった頃には時計の長針は真下を向いていた。
「二人ともお待たせ」
更に十分経った頃、ジャスパーさんが戻ってきた。ミライさんの隣に座る。
「向こうの世界のデータと確認してみたら、どうやら二週間前に行方不明になった人が帰ってきたようだ。あのトランクは彼の荷物だったらしい」
「よかった」
人が助かったと聞いてほっとする。今回僕は何もしていないけれど。ジャスパーさんは続ける。
「その彼なんだけど、実は僕の店に行く途中に〈境界〉に入ってしまったみたいなんだ」
「ん?」
「あの魔法具、僕が取り寄せたものだった」
「え? どういうことですか?」
「……叔父さんのお店の商品だったってこと?」
ミライさんの言葉にジャスパーさんが頷いた。話についていけないのは僕だけらしい。
「ジャスパーさん、向こうでも店出してるってことですか?」
「そう。魔法具の店をやってる」
「喫茶店じゃないんですね」
「コーヒーも淹れるけどね。それはおまけ」
平日、こっちの世界にいる間は従業員に店を任せているらしい。
「あれ、お店に置くつもりだったんでしょう? 売り物になるの?」
ミライさんの言葉に「確かに」と続ける。
「大分濡れてたし、壊れてるのもありましたけど……」
「うーん、それはちょっと諦めるしかないかな」
まあ、仕方ないよねと眉を下げたジャスパーさん。〈境界〉の中で見つけて回収していれば、そこまで濡れなかったかもしれない。申し訳なくなり謝るが、「壊れてないものもあるし、個人的に使うから大丈夫。直せるしね」とそっと返される。優しい。
本題はここからだ、と急に真剣な表情になる。
「回収された荷物と、届くはずだった荷物。リストを見比べてみたら、一つ足りないんだ」
「え」
僕とミライさんは顔を見合わせる。僕たちは周辺をくまなく探したはずだ。あそこにあったものは全て拾った、はず。
「何がなかったの?」
「認識阻害ローブだ」
ピンとこなくて首を傾げる。
「透明マントって言ったら分かりやすいかな。厳密には違うんだけどね。透明にはなれないけど、認識されにくくなるローブだよ」
「ああ」
アニメや本、映画に出てきたものをイメージする。魔法と言えば定番アイテムかもしれない。
顎に指をかけて考えていたミライさんが口を開いた。
「風に飛ばされたとか」
「そんなに軽いものでもないし、金具も付いてるからね。相当強い風なら飛ばされることもあるかもしれないけど」
そもそも元の場所に帰ってきたときにすぐに回収してくれたんだろう? と風の可能性を消した。
「うーん、どこ行ったんだろう」
ミライさんは席を立つ。
「もう一度行ってみる」
「僕も行く。交番に届いてるかもしれないし」
「お願いしてもいいかい?」
「もちろんです」
「ありがとう」
コップはそのままでいいよと言うジャスパーさんに甘えて、お邪魔しましたと店を出る。来たときと同じ道を通り、〈境界〉から帰ってきた住宅街に辿り着く。しばらく歩き回り、近くの交番にも行ったがやはりローブは見つからなかった。
「どこにいったんだろう」
「ここにないとなると、あとは……」
片手で頭を押さえ、ミライさんは呻くようにつぶやく。
「何か分かった?」
「……一つは、向こうの世界に戻った可能性。それならいい。でもローブ以外の全ての荷物がこっちに来ているから、それはほとんどない」
「う、うん」
「もう一つの可能性が、最悪」
彼女は続ける。
「こっちの世界の人間が持って行った可能性」
「それって、まずいんじゃ」
「まずい、とても」
手がかりもない。遠くまで行かれたらいよいよ分からない。今まで難なくこなしていた調査だが、さすがのミライさんも今回は苦しそうな表情をしている。もしかしたら先ほど僕が思っていたような、〈境界〉内で気付けていればという後悔もあるのかもしれない。
ぽつぽつと、雨が降り出した。そこで僕は自分の両手が空いていることにやっと気が付いた。
「傘忘れた!」
「そこの公園行こう」
交番を出た先にある大きい公園に向かう。二つのベンチがある場所に屋根があったはずだ。屋根の下まで駆け足で向かい、一旦落ち着く。幸い小雨で服はあまり濡れていないが髪が水分を含んで重くなっている。もう十八時半だ。まだ日は出ているが、そろそろ帰る時間だ。
「今日はもうここまでにしようか」
僕の提案に、彼女は「でも」と悔しそうにする。責任感が強いのは知っている。
「こんな天気だし、もう時間だ。また明日探そう?」
雨が強くなる。さすがに傘なしで走って帰るのも難しい。
「……叔父さんに、傘持ってきてもらうね」
スマホでジャスパーさんに電話する。「ごめんなさい、ローブは見つからなかった」と報告する姿は、いつもの彼女ではないように見えて。どうしたらいいのか分からなくなったとき、いつも一人で完璧にこなす彼女は不安になるのかもしれない。
電話を終え、立ったままジャスパーさんの迎えを待つ。雨粒が地面を打ち付ける音と、屋根から水が流れ落ちていく音を聞きながら。
「雨、あまり好きじゃないかも」
ふと、ミライさんは外にはねている前髪をいじりながらそう零した。
「ミライさんがそんなこと言うなんて珍しいね」
「濡れるしじめじめしてる」
「確かに湿気は嫌だな。晴れている方がいいかも」
晴れる気配のない雨雲を見上げる。まだまだ梅雨は明けないだろう。
「でも僕は、雨も結構好きなんだ」
「なんで?」理由を聞いてくる彼女は、いつも彼女に質問をする僕のようだった。
「うーん。……におい、かな。雨の匂いが好きなのかも。水と夏が混ざったこの匂い」
熱いアスファルトと、土と、冷たい水が混ざった匂い。懐かしい記憶を思い出させるような。でも、どこで嗅いだ匂いなのか。きっと夏のプールの匂いだ。小学校の授業や夏休みで行ったプールの思い出を想起させられる。何か特別なことがあったわけではないが、幼い頃の感覚を引き起こされて、今はない感情をなぞっている。
口にして見て、雨というより夏の雨が好きなのかもしれないと思った。湿度が高いのは許せないが。
「考えたこともなかった」
彼女は僕の言う雨の匂いというのを感じようと息を吸って、吐いた。
「確かに言われてみると雨独特の匂いがある気がする。それでも濡れるのは嫌だけど」
「乾かす魔法、使っちゃえば?」
「ダメ。というかあなたが乾かしてほしいだけでしょう」
「バレたか」
はは、と軽く笑う。彼女の表情も少し緩んだ。
そのとき、知らない声が入ってきた。突然、気配もなく。
「ねえ、魔法が使えるの?」
僕たちはハッと後ろを振り返る。
少女がいた。白と青のセーラー服の上に黒いローブを羽織り、フードを被っている。長い髪は耳の下あたりで二つにまとめられ、フードの中から流れて出ている。ローブは胸元で止められるように留め具がついており、薄ピンク色の宝石が金具にはめられている。
……いつからいた?
彼女は濡れていないので雨が降る前からここにいたことが伺える。しかし僕たちが来たときには気付かなかった。
「あなた、そのローブ……!」
ミライさんが言及すると、少女はおびえたようにローブを掴み、雨の中に飛び出して行く。僕たちの間を通り抜ける瞬間、髪を束ねている薄ピンクの紐が揺れるのが目に入る。紐の先についた紅色の玉の飾りが、雨の鈍い背景のせいか鮮やかに映った。
「あっ、待ちなさい!」
追いかけようと身体を向けるが。
「……消えた」
そこには先ほどと同じ雨の景色しかなかった。
少女は雨の中に消えて行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます