第17話 目覚めたもの

 アリアはあてのない旅が好きだった。何にも縛られない自由な旅。逆に言うと、縛られることほど嫌いなものもなかった。

 アリアは今、森の中を歩いている。

 ウォルターたちに見送られた後、アリアは王都に向かうべく、最短距離のルートを行くことにした。けれども最短ルートを選んだくせに、ちっとも急がずに森の中をさまよう様に歩いている。

 迷うことは苦ではない。つまらないことの方が苦だった。

 それは我慢に等しく、何においても一番に避けたいものだった。努力は苦にはならないが、我慢は苦になる。努力は前に進む推進力を持つが、我慢には停滞だけがある。

 アリシアがアリアとなってから、アリアは我慢をしたことがなかった。

 かといって努力したかというと少し難しく、どちらかと言うと自身を前に進ませるための推進力を自分の中に溜めていたようなものだった。

 修業を終えて森から出る時、アリアは自分がいた領地に戻ることだって出来た。だがその選択はしなかった。戻るという選択をすることに対して、自身の中に何らかの不足を感じた。

 アリアはその不足を埋める必要を感じていた。

 そしてあの街で、他人の為もしくは自分の誇りのために、命を燃やす人たちを見たり、参加したりすることで、その不足が埋められていった。

 あと少し、そんな気がした。

 最後のピース。それはとても得難いものであるように感じた。 


 ――まぁ、楽しければいい。


 苦しむことが美徳であるはずがない。苦しみの中にある楽しさを否定するわけではないが、どれを選択するかは可能であるべきだ。

 そんなノリで、道も確認せずに森の中を歩いた結果、アリアは出るための方向すら分からなくなっていた。ノリで歩いた結果である。さすがに方向くらいはおさえておくべきだった。


「まったく、慈善活動じゃあるまいし」


 不定期で襲ってくる魔物を斬り捨てつつ、進んでいく。アリアが去った後は、ただの肉となった魔物が点々と落ちていく。そしてゴブリン等の弱い魔物がその肉にむらがっていく。そうしていると、いつの間にかゴブリンが遠くから付いてくるようになった。襲ってくるような様子はなく、ただおこぼれに預かりたいだけのようだった。

 不意に甘味を欲したアリアは、その辺の木になっていた適当な果実をむしり取ると、かじりついた。


「んまい」


 全身が痺れるようなエキセントリックな果実だった。真っ黒な見た目に、おどろおどろしい赤い紋様のような柄、中身は真っ白だった。口の中で種を割ると、


「うえっ」


 苦い汁が出てきた。そのあまりの苦さに吐き捨てた。腹が立って、果実を投げ捨てた。舐めただけで死ぬかも知れないような苦さだった。


「冗談じゃない」


 苦みが口内に残った。

 天国から地獄。美味からゴミ。アリアはぷんすかした。

 そんなアリアがいる森には、他にも複数の人間が存在していた。その数は少なくはない。




 ◇◆◇




 生きるものあれば、死ぬものもある。

 中には、死にながらに生きるものもあった。

 ギデオンが城を発つ直前に出した命令がそうだった。ギデオンはあらゆる全てをもみ消すつもりだった。失敗を恐れ考えられたその発案は、いくつかの偶然の中で生きていた。


 第一段階は王子を領地から追い出すこと。

 第二段階は王子をこの世から追い出すこと。


 初めは第一段階のみの予定だった。だが、グレイストーンの反乱の報を受けたギデオンは第二段階まで発令した。

 失態を取り返す逆転の一手。

 王子の首を、自分の所属する派閥のトップに届ける。トップの宰相は恐ろしい男だった。だが、明確に分かりやすいところもあった。それは結果をもたらせば、多少の失態は考慮してくれることであった。ギデオンは賭けるしかなかった。


 ギデオンは各地の駐屯地に伝令を飛ばし、兵を領都に集めるように指示を出していた。王子にこの領に居続けることに危機感を抱かせることにより、王都へ帰らせようとした。そして兵の集結のタイミングを意図的にズラすことで、ある一点に誘導する。

 領を抜け、王都へ帰るための最短のルート。 

 後はそこに伏兵を配置しておけば、王子が帰るのは王都でなく土となる。

 やるからには確実に仕留めなければならない。

 ギデオンはいては失敗することを知っていた。そのため、大金も出してプロも雇った。追い込んで、疲弊したところを確実に刈り取る想定だった。


 しかし、ギデオンは死んだ。必然、集結した兵たちは解散することになった。

 王子は事態の沈静化、そして治安の維持を図る必要を感じ、自分が連れてきた兵を秩序を保つために使った。王子の兵は多くない。視察という名目で連れてきた兵である。この地の周辺にいる兵の方がずっと多く、状況としては敵味方定かではない者たちに囲まれていることになっていた。

 王子は残るべきか、帰るべきか判断を迫られた。

 もし何かがあって襲ってこられた場合、自分たちだけでは守り切るのは難しい。その上、戦闘になれば、領都内の兵も外に呼応して内側から崩される可能性だってある。

 当然援軍は要請しているが、到着がいつになるかは分からない。

 去るも残るもリスクがあり、明確に正解といえるものがなかった。


 悩みに悩んだ結果、王子は帰ることを選んだ。王子は待つリスクの方を嫌った。待っている間に、援軍に対して敵対陣営が細工をすれば、全てが無に帰すことだってあり得る。その場合、功績と共に、命までもが失われてしまう。

 であれば、迅速に帰らなければならない。最短ルートを選んだ。

 王子は、治安維持のため、そして後ろから襲われてはいけないと、兵の大部分を領都に残し、最低限の護衛だけを連れて帰ることにした。

 王都への最短ルートは、森を抜けるルートだった。




 ◇◆◇




 王子は森を前にして、不安を感じた。

 森は木々が多く、日中でも薄暗く見通しもすこぶる悪い。道はそれなりに使われているのか、馬車が通れる程度には整備されているようだった。道の上だけが人工的であり、少しでも道の外に出れば鬱蒼とした森という自然が待ち構えていた。

 その見通しの悪さは、隠れるにはうってつけだった。

 ギデオンの命令により森に潜んでいた兵は、自分たちが気づかれることがないまま、一方的に王子の姿を捉えた。

 この潜んでいた兵たちは、領都の情報をまだ得ていなかった。そんな中、森で見張っていた兵が王子たちを見つければどうなるか。王子の連れている兵は少ない。まるで兵を削られて逃げてきたかのようにも見えた。作戦が実行されていると判断するには充分だった。


 そんなわけで、命令だけが生きた状態で王子を襲った。

 王子は必死に駆けた。連れてきた兵たちが自分を守るために傷ついていく。身を張って時間を稼いだ者も、ついに走れなくなった者も、後ろにして駆けなければいけなかった。

 気づくと、周りには十人たらずの兵しか残っていなかった。王子たちは追い立てられるように森の奥へと進んだ。戻った方がいいのではないかという意見も出たが、すでに森の七割程度は進んでしまっていた。これで戻って失敗すれば、倒れていった兵は何だったのかと思うと、その選択は難しいものだった。


 ――行くしかない。


 意見を一致させ、歩みを進めた。

 しかし、そこからさらに進んだ辺りで、兵士ではない集団に襲われ始めた。黒尽くめの正体を隠した集団。暗殺を生業とした者たち。兵士と違って、見つけ次第襲ってくるわけでもなく、狼のように遠巻きに監視しながらに近づいてくる。いつ襲ってくるか分からない状況に、常に全力で警戒させられ、体力も気力も削られた。酷く疲労困憊し、絶望すらよぎった。このままであれば待ち受けている運命は破滅であろう。


 王子たちは身を隠すために、道を逸れて森の中へ入ったが、その後何度も道に戻った。森の道は一本道であることを、地図で確認していた。つまり、森を走り回って方向感覚を失ったとしても、道さえ見失わなければ、進む方向だけは再確認出来た。


 ――森に入ってから、何日経っただろうか。


 疲労が重なり、日に日にやつれていく屈強な兵たち。王子は初めこそ謝罪の言葉を口にしていたが、途中から止めることにした。自分だけが楽になる言葉を吐いて、兵たちに負担をかけているような気がした。王子は、心の中の後悔の念をぐっと押し止めた。


 ――歩き続ければ、いずれ。


 と、皆が思い、ただただ歩いた。


 ――いつか光明が見えれば。


 運とは運であるために気まぐれである。

 一方的に偏ることもしばしばで、その理不尽さに不満を覚えることも多いが、逆に傾くことだってある。

 天秤はどちらにも傾く。

 それは運の天秤であっても同じだった。

 その天秤は王子たちにようやく傾いた。それも謝礼が含まれているかのように、極端に。



 天秤に乗ったのは、一度見たらそうは忘れない少女だった。

 森の中、小さな鼻歌が響く箇所があった。その鼻歌は楽しそうというより、暇だからといった様子で、特に感情が乗っていなかった。

 それでも音がいいのか、心地の良い響きだった。

 濃い桃色の髪を揺らしながら、少女は足場の悪い道を苦もなく歩いていく。


 アリアは甘いものが好きだった。ウォルターに持たされた携帯食料は甘くなかった。もういっそスイーツが食べたかった。何より、もう森も飽きたし、抜け出たかった。

 お腹から空腹の知らせが鳴る。腹を満たすには肉でも食うのが手っ取り早いが、適した調味料がないために、正直美味しくなかった。けれども空腹には違いないので、お肉を目当てに耳を澄ましてみると、


 ――おや?


 少し遠くの方で、妙な雰囲気があるのを感じ取った。金属と金属がぶつかり合うような音。人の声。つまりは戦闘音。

 アリアはひらめいた。天才的なひらめきだった。


 ――加勢してご飯を貰おう。


 アリアは駆けた。森の中を移動するのは慣れたものである。障害物などないかのようにすいすいと進んだ。しかし、こんな所にいる人間が持っている食糧は、自分と同じように携帯食料であろうことに気づいていなかった。彼女は天才的だった。

 

 アリアが止まったのは、横に傾斜がある道の上だった。

 傾斜は人間二人分くらいの高さがあり、下の様子がよく見えた。

 金髪の十代くらいに見える男を、十余名の兵が身を挺して守っている。その前後を、昼にはあまり似つかわしくない黒尽くめの集団が挟み込んでいた。


 ――似た光景を知ってる。


 アリアの頭の中に、自分が領地から逃げる時のことが流れてきた。 

 似ている、と思った。

 あの時の自分はどうだったか。誰が生き残ったのか。分かっているのは、自分と、自分を害そうとした二人だけ。それ以外の生死は分からない。いずれは確かめなければいけないだろう。

 アリアの気が高ぶった。

 手が剣を抜いた。足が勝手に踏み出そうとした。

 そのまま飛び出す寸前、動きを止めた。


 ――よくない。


 事情も知らずに斬りかかるのはどうであろうか。得るべき情報があるはずだ。

 アリアは踏みとどまった。

 ちょうどよく、何やら会話しているようなので、聞いてみることにした。

 斜面下の道では、戦闘が行われた形跡があるものの、今ではにらみ合いが起こっている。

 金髪の十代の男、王子が一歩だけ前に出ると、口を開いた。


「お前たちの依頼主のギデオンは死んだ。ここは退くべきだ」


 と、言葉で退かせようとしたが、


「なるほど分かりましたと、なるとでも? そんな口車に乗せられるようじゃこの稼業は出来ない」


 上手くはいかなかった。

 答えた暗殺者のリーダーと取れる男は、じっと王子を見据えた。

 王子の額に汗が滲む。

 拭う余裕もなかった。何が起点となって戦闘が起こるかも分からない。

 王子は唾を飲み込んだ。


 ――ここで決める気か。


 直接出て来たということは、ここで終わらせるつもりだろう。それも夜ではなく、日中に。これは逃さないために明るい時間を狙ったのだろう。戦闘になったら勝てると思ってでもない限りは採り得ない選択だ。

 王子は粘った。


「だが、実際に依頼主はこの世にいない。無駄働きは嫌なはずだ。それに、我々もただやられるつもりはない」


 犠牲を暗示させた王子に、暗殺者のリーダーは鼻で笑った。


「一つ勘違いをしている」

「何がだ?」

「依頼主からの報酬はもちろん高額で、前金も既に貰っている。だが、そんなことはどうでもいい。――分からないか? お前の首にはそれ以上の額が付く。依頼主の生死など些細なことだ。ここで争えば、何人かの犠牲は出るだろうが、その首には充分に見合うリスクだ」


 王子は激昂した。


「――国難を引き起こしてもか!」


 叫ぶような訴えも、


「国難なら既に起きている。だが俺たちには関係がないことだ。それどころか仕事が増える」


 意味はなさなかった。

 王子は吐き捨てるように言った。


「……信なき者め」


 その言葉にも意に介した様子はなく、視線まで外して周りを見回した。


「さて、お喋りも充分だろう。これだけ喋って誰も出てこないとなると、――どうやら伏兵も居ないらしい」


 暗殺者たちは王子の動向を観察しており、辺りにそういう者がいないことをあらかじめ確認していたが、その上で念を押して最終確認に及んだ。

 その場の全ての人間が身構える。とりわけ王子の護衛たちの表情は険しい。疲労が重なった上でのこの正念場。暗殺者たちのたたずまいから、随分と場慣れていることが察せられた。手練れだろう。犠牲を抑えられるかではなく、この場を乗り切れるかということに目標が切り替わる。だがそれも可能かどうか。


「……王子、申し訳ありませんが」

「気にしないでくれ。謝らなければいけないのならば、決断した僕の方だ」


 王たる器とは何を指すのだろうか。誠実さ、能力、人望、上げられるものはいくつもあれど、決定的なものはない。しかしその上で最も近しいものとして上げるのであれば、運ではないだろうか。


 天命がはかられる。

 天秤が、一人の少女により傾いた。

 傾斜の上から飛び出た人影。

 それは暗殺者のリーダーに向かって行った。

 進路を防ぐように人壁が出来る。


「何者だ!」


 答えはない。

 代わりに、血が桜の如く舞い散った。

 花びらが吹き荒ぶような猛烈な突進。

 暗殺者たちは突如の事態にも関わらず、動じずに向かい打ったが、即座に斬り伏せられた。花びらが増えていく。闇に身を置き久しい者らが、ゴブリンの如く斬り払われていく。

 暴風の進路の先、自分が狙われていることを察した暗殺者の男は、手にした暗器を見やすいように上に掲げた。


「――近寄るな!」


 気を引き付けるような大きな声。言い終わると、掲げた暗器を投擲する。少し遅れて、男の裏にいた者たちが向こうからは死角になるようにして暗器を放った。

 その暗器は弧を描くように広がった後、内側に収縮するように乱入者の少女に向かって行った。

 少女は一歩、足をとどめると、さっと剣を振り払った。

 暗器が全て落とされた。

 風が吹く。

 距離が、近い。


「――退くぞ」


 男は決断した。

 だが、迫りくる剣、男は身を引いた。

 剣の先が男の片腕を掠る。


「っち」


 男は腕を斬られながらも、もう片方の腕から、三本の暗器を投げた。

 顔を狙ったそれは、首をひねられてやすやすとかわされた。

 だが、仕込みはまだあった。

 身体を捻り、右足を小さく払うようにして蹴り、靴の先から仕込み針を飛ばす。

 それも半身でかわされる。

 男はその回避挙動を見てから、口からも針を飛ばした。

 だがそれも避けられた。


 ――めちゃくちゃだ。


 愚痴に浸る余裕もなく、次なる一振りが来る。

 何とか身をよじり、身を斬られながらも、傷を浅くした。

 そこまでやって、ようやく援護の投擲が周囲から放たれた。男はその隙に大きく距離を取り、そのまま逃げ出した。




 ◇◆◇




 窮地を救われた王子は、乱入者を見た。


 ――味方だ。


 王子はそう確信すると、護衛の間を縫って近寄り、握手を誘って手を出した。

 握り返され握手が成立すると、ぐっと引き寄せられた。

 首に刃が当てられる。


「なっ」


 目を見ると、新緑のような翠緑の瞳と目が合った。

 軽く押され、距離が離れる。


「……警戒心なさすぎじゃない?」


 心配そうにそう言われた。


「え、いやまぁ……」


 剣を納めると、手を出された。

 今度こそ握手だろう。

 手を握ろうとすると、すっと腕を下げられ、かわされた。


「……後ろで心配そうに見守っている人たちが可哀想だよ」


 王子が振り返ると、やきもきしたような兵たちが見えた。


「でも助けてくれたじゃないか」

「そういう罠かもしれないし、商売敵かもしれない。人がいいというかなんというか」


 王子はうつむいた。


「苦手なんだ」


 しょんぼりしながら続けた。


「人を疑うということがどうしても苦手で、目一杯気を張らないといけないんだ」

「今は気を張る時ではあったけどね……。それに首に剣を添えられた後に、後ろに振り返るのもまずいよね」


 それどころか明確に暗殺者に命を狙われたばかりでもある。ここで気を抜けるのはもはや才能である。

 アリアは何だかこう、……ひたむきに頑張ってる小動物を見ている気になった。


「……すまない。そういう性分なんだ。失敗もしてるから直したいんだけど、それが良いという人も多くいて、僕は出来れば皆が喜ぶようにありたいと願っているし、まあ何というか……」


 アリアは目を丸くした。

 天然記念物にでも会った気になった。実際はそれ以上に希少な存在ではあるが。


 ――さっき周りの兵士が『王子』って呼んでたけど、これは嘆いた方がいいのでは。


 所属感は恐ろしく低いとはいえ、自国の王子である。出来れば有能である方がいい。判断するには早すぎるが、この警戒心のなさは怖い。


「その何ていうか――」


 アリアは続きの言葉が出てこず、


「そのあれだ、頑張ってね……」


 あまりにも拙い励ましになった。


「ありがとう。励みになるよ」


 王子は嬉しそうだった。

 アリアは見えない涙が出そうになった。

 話していると、後ろで心配そうに見守っていた兵たちも寄ってきた。

 今まで割り込んでこなかったところを見ると、職務の放棄というよりは、妙な意味でよく訓練されているのだろう。

 アリアと兵士がいくつか会話をして、敵対の意思がないことを確認し合うと、王子は満足そうにして、


「お礼もしたいし、一緒にどうだろう?」


 と、同行を願い出た。

 アリアは前世の時、小さい頃に家で飼っていた猫のことを思い出した。

 自分で高いところに登っておきながら下りられずに「にゃーにゃー」鳴いたり、小さな蜘蛛が視界に入ってくると飛び上がって驚くような猫だった。

 改めて王子を見ると、にこやかな表情をしていた。


 ――放って置くと、滑って転んで死んじゃいそう。


 アリアは慈善活動に目覚めた。

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