第30話 球技大会のチーム決め
高校では、1学期の終わりと3学期の終わりに球技大会がある。
中学の時はクラスマッチと言っていたが、内容は大して変わらない。
強いて言うなら、種目が基本球技とみんな考えてるってことくらい。
高1の3学期は、ソフトボールと…何だったかな笑
何かもう1種目やった。
各クラス男女別でAチームとBチームの2チームずつ作り、Aチームは他クラスのAチームと、Bチームは他クラスのBチームと戦った。
チーム編成は、体育の先生から直々にチームキャプテンに指名された、(運動委員(球技大会を運営する委員)の)ひさめさんと、(体育係の)すみだんが2人で考えていた。
先生のお気に入り兼運動神経の良い仲良しコンビってことだな。
ひさめさんと同じチームになれないかな~なんて淡い期待を抱いていたら、瞬く間にチームメンバーが発表されて、まず自分を探す。
自分の名前が書かれてそうな高さを見てみると、Aチームにあった。
しかし問題はここからだ。
正直AかBかなんてどうでもいい。
対戦相手も気になるけど、1番大事なのはチームメイト。
息を殺して視線を上へ滑らせ、Aチームという文字を確認して、その下を見る。
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