第12話 幼馴染に片想い?

少し時は戻るけれど、私は小5から高1の4学末まで、相川陸人あいかわりくとっていう男子に恋をしてるつもりになってた。

実際は、幼い私が男女間の友情を理解できなくて、仲良くしたいってことは恋愛として好きってことだと自分に思い込ませてしまっただけだったんだけど。


その子は、幼稚園に入る前2歳くらいから同じ英語教室に通ってて、幼稚園は違ったけど、小1で変えた先の英語教室も一緒(2人とも小4くらいで辞めたけど)、小中高と一緒のいわゆる幼馴染みたいな感じ。

幼稚園違ったのとお互いの父親を知らなかったのが惜しいね。

ツンデレな私たちは、これを腐れ縁って表現してたんだけど笑。

多分私は読んだ恋愛漫画とか恋愛小説に入り込みすぎて、幼馴染と付き合って結婚しました!みたいな展開に憧れてたのもあるのかもしれない。


小5のクラス替えで同じクラスになって嬉しかったのが、意識し始めたきっかけで、何回か思わせぶりな素振りもされて、両片想いなんじゃない?って思ったこともしばしば。


でもりっちゃん(相川陸人あいかわりくとの愛称)には妹さんが2人いて、女子と接するのに慣れてただけなんだろうと後から思ったけど。

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