主張強めな自分の作品解説

第3話 『月の綺麗な夜に』について

こちらはカクヨム様から「性描写、直して」と、連絡が来た思い出深い作品ですw

BL作品として二作目でした。

カクヨム様から連絡が来たことにショックを受けた私は、しばらく非公開にしておりました。

ですが、私にとって身に余るような素敵なレビューをいただいていたこともあり、やっぱり多くの人に読んでほしいな、と思うようになりました。

なので、描写をカット&直して公開にしました。

そして私はその反動で、性描写を練習しようと思い立ち、BL専門サイトに羽ばたいて行ったのでしたwww

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今回は主張よりも、作品への一人語り強めです。

ご興味がある奇特な方は、本編読んでからが良いかと。

一万字です。

▼月の綺麗な夜に▼

https://kakuyomu.jp/works/16817330667924127716/episodes/16817330667977844534

主人公の望月は、デキる子だったのに家庭の機能不全のために、人間関係に難ありな男になります。

早坂に惹かれたのは、父親のような安心した優しさがあったから。

父親に助けてほしかった気持ち、そういう父親のような、強く優しい男になれない悲しさを望月は背負っている。

あえて望月の内面は謎のままに、早坂視点で書いて、”不思議な人だった”という記憶の物語にしたいと思って書きました。

で、性描写ですが、”性行為中だけが、望月が素直になれるとき”なのですよ……。

そこが、カットなんやで。

そりゃ困るよ……www

なので、性描写有りと、無しでは、結末が違います！

無しのこちらバージョンは、早坂は「望月かわいそう。感謝してる。自分で良ければ、望月の癒しになろう」くらいですが、有りバージョンは、「何そのギャップ！　めっちゃかわいい！　もう望月は俺のもんだって叫んで歩きたい！」くらいにハマるのですwww

有りの方は、さらに早坂の男も上がり、ママ友からも誘われちゃったりしますが、「望月の魅力には敵わないよ」と全くなびかない。

そんな望月ラブになった早坂は、会社でキスを迫るという、物語の最初の場面の再現があります。

あの上司の気持ちがよくわかったんよ！w

だから、別れのシーンなんて、早坂にとっては悲しいに決まってる。

そんな、違いがありました。

どちらも好きなので、あえて残しておりますが、俗っぽい方が色々な望月を書けて楽しいだろう、とは思います。

私の創作キャラの中でもトップクラスに好きなキャラなので幸せになってほしい、と思い、続編を書きました。

十年後くらいなので、おっさんになってます。

ちゃんと十年分の成長、変化込みの続編。

キャラクターにも、人格、人権、人生を持たせたいので、年齢に適した葛藤があったでしょ、望月にも！というスタンスです。

続編は続編で良かったですが、若かった望月のエロスをもっと書きたい気持ちもあります。

書く時間が足りない！

自分を分身させたいw

ちなみに、望月の大学時代を書こうとして考えていたネタが『桜狂い』です。

大学時代に、友情とも愛情ともつかない、淡い関係があった……と、したかったのですが、ちょっと事情があり、やめました。

望月の内面ネタバレは、続編で書いてるので、その辺のモヤモヤはなく。

続編の解説も書けたらな、と思ってます！