39話 雷纏

~すずはside~

「ミック様四天王の中でも2番目に強い私と戦うことになるなんて、不運だったわね。」

「あなたこそ、相性の悪い私と戦わないといけないんだから運がなかったようね」

お互いに相手のことを煽りまくる

「いくよ、雷魔 雷鳴かみなり

「アクアウィップ」

「水なのに雷に打たれても大丈夫なんだ」

「ちっ、ここまで威力が高いとは」

「攻撃してこないの?」

ウィンディは、私の攻撃を避けるだけで、攻撃をしてこれるほどの余裕はないらしい。

「さぁ、どんどんいくよ」

「雷魔 豪雷ごうらい

空から、大量の雷が降ってくる豪雨ならぬ豪雷である。

「なななな、なにを、した、の」

「雷を降らせただけよ。」

「うぉァーー、ウォータークラスター」

私の周りを水が囲んでいく

「どうしよっか」

「終わりよ、私に本気を出させたこと、あの世で後悔しなさい。」

水のドームが私を包む、ドームの中に水の刃が出てきてだんだんドームのサイズが小さくなってきた

「少しやばいかな」

「終わりよ!」

「雷魔 雷纏らいまとい

ドームが完全に縮まった

「ふははははは、私の勝ちよ!相性が良いなんて舐めてた割に弱かったわねぇー」

「勝手に人を殺さないでくれるかな?」


ドームが縮みきる少し前に、私は雷纏を発動した。この技は一時的に私の体を雷そのものにするものである。使える時間はまだ5秒くらいだけど。この能力を使って私は、水のドームから出ることができたのだ


「嘘だ〜、なんで、どうしてぇーー」

「アクアウィップ」「ウォータースライサー」

やけになったのかウィンディは、荒々しい攻撃を一気に放ってきた。

「もう、終わらせてあげる」

「雷魔 建御雷タケミカヅチ

私の獣器 エレクトリックシューターから雷の槍のような鋭い刃をとばした

「呆気なかったわね」

「はるかちゃん、終わったよ」

「OK、出来たら私のところ来て欲しい共有しときたいことがある」

「わかった、今から向かいまーす」

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