32話 2日目③

~さえside~

はるかちゃんから、連絡でじんが外に出れたと聞いて、成功して良かったと思ったし一緒にいためいと、めっちゃ飛び回った。

私たちは、情報をもっとしっかり聞くために一旦教室へと戻ることにした。


「実験が成功したって本当?」

「えぇ、多分結界の外に上手く出られたと思う。あとは、やる事やって戻ってきて貰うだけよ。だから、私たちは結界内で問題が起こらないようにね」


私たちが話していると、そこに莉央りおとそのほかの能力者が入ってきた

「あの頼みがあるの、私達にも何かさせてくれないかな?」

「みんなには説明したでしょ結界内では能力を使うのは困難だって」

「まって」

はるかちゃんが協力を断ろうとするのを私が止めた

「料理とか人手がいるところはあるし手伝ってもらうのはいいんじゃない?別に能力を使うってわけではないんだし」

「わかったよ、さえがそこまで言うなら」

はるかちゃんは今、じんがいないから自分の能力で学校内を索敵しながら、私たちをまとめたり副リーダーとしての仕事もこなしている。だから、流石のはるかちゃんもいっぱいいっぱいなんだと思う。私には、そんなこと出来ないからじんがいない分もはるかちゃんのサポートしないとね

「じゃあ、料理ができる人は後で調理室行こっか、みなととヴェルファルも一緒に行ってあげて」

「さえ、ありがとう」

はるかちゃんに感謝されてしまった。

「まぁ、困った時はお互いさまだよ」

「そっちは任せるわ、私はこっちに集中しとく」

「わかった、頑張る」

そんなこんなで私がじんくんが帰ってくるまでの間みんなの指揮を執ることになった


調理室に向かったみなとたち3人とはるかちゃんを除いた私たちは、りお達に生徒や先生の様子を聞いていた


「まだ、みんな元気だよ。1日しか経ってないし、お泊まり会みたいな感じになってる。ご飯も出るし、ただ1日寝ただけでみんな布団が欲しいというのは聞いたよ。無理だと思うけど」

「じんならしっかり、買ってきてくれるでしょ」

みくがつぶやいた

「間違いないな」 たけるが答える


「まぁ、あんまり心配する必要もないと思うから気にせずに私たちは、侵略を警戒しよう。

りおちゃんたちは、はるかちゃんとちなちゃんのサポートでよろしく」



そんな会議から、2時間がたった頃私たちのもとに「じんが戻った」という情報が届いた

早く行かなきゃ、私は一緒に巡回していたみくに許可をとって急いでじんくんのところに向かった。

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