30話 2日目①
朝起きると隣にさえがいた。さえはもう起きている。とても嬉しいが、朝から少し悪い気がしてしまう。
「おはよう」
「おはよ、迅くん」
俺は男子の中で1番に起きたっぽい。
「みんなもおはよう」
「「「「「おはよう」」」」」
「「おはよう」」
次いでたけるとみなとが起きる
「よし、ヴェル、ファル、みなと早速で悪いが全校分の朝食を作ってくれ」
「「承知しました」」
「わかった任せてくれ」
「使う食材はなんでもいいぞ」
「はいよ」
そう言って、3人は料理にをしに向かった
現在時刻 午前8時10分
「よし、料理が完成する前に、今日することをまとめるぞ」
「まずは、それぞれ今日しなきゃ行けないとおもうことをあげていこう」
「食材集め」「防衛の強化」「結界の外に出る実験」「みんなへの状況報告」「しっかりとした寝床の確保、多分みんな硬い床とか机の上で寝てるから体が痛いと思うから」
その結果
・結界の外に出る実験が、誰か一人でも成功すれば食料問題は、解決するとしてまとめられた
・防衛に関しては、いつ襲撃が来るか分からないから、来たらその都度俺らが倒すということで一旦まとまった
・みんなへの状況報告は、みんな混乱するだろうから一旦パス
・ちゃんとした寝床に関しては、怪我している人や、体調が悪い人がいれば保健室のベッドを 使ってもらうということで、それ以外の人に関しては一旦パスということになった
結界から出る実験をして、成功すればほとんどの悩みは解決出来るということで、今日は午前中に実験をすると言うことになった。
ピンポンパンポン
『みなさーんおはようございます!朝食が出来ました。昨日の夜と同じように1階のラウンジに取りに来てください』
みなとの放送が、全校に響いた
俺たちは、みなと達が料理を持って戻ってくるのを待った
「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」
みんなでいただきますをしてから食事中にみなとたちに今日することを話した。
「「「「「「「「「ごちそうさま」」」」」」」」」
「よし、いくか」
俺のその言葉で俺とはるかは、校門へと向かう
ちなみにちな以外の他のメンバーは、襲撃に備えて、外で巡回をしている。
「まずは破壊できるかだな」
魔力を多めに込めて能力使ってみるか
「炎魔
「ダメか、ビクともしてないな」
するとはるかが
「ねぇ、少し聞いてほしいんだけどさぁ、この結界の原理は、この結界内の魔力を吸い取って少しずつ外へと出していくことだと思うんだけど、どんな結界でも1箇所に膨大な魔力をそれも超時間流し続ければ壊れるまでは行かなくても通り抜けくらいはできるかも。結界術は世界系の能力とは違って、使おうと思えば誰にだって使えるから」
「わかった、やってみる」
俺は返事をして、体に魔力を集める。
「こんくらいでいいかな?」
手で結界に触れようとすると、俺の手は結界の外へと出ていた
(よし、いける)
「はるか、食料集めと外の状況確認をしてくる」
「OK、みんなに伝えとく」
~~~~~
二日ぶりに結界の外に出た、改めて結界内の魔力が少ないことを実感する
俺が活動を開始しようとすると、目の前に奏さんが現れた
「どうしたんですか?」
「あぁ、はるかにじんが外に出れたと聞いたんでな、あわてて追いかけてきたんだ」
「わざわざ、ありがとうございます」
「まずは、買い物ですね」
「いや、それなら本部の
「まじですか!ありがとうございます。じゃあ食料は、最後にまとめて持って変えればいいですね」
俺は心の中で
『そういうことなんで、魔力溜め込んどいてもらってOK?』
『任せろ!』
焔との話を終えて、奏さんに話しかける
「じゃあ、今度は布団を探しましょっか、きついでしょうけど、せめて全校生徒の半分の数は集めたいです。持ち運びは、焔の胃袋の中にでも入れておけばあまり時間経過もないんで大丈夫だと思うんで食料もそうやって運ぼうとおもいます。」
すると、奏さんが苦笑いしながらこんなことを言ってきた
「そうか、頼もしいな」…………と。
俺は奏さんとテレポートで北海道へと向かった
そこで茜さんに状況を話すと、本部にある使われていない分の布団を全部貸し出してくれた。
ちなみに、奏さんのテレポートは、2人までなら一緒にテレポートできるのだが、その分必要魔力が増えてします。そのため、結界から俺たちを連れ出すのは無理だったのである。
東京へと戻ってから奏さんと会話をする
「結界外は、今どんな感じなんですか?」
「特に目立った進行はない」
「奏さん、俺たちは殲滅部隊の上層部に侵略者との繋がりがあるやつがいるかもと、睨んでいます。うちのヴェルやフェルがそうであるように、侵略者にも意思疎通が出来るやつがいることはわかっていますからね。
俺はこの後荷物を持って、結界内に戻ります。だから奏さんにはこっちで情報を集めて欲しいです。意図的に東京の学校を襲わせた犯人を!」
「わかった任されよう」
その会話を最後に、俺は奏さんと別れた
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