26話 結界

普段通りに地下の教室に向かう途中、学校から出ようとしている生徒が、正門で立ち止まったのだ。いや、なにかにぶつかって出られないそんなふうに見えた。

俺は気になったので、正門に向かいちょうどそこにいたクラスメイトへと声をかける

「どうしたんだ?」

「いや、なんかわかんないけど外に出れないんだよな」

やっぱりか、近づいて気づいたが、学校全体が魔力結界で、おおわれているっぽい。

「悪いな、急に話し掛けて、俺はとりあえず部活に行くよ」

「おう、気をつけてな!」


スマホは、圏外になっている

奏さんに伝えないとな

スマホに魔力を流して奏さんに電話をする

「奏さん、学校が結界で覆われてます」

『なに?』

「転移でこっちに来れますか?」

『無理っぽいな』

「そうですか、魔力を多めにつかってやってみてくれますか?」



少しすると

「奏さん」

「来れたな」

目の前に、奏さんが現れた

「能力を使うのに必要な魔力の量が増えたいや、魔力の循環が無くなったのか。

あんまり能力は使わない方がいいかもですね。

体内の魔力がなくなったら、戦えなくなりますからね」

「お前は大丈夫なんだろ?」

うちはみんな大丈夫だと思いますよ

幻獣は魔力製造機と言っても過言では無いですからね。」

みなとは、魔力量がうちのパーティーで1番多い


「奏さん、全校生徒を体育館に、そしてうちのパーティー以外の能力者に能力の使用禁止を伝えてください」

「わかった。お前たちはどうする」

「うちのメンバーは警戒にあたらせます。こんなことしてきた以上何も無いなんてことはないでしょうから」


プルルル

『もしもし あんたの様子がおかしかったから、みんなには警戒をするようにと伝えたけどどうする?』

「わかったありがとう、多分この結界は魔力の循環を断つ結界だと思う。むやみに、能力を使わないように伝えてくれ。あと、多分なんかが攻めてくる、侵略者かもしれないがピンポイントでここを狙ってきたと考えると、人間 しかも殲滅部隊に関連している奴が関わっていると考えた方がいいと思う。みんなにも伝えといてくれ。」

「りょーかい」


「じゃあ、奏さん 頼みます。」

「任せてもらおう」



しばらくすると校内放送がなった

『全校生徒に連絡する、至急体育館に集まりなさい。誰1人余すことなく体育館に集まってくれ。なるべく、早く頼むよ』


「俺も頑張りますかね!」





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