10話 たける

~たけるside~

俺は今1人で、岩手県へと投げ出された。

俺は、はるかにオペレーションしてもらいつつ、現場へと急ぐ。

「こっちであってんの?」

『あってるから、黙って進んで』

なんということだろうか、何故か俺にだけ当たりが強い。

「はいはい、分かりましたよ」

『よろしい』

『その突き当たりを右に曲がったら現場、

あとはよろしく』

「はいよ」

「行くぜ、能力 青龍」

「空魔 ウィンドスラスト」

よし、ある程度は倒せたかな

「ちょっと待って、急に出てきて

あなた何者?」

岩手県の殲滅部隊副部隊長さんらしき人が俺の動きを止めた

「今は、そんなことどうでもいいだろ、俺がやるから下がってろ」

「ちょっと待って、あなた一人でなにができるの?」

「ついさっきやったろ、半分近くを一気に倒した。あと俺は『あなた』じゃなくてたけるだ」

「くっ」

「君らこそ、俺無しでこの数倒せるわけ?」

俺の言葉に副部隊長さんは何も言えない

「とりあえず俺が終わらせる、話はそれからだ」

「話は終わったか〜」

侵略者(オーガ)のリーダーらしきやつの発言だ。

「悪いな、またせたみたいで」

俺は、相手に返事をする。

「さぁ、やってやろうか!」

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