07話 さえとめい

~さえside~

「兵庫県上空着いたよ。」

はるかちゃんが私たちに声をかける

「わかった、ありがと〜、終わったら連絡するよ」

そう言って、私とめいちゃんは拠点から飛び降りた。私の能力は、幻獣 アイスドラゴン(雪)

めいちゃんの能力は、幻獣 朱雀

である。だから、私たちは背中に羽を出して飛ぶこともできる。

「いた、多分あれだよ」数分飛んできると

めいちゃんが私より先に、敵を見つけてくれた。

「よし、頑張ろ!」「だね!」

そう言って、私たちはスピードを上げて飛んでいく。



「おい、なんなんだ君たちは、ここは危険なんだはやく、逃げなさい!」

現場についた私たちは、戦っていた男の人からそんなことを言われた。

「私たちは、東京から助けに来たんですよ!」

とめいちゃんが怒り気味に言う。

すると周りの人達、「なんで助っ人が女子どもなんだよ」とイラついたように言ってきた。

そんなこと言われてしまったので、私はついカッとなって

「もういいです、私たちは何もしないので、あなたたちだけでやってください!」

と言ってしまったのだ。あーーーー

どうしよ、バレたらじんくんに怒られる~

そんなこと考えていると、めいちゃんから「何言ってんのよ」と言われてしまった。

「ごめんって、反省してる」

とりあえず、私たちは空から様子を見ることにした。


「なんだ、仲間割れか?そんなに余裕ならこちらから行くぞ!」

「能力 ミストレーザー」

「これは、ヤバくない」

「まさか、あんな偉そうだったのにこの程度の攻撃であわてているなんて、信じらんない」

「ほら、そんなこと言ってないで助けるよ」


「氷魔 氷のアイスキャッスル

「もう邪魔なんで、そこから見ててください」


私たちの武器は、銃である、それもただの銃ではなく、はるかちゃん達がつくったものを幻獣に体の一部として、取り込んでもらった、つまり幻獣の一部となった、そう獣器とでも言うべき武器である。


そして私ちは、空から

「氷魔 氷の増殖アイスインクリーサー

「風魔 切り裂くウィンドブレイク


「これで終わりかな?」

「終わったっぽいね」

「「イェーイ」」そして私たちは、ハイタッチをする。

ちなみに、さっきまで私たちのことをバカにしたようなこと言ってた人達は、みんな涙目になっていた。

なんでだろ?

「さっきは酷いこと言ってごめんね」

「はるかちゃーん、終わったよ!」

『お、思ったよりはやかったねー、OK今から迎えに行くよ』

「はーい、待ってまーす」

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