第6話 変態、女性騎士に紺ブルマを穿かせる

「アリアルーナさん、これはパンツとブラね。サイズは問題ないと思う。俺は一目見ただけで、3サイズが分かるという特技があるんですよ。次にこれが紺ブルマ。パンツの上から穿いてください。最後にこの体操服を着てください」


「ちょっと待ってください。このパンツ、小さすぎませんか?それにブラとは!?」



 初めて見る異世界の下着に戸惑うアリアルーナさん。



「大丈夫です。このパンツは伸びますから!!アリアルーナさんの大きなお尻でも大丈夫です。ブラとは胸に付ける下着の事です。先程、さらしを巻いているところを見ましたが、このブラの方が通気性が良く、着け心地も良いと思いますよ」


「…大きなお尻」



 アリアルーナさんはお尻の大きさを気にしていたのか、やや不満顔になった。



「これもパンツなのでは?」



 紺ブルマを手に取って言う。



「違いますよ。それはパンツの上から穿く、ブルマというものです。主に暑い日とかにトレーニングをする時に穿くと良いですよ」


「露出部分が多い気がしますが…分かりました。着替えてきます」



 アリアルーナさんは多少疑問があるという顔をしながらも、紺ブルマを穿いてくれるようだ。



(やったぁ~!!!!!アリアルーナさんの紺ブルマ姿が見られる。173cmの長身で、プラチナブロンドの長い髪をしたスレンダー美人。しかも、凛とした女性騎士が穿く紺ブルマ!!)



 俺は温泉に浸かりながら、アリアルーナさんが紺ブルマを穿いた姿を思い浮かべ『ウキウキ』で『ドキドキ』で『ビンビン』になってしまう。



「ツバサ殿、これで良いのですか?」


「……………」



 俺は着替えて戻ってきたアリアルーナさんの姿を見て、余りの美しさに言葉を失う。



「…何とか言ってください」



 アリアルーナさんは、顔を赤らめ恥じらいながら言った。



「美しい…最高ですよ。アリアルーナさん!!」



 真っ白で長い脚が美しい。鍛え抜かれ、引き締まったふくらはぎ。弾力性がありながらも、適度に『ムチムチ』としている太もも…最高や!!



「ア、ア、アリアルーナさん、後ろを向いてもらえませんか?」



 余りの感情の高まりで声が震える。


 尻フェチの俺は一刻でも早く、アリアルーナさんが紺ブルマを穿いたお尻を見てみたかったのだ。



「分かりました」



 俺の邪な感情など気にもせず、アリアルーナさんは後ろを向く。



(最高や…最高や…最高や!!)



「ツバサ殿、やはり露出が大きすぎる気がしますが…こんなものなのでしょうか?」



 アリアルーナさんはそう言いながら、お尻の割れ目に食い込んだ紺ブルマを指で整える。



(た、たまらん!!)



 俺は大人の女性が恥じらいながら、お尻の割れ目に食い込んだ紺ブルマを指で整える姿が好きなのだ。心の底から美しく、魅力的に思える。


 が、しかし…俺は紳士である。


 これ以上、無粋な真似はしない。


 心の中で血の涙を流しながらも、おさわりなどは一切しないのである。



「どうですか?これなら濡れても安心でしょう?」


「確かにそうですね。良いかもしれません。ツバサ殿、お背中をお流ししましょう」


「ありがとうございます」



 俺は元気一杯の『アレ』を隠しながら温泉から上がり、アリアルーナさんの前に座った。



「私の手の平は剣ばかり握っているので、普通の女性みたいに柔らかくは無いですが…申し訳ありません」



 アリアルーナさんはそう言いながらも、石鹸を泡立てて、手の平で俺の背中を洗ってくれる。



「いえ、とても素敵な手だと思いますよ。アリアルーナさんの日頃の努力、強い思いが伝わってくるような感じがします」


「あ、ありがとう。私は女王陛下の為、延いてはユベントリー王国の為に日頃から厳しい鍛錬をしています。そう言ってもらえると本当に嬉しく思います」



 俺はアリアルーナさんの手や言動から、彼女の実直な性格を感じた。


 それと同時に、自分自身の行動を恥じる…が、残念な事に、一瞬でその思いを忘れてしまう。頭を洗ってもらっている時に、背中に柔らかいものが当たるのだ。



(いかん!?また『アレ』が元気に!!)



 情けないが、俺は欲望には勝てないらしい…。紳士になるのは諦めようかな?


 

「良し…洗い終わりました。外に控えていますので、何かありましたら呼んでください」



 アリアルーナさんはそう言うと、温泉から出て行ってしまった。



「残念」



 俺は一言呟き、再び温泉に浸かるのだった。


 しばらくして温泉から上がろうとすると、何やら外が騒がしくなっていた。


 耳を澄ますと



「隊長!?何という破廉恥な格好をしているのですか!?」


「隊長がご乱心!!」


「ア、アリアルーナ様が露出狂に!!」



 なんて声が聞こえてきた。


 どうやらアリアルーナさんが紺ブルマと体操服姿を隊員に見られたようだ。


 俺は『これはヤバいかも…』と思い、急いで服を着て外へ出る。そしてアリアルーナさんの元へ…。


 アリアルーナさんは女王様の前でひざまずいている。



「ツバサ、そなたがアリアにこの様な下着姿で世話をさせたというのは本当か?」


「これは下着ではございません。ブルマというトレーニングの時に穿くものでございます。温泉で濡れても大丈夫な服装をと思い、スキルを使い作りました」


「こ、これが下着ではないのか!?ではアリア、お前は下着を穿いてはいないのか!?」



 驚く女王様。どうやら、この世界では『ドロワーズ』みたいな、ひざ下まであるパンツが主流らしい。アリアルーナさんに近づき、まじまじとブルマを見ている。



「アリア、そのブルマというものを脱げ!!下着を見たい」


「今、ここででございますか!?」


「脱げと言ったのが聞こえなかったのか?」


「はい」



 女王様はアリアの意見など一切聞かない。見事なドSっぷり…。そして俺に鋭い視線を送る。


 俺は仕方なく後ろを向いた。アリアルーナさんの下着姿も見たかった…と思いながら…。



「ほほう~!!パツンパツンだな!!」



 と言い、お尻を叩く音が聞こえた。



「着け心地はどうなのだ?」


「はい。肌にフィットして、とても着け心地が良く…」



 それからしばらく、女王様によるアリアルーナさんへの質問が止まらないのであった。






【アリアルーナ視点】


 私はツバサ殿から受け取った下着と紺ブルマ、それに体操服に着替えるために更衣室に向かった。



(それにしても何と小さいパンツなのでしょう…。片手に収まるくらいの大きさで、私のお尻を包み込む事ができるものなのでしょうか?)



 私は本当に穿けるものなのか半信半疑ながらも、この小さいパンツに脚を通す。



(凄い!!生地が伸びてお尻がスッポリと収まったわ!!それに体にフィットして穿き心地も最高…。しかもとても動きやすいわ)



 一瞬で異世界のパンツの虜になってしまいました。そして期待を込めてブラと言われる下着を手に取りました。初めはどのように胸に付けていいのやら分からなかったのですが、試行錯誤を繰り返して、ようやく胸に付ける事ができました。


 体を左右に振り、胸の振られ具合を確かめてみました。



「…こ、これは…素晴らしい物です!!」



 思わず口に出てしまうほど、素晴らしい着け心地。それに全然、息苦しくありません。



(私は胸は大きい方ではないのだけれど…。胸が大きい女性はさらしを巻くと本当に苦しいから、このブラというものは本当に助かるのではないかしら…)



 私は異世界の下着を身に着けて、その着け心地や機能性に感動してしまうのでした。



(やはり最初に感じた露出が多いという事は否定できませんが、これは素晴らしい下着です。一度でもこのパンツとブラを身に着けてしまったら…もう戻る事はできませんね)



 私はさらに紺ブルマと体操服なるものを身に着け、温泉の中に戻っていくのでした。



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