第93話フランの告白
冒険者ギルドから、出ようとした時に魔族の初討伐をおめでとうと、ギルドの食堂でエールを飲んで待っていた、キャプテンエレナに呼び止められた。
Bランク冒険者への、昇級試験は貴方達の実力を知っていたから、心配はしていなかったけど一応千里眼で見ていたら、魔族が出てきたので危なくなったら、飛んで行く気でしたよ。
王城で、Bランク冒険者への昇級祝いと、フランの誕生日会をやってくれると言っているから、ただ飯とただ酒を飲みにいきましょうと、キャプテンエレナが言う。
時間があったので、フランが市場に寄りたいらしいので、行くことにしたがこの時間なので、新鮮なものはないかと思ったが、商人さんもアイテムボックスを持っているらしく、新鮮な食べ物が売られていた。
新鮮な、タコやイカやホタテにアサリや、ハマグリや魚介をたくさん買ったが、本命は米だと言う今年は不作だが、1人が10キロなら買って良いそうなので、青いつばさのメンバーで50キロを買う。
買ったものを、アイテムボックス(中)に納めたら、今度は米を炊くようにと土鍋を3つと、しゃもじを3つ買ったが土鍋で炊くと、ご飯が美味しくなるそうだ。
「私が、お米の炊き方を教えるから安心してね」
「名コックの、誉れ高いフラン直伝なら俺達も。直ぐに炊けるようになるさ」
「褒めても、何にも出ないんだからね」
「そこ、いちゃついてないで城に戻るわよ」
「べ 別にいちゃついてないですよ。本気で褒めただけですよ」
キャプテンエレナに、せかされて青いつばさのメンバーは、王城へ向かい綺麗なエルフのメイドさんの案内で、大食堂に通されるが女王陛下の親戚をはじめ、側近に貴族達の顔も見え結構な人数だった。
俺達が、席に着くと女王陛下がもう隠す必要が無くなったので、正式な晩餐会にしたしBランク冒険者への昇級の祝いと、フランの誕生日のお祝いも兼ねているから、大いに食べて飲んでくれと言われる。
綺麗なエルフのメイドさんに、運ばれてきた料理は柔らかい白パンにクラムチャウダーに舌平目のムニエルと肉汁たっぷりの肉のステーキで噛む必要がないくらい口の中で溶けどれもとても美味しかった。
酒は、エールと上等なブドウ酒と上等なブランデーに、ドム用に上等な火酒とマリア用に美味しい果汁ジュースが、用意されていて至れり尽くせりである。
「Bランク冒険者と言えば、もう上級冒険者の仲間入りですね。扱いも良くなるし立派なものだのう」
「女王陛下の、推薦状のおかげで試験が受けられたからです」
「謙遜するでない、女魔族も倒したそうではないか。魔族スレイヤーだのう」
それを聞いて、大食堂の貴族達がどよめきBランク冒険者が、魔族を倒すとはと驚いているようであったが、昇級前だったのでCランク冒険者で倒したんだけどねと思った。
「それもそうだが、わらわの姪のフランが今日の誕生日で。18歳になり成人となったので。プロポーズしたいものがあったら今だぞ」
「それについて、私フランから発表したいことがあります。アームをいずれレベル70にして。人間からハイヒューマンにして寿命を延ばしたら。こちらからプロポーズしたいと思います」
「そうじゃのう、エルフと人間の子供はハーフエルフだが。エルフとハイヒューマンの子供はエルフだから。それにこだわっていると言う事か」
「それもそうですけど、夫婦になるからにはお互い長命で。仲良く暮らしたいのです」
「長命で、仲良くするのも結構大変なんだがのう」
〖ご主人様の、気持ちに関係なく話が進んでますよ。このままでいいんですか〗
「俺も、話が突飛過ぎて聴き入っていたよ」
「なに、アームは私の事が好きじゃないって言うの」
フランが、涙目になって訴えてきたので好きではあるので、まずお付き合いからでどうでしょうかと答えると、納得してくれたのでほっとしたが、青いつばさのメンバーからはやっとくっついたかと呆れられた。
アームが、代表して誕生日プレゼントを渡してよと、皆が言うのでフランに青いつばさのメンバーで買いましたと、綺麗なネックレスを渡し魔力が10パーセントアップするんだよと、言うと大いに喜んでくれる。
親戚達や貴族達も、フランに誕生日プレゼントを持ってきたが、余りにも高価なものは丁寧に断っていたし、女王陛下が叙勲しようかと言ってきたが、とんでもないと断っていた。
追加のつまみで、焼き鳥やオムレツなどが出てきたが、特に焼き鳥の軟骨や砂肝などがとてもコリコリと、食感が良くエールにとてもあって酒がすすむ。
「アームよ、仙人の町ブガンにはわらわと賢者ミローラにキャプテンエレナと。近衛魔法兵が同行するので明日から3日待ってほしい」
魔族に、知れた今となってはSランク冒険者相当の手練れと、近衛魔法兵で固めて一緒に行った方が良いと判断した、準備もあるので待たせるが我慢してほしいと、言われて皆で相談して了承することにした。
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