第59話新しい丸盾とドムのアイテム袋(中)

 朝飯を食べるためリョウを、エルザさんに預けて食堂の席に着くと、可愛い犬耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれ。


 堅いパンと、コーンスープと卵多めのふわふわオムレツだった。


 裏庭で5つの型からの、素振りをやっていると、左でドムとライラも素振りを始めていて、リョウも前後左右に高速移動する訓練をしていて。


 右ではエルザさんが、フランとマリアに体術の型の指導と、体の使い方と組手を教えていた。


 1時間の鍛錬を終え買い物するからと、ドムを誘ってリョウと鍛冶屋通りの鉄屑屋へ行く。


「ロムさん、いますかー」


「アームにドムか、何の用じゃ防具の微調整か」


「いや、丸盾の良いのないかと思って」


「なかったら、新しく作りますけど」


「あるにはあるんじゃが、値段が金貨900枚もするんじゃ」


「強度も良いし、魔力剣士用に魔法の効果もあげるんじゃが。高くて誰も買わん」


「買った、即金で金貨900枚をアイテムボックス(小)から出した」


「値引きできんが、本当に丸盾に金貨900枚も出すんじゃな」


 その太っ腹が、気に入った一杯飲んでけと言われたが、ドムと道具屋に行きたいのでと、丸盾だけもらって丁寧に断った。


 ドムに、道具屋に連れてってくれと言うと、飲まずに案内するよという。


 ちょっと歩いて、武器屋のロムスさんの店と同じぐらいの、大きさの店に着くとドムが呼びかけた。


「ルララちゃん、いるかー」


「なんだ、ドムかい中に入りなよ」


 リョ リョウ、今あのドムがルララちゃんていったぞ ちゃんって。


(その驚き方、グッジョブです)


 でもー、ドムがだぞ普通は誰でも驚くだろなんでお前は平気なの。


(青いつばさの皆は、ご主人様以外は見慣れた光景なんですよ)


「あんたも、突っ立ってないで早く入りなよ」


「俺は、アームと言いますがよろしくお願いします」


「あたしは、道具屋のルララだよろしくね」


「今日は、ドムのアイテム袋(中)を買いに来ました」


「あるよ、金貨600枚だよ」


 俺が、金貨を払おうとするとドムが借金のある身だが、アームにこれ以上払ってもらう訳にはいかないと、自分で払ってしまった。


 前々から、買おうよ思い用意していたのだ、決心させてくれてありがとうと言う。


 ドムは、50歳になり一人前になって借金を返し終わり、奴隷から解放されたらルララちゃんに、デートを申し込むんだといった。


 ルララは、ドムは年下だし弟みたいに思ってるだけで、そういわれても困るが一杯を飲んでいけと、酒瓶を出してきたので一杯だけ飲むことにする。


 くれぐれも、飲み過ぎないようにドムに言うと、俺とリョウは冒険者ギルドの裏の練習場にきていた。


 奥の石柱に、新しい丸盾てをかざしてファイアーボールと、唱えると前より石柱が焦げたようだ。


 今度は、ウォーターカッターと唱えて、石柱1本目を真っ二つににして、2本目にも半分ぐらいまで食い込ませて止める。


 威力が上がってるのを、確信してリョウの雷魔法と共に10回ほど練習してたら、ガルムさんがきて石柱を壊し過ぎだと怒られた。


「アームお前、あの高い丸盾買ったのか。」


「ダンジョンで、結構な額を稼いだもんで。」


「いいなー、アームは金持ちでダインも。飯を奢ってもらったそうだしなー」


「わかりました、昼飯を奢らせてください」


「ちょっと、待っててな」


 そう言うと、暫くしていつもお世話になっている、医療室のヒーラーのマインさんと、5歳ぐらいの女の子をつれてきて、娘のマミっだと紹介してくれる。


 じゃあ行くかと、ガルムさんが俺とリョウとマインさんとマミちゃんを、引き連れて馬の尻尾亭の食堂に着いたが、まだ混んでなく席には直ぐに座れた。


 リョウに、飯を食べさせるためにエルザさんに預けにいくと、エルザさんがマミちゃんが来てるのかと言い、リョウをロックに預けテーブルに行ってしまう。


 俺が、席に戻るとエルザさんがマミちゃんの、横に座り頭を撫でている。


 子どもには、煮込みハンバーグ定食がお勧めですよと言うと、皆がそれで良いとの事であった。


 可愛い兎耳ウエイトレスさんに、注文しているとエルザさんは例の酒と、マミちゃんには果汁ジュースを付けるようにと言う。


 暫くして、可愛い兎耳ウエイトレスさんが料理と飲み物を運んできてくれた。


 マミちゃんは、煮込みハンバーグがとても美味しかったようで、大喜びしていたが大人たちも美味しくて、酸味と甘さが丁度いい味だと絶賛する。


 何かつまみはあるのと、可愛い兎耳ウエイトレスに聞くとスペアリブががあると言われたので、それをたのんで皆でもう一杯飲む。


 ガルムさんと、マインさんとマミちゃんのほのぼのな、一家団欒をみてるとちょっと羨ましくなる。


「アームは、休みみたいなのに訓練してたんだ」


「休めるときは、休んどいたほうがいいわよ」


「だって、新しい丸盾を試してみたかったんです」


「子供みたいだね、そういう時は休みに読書でもするんだね」


 そう言うと、エルザさんは店の奥に行き一冊の本を、持って帰ってきてこれでも読みなと言う、表紙には結構厚手の本で魔物図鑑とかかれていて、ティマーなら読んでおいて間違いない本だよとの事だった。

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