第55話レベル35とDランクと新装備

 青いつばさの、メンバー全員がレベル35になっていた。


 俺達に、2体分の権利もくれると言うので、オークジェネラルの12体の解体を進める。


 2体のオークジェネラルの、屍をみて安心したのかアイリのパーティーの中には、泣き出している者もいる。


「2体出るなんて、初めての事で本当に危なかった。助けてくれて感謝する」


「冒険者ギルドに、伝えておくかえーと3番窓口の。兎耳受付嬢の名前って」


「あの人なら、ウサミって名前だよ」


 アイリが、教えてくれたが兎耳受付嬢でウサミってなんだよ、、、くくく。


(ご主人様、皆もいるのだから壊滅的な駄洒落を考えるのはおやめください)


 腕輪から、フェニを呼び出し冒険者ギルドのウサミに、ダンジョンの15階でオークジェネラルが、2体同時に出たと伝えてくれるように頼む。


 地下16階への、階段を見つけたところで魔物がいないのを、確かめて武器の手入れをして、15階の帰還魔方陣でダンジョンを出た。


 馬車を待ってる間に、フェニが帰って来てウサミが緊急事態なので、冒険者ギルドのあたしの所にきなさいとの事ですと伝えてくる。


 馬車に揺られて、冒険者ギルドに戻って来て3番窓口のウサミに、15階用の討伐カード出すと討伐証明をしてくれたが、支払いは解体窓口でするが2パーティーとも、ついてくるよう言われた。


 ウサミに、ついて行くと2階のギルドマスターの部屋に通されて、40代ぐらいで身長190センチの大男に会わされる。


「俺が、ギルドマスターのドルンだ」


「ウサミから、聞いたがオークジェネラルが同時に2体。出たらしいな襲われたのはどっちだ」


「このアイリが、引率していたパーティーが全滅寸前のところを。青いつばさに助けられました」


「青いつばさは、良く助けてくれたなこの件は。何組かのCかBランクに調査させる」


「あと2組の、パーティーを共にDランクに昇格とする。これにて解散おめでとう」


 解体窓口のバランさん所に行き、ゾンビが70体でストロングブルが70頭で、オークが70体でオークソルジャーが60体で、オークジェネラルが12体でお願いします。


 集計すると、ゾンビは1体金貨4枚で合計で金貨210枚で、ストロングブルが1頭金貨5枚で合計で金貨350枚で、オークが1体金貨5枚で合計で金貨350枚。


 続けて、オークソルジャーが1体金貨20枚で合計で金貨1200枚で、オークジェネラルが1体金貨100枚で合計で金貨1200枚で、全ての合計で金貨3310枚。


 いつも通り、均等配分にすると1人金貨662枚になる。


 冒険者ギルドで、皆で風呂に入りにいったが、もちろん男女別々である。


 腕輪から、フェニを呼び出しエルザさんに宿屋に泊まるから、晩飯もよろしくお願いしますしDランク上がりましたと、伝えてくれるように頼んだ。


 ドムとライラが、屑鉄屋のロムさんの所に行くと言うので、俺達は鍛冶屋通り向かう。


「ロムさん、いますかー」


「おお、アーム達か待っておったぞ」


「まずは、ライラの防具が出来ているから。奥で着替えてきなさい」


「カミさんの、ルラが微調整してくれるから安心しろ」


 ついでに、娘っ子たちも奥に行って、カミさんに腕輪か指輪でも見せてもらえと、言ってフランとマリアを追いやった。


「つぎは、ドムの防具がこれじゃ着替えてみなさい」


「強度も、段違いに良いし可動部も問題なし。調整するから一旦脱いでくれ」


 微調節が終わり、ドムとライラが新しい装備で並んで見せてくれると、見違えるように見栄えが良くなった。


「立派な、戦士と聖騎士に見えるよ」


「見栄えだけでなく、強度も格段に上がっておるのじゃよ」


 恰好を、褒められてもドムは平然としていたが、ライラは照れくさそうにしていたが、まんざらでもなさそうであった。


 ロムさんに、一杯飲んでけと言うので一杯だけ頂くことにしたが、マリアだけはジュースにする。


 宿屋に戻って、エルザさんに今日の事を報告したら、Dランクになったんだよねと喜んでくれて、祝いに一杯おごらせてもらうよと言われた。


「あと30分ぐらいしたら、晩飯が出来上がるからそしたら食堂に食べにきな。リョウはこっちだよ」


 自分の部屋に、入ってステータスオープンと念じた。


   【名 前】 アーム


   【種 族】 人間


   【年 齢】 18歳


   【職 業】 魔法剣士&ティマー


   【レベル】 35


   【体 力】 2100


   【魔 力】 1400


   【攻撃力】 1575


   【防御力】 1575


   【機動力】 1400


   【スキル】 アイテムボックス(小) 鑑定(初級) 翻訳 テイマーレベル3

         アルパ流剣術レベル3 女神アルナの加護


         解体レベル3 調理レベル2 気力レベル3 索敵レベル3


         火魔法  レベル1


         水魔法  レベル4


         生活魔法 火 水



 魔法を、覚えたせいか職業が魔法剣士になって、索敵レベル3になったのが嬉しい。


 火魔法のレベル1に対して、水魔法がレベル4なのは驚きだが、必殺技として使えたので良しとする。


 食堂に行き俺達が席に着くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが料理と例の酒と、ジュースを運んできてくれる。


 堅いパンと、クラムチャウダースープに俺のレシピ通りのハンバーグがでたが、こっちの方がやっぱり美味い。

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