第45話フローラさんの魔法講義


 冒険者ギルドの、フローラさんのもとに向かおうとするとフランが今なら2階の講習室にいるはずだわと言った。


「ぞろぞろと、大人数で来たものだね」


「フローラ教官に、魔法を教わりにきました」


「お母様、グランダンジョンに挑むことになりましたのでお力をお貸しください」


 フランとマリアは、フローリ母様が教えてるんで私が教えることは無いしライラは聖騎士に上がったら母様に教わるといい。


 なんで聖騎士に、上がることを知ってるんですかと言うとお前の父親のタイラーが娘が聖騎士になれるんだよとそこらじゅうに自慢していったんだよ。


「アームとドムは、魔法適正は何だい」


「俺は、火と水です」


「わしは、火と土です」


「アームは、ファイアーボールとウォーターカッター。魔法習得用のスクロール各金貨20枚」


「ドムは、ファイアボールとロックウォール。魔法習得用のスクロール各金貨20枚」


 それじゃあ、実際に覚えてもらうから私に付いてきて冒険者ギルドの裏の練習場に行きましょう。


 まずドムから、練習場の奥で魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「ロックウォールと、言ってみなさい」


 石の壁が、地中から現れてドムを守る。


 次に、練習場の奥の石柱に向かって魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「ファイアーボールと、言ってみなさい」


 火の玉が、石柱めがけて飛んで行って石柱を焦がした。


「ドムは、魔法習得終了だよ」


 次にアームに、練習場の奥の石柱に向かって魔法習得用スクロールに手を置かされ。


「ファイアーボールと、言ってみなさい」


 火の玉が、石柱めがけて飛んで行って石柱を焦がした。


「ウォーターカッターと、言ってみなさい」


 水の刃が、石柱めがけて飛んで行って石柱を真っ二つにした。


「これでアームも、魔法習得終了だが異様に水魔法が。異常に強いがなにか訓練してたの」


 いつの間にか、ガルムさんが横に来ていてこう言った。


「こいつは、フル装備での1時間の走り込みの時に。走りながらウォーターで何回も水分補給してたんだよ」


「それを、何日も続けたのですか」


「実践訓練に、入ってからは休みの日以外毎日で数か月だ」


「それなら、この威力も納得できますねウォーターカッターのこの威力なら。必殺技と言っても過言ではありません」


 俺は、アームにはまだ魔法は早いと思ってたんたがグランダンジョンに挑むと孤児院の子供に聞いて気が変わったよ。


 だいたいアルパ流剣術は、魔法剣士の剣術なんだよ左手の丸盾を通して魔法を使うんだよやってみろ。


 石柱に向かって、丸盾を向けファイアーボールと言うとの玉が石柱めがけて飛んで行って石柱を前以上に焦がした。


「威力が、上がったろ後はフローラに教わっていけ」


「わかりました、ありがとうございました」


(ご主人様、僕も魔法の練習したいのですが)


「フローラさん、犬のリョウも魔法の練習がしたいと。言っているのですが」


「ならリョウは、1つ奥の石柱に魔法はなってみなさい」


「ワン」と言うと。


 石柱に、雷が落ち石柱が燻ぶっていてそれを見てフローラさんが。こんな小さいのに凄い凄いと喜んでいた。


「私は、アームとドムとリョウに魔力調整を。夕方まで教えるから」


「貴方達も、訓練してきなさいね」


 フランとマリアは、医務室のヒーラーのマインさんに頼んで教わると言うと。


 ライラは、お父さんに聖騎士の指導を受けてくると出かけて行ったが暫くしてタイラーさんを連れて戻ってきた。


 タイラーさんは、本気でいくぞとライラに切りかかっってそれを受けて瞬時に切り返していく。


 タンクは、一時的に相手の攻撃を貯めてから攻撃を返す瞬時に切り返すのは聖騎士の戦い方だ双方その戦いをやりあっている。


 俺達の、魔法修練が終わるまで聖騎士の戦いは続いていて呆れた体力だと思う。


 その頃には、フランとマリアもやってきていて兎耳受付嬢さんが帰り受付に寄ってくれとの事だった。


 皆で、3番窓口にいくと兎耳受付嬢さんがやっぱりおねーさんのところに来るのねとのたまわったが用件を言えとたしなめたよ。


 せっかちねと、いったがグランダンジョンに挑むならこれを持ってきなさいと5階、10階、15階、20階、ダンジョン討伐カードくれて。


 いくつかまとめて、討伐カードを出してもいいが5階ごとに攻略が済んだら討伐報告にカードを持ってくるのが普通よ。


 23階ボスダンジョン討伐カードだけは20階の攻略が済んだと確認されたら発行するわ。


「くれぐれも、無理をせず引き返す勇気も持ってね」


「わかった、ありがとう」


 宿屋に戻ってエルザさんに、今日あったことを報告した。


「5人とも、晩飯食べてきなリョウはこっちだよ」


 俺達が席に着くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。


 堅いパンと、コーンスープに肉のシチューで肉がホロホロとくずれるように柔らかかった。

 

 ジムさんに、クラムチャウダーを寸胴鍋で50人前作っといたから取りに来てくれと言われて厨房でアイテムボックス(小)に入れた。

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