第41話フェニとライラとの共同戦闘
朝起きるとリョウが、エルザさんとフランとマリアに、撫で繰り回されていた。
「3人とも、朝飯食べてきなリョウはついてくるんだよ」
食堂に行くと、今日は可愛い虎耳ウエイトレスさんが給仕してくれていて、可愛い犬耳ウエイトレスさんは休みの日なんだろうなと思った。
堅いパンと、コーンスープにオムレツで卵料理を満喫していると、ドムとライラがやってきて挨拶を交わす。
今日の朝から、宿を馬の尻尾亭に移したんだとライラが言って、宿代を1泊で2銀貨と5銅貨に負けてもらったと自慢する。
裏庭で5つの型からの、素振りをやっていると左でドムも素振りを始めていて、リョウも前後左右に高速移動する訓練をしていて。
右ではエルザさんが、フランとマリアとライラに体術の型の指導と、体の使い方と組手を教えていた。
30分したころに、エルザさんにティマーレベル3になったので、どうすればいいですかと相談すると。
エルザさんは、戦闘させないという条件で、フェニックスのフェニををくれてやると言い、腕ベルトをくれてフェニと言ったら出てくると言った。
「フェニは、人語がわかりアームの考えもわかる」
「リョウと、同じなのですね」
「違いは、伝えたいことを炎の文字ににして。伝えることができる」
「それと、アームがあったことのある人なら念じれば。伝えに行ってくれる」
「餌は何を、やればいいのですか。」
「餌はいらないよ、アームの魔力を少し吸ったり飛んでる間に。魔物の魔力を吸うから」
さすがに、ただでもらうのは気が引けるので少ないですけどと、金貨100枚を差し出すとこころよく受け取ってくれた。
1時間の鍛錬を終え、俺とドムとライラは冒険者ギルドに、フランとマリアは教会孤児院に向かう。
俺も1時間の、走り込みに5つの型からの素振りのあと、ガルムさんに実践訓練を受ける。
風呂から出ると、俺とドムは昼飯を食いに食堂に行くと、リョウがフランとマリアとライラに撫で繰り回されている。
席に着くと、料理を各自注文をしていたが、俺はハンバーグ定食があったのでそれにして、リョウにもハンバーグのみ頼んだ。
ハンバーグは、ジムさんの味にはかなわないが、俺のレシピを忠実に再現してあり、美味しいものであった。
「薬草採取のあと、ストロングブルを討伐しようと思ってる」
掲示板から、薬草採取依頼10つとストロングブル討伐依頼10つを剥ぎ取って、南の草原に向かった。
南の草原に向かう途中で、門番にギルドカードを見せると、いってらっしゃいと言われた。
「今日もリョウは、魔物の警戒を重点に行いながらドムとマリアとライラに薬草の場所を教えてくれ頼んだぞ」
結果は2時間で、依頼分と余剰分で約970本の薬草が取れ、その中で約130本がくず薬草でありそれらを、アイテムボックス(小)に収納した。
「リョウが先頭で索敵、ライラとドムが前衛でフランとマリアが中衛で。俺がしんがりの後衛で進む」
(7頭の群れ、ストロングブルを見つけました風下から近づきます)
「7頭いるので、ストロングブル4頭をライラが挑発で引き付けて右端かから。俺つぎドムつぎフランの順で繰り返し倒す」
「残り3頭はリョウと、マリアのプロテクション。で足止めしてくれ」
「マリアは、事前に俺とドムとライラに攻撃力上昇と防御力上昇の。バフをくれると嬉しい」
了解と、皆から返事が返ってきた。
「4頭を倒したら、3頭をライラが挑発して引き付けてくれ」
「それを、俺とドムとフランで倒す」
俺もドムもライラも何度か、ストロングブルの突進がかすりダメージを受けたが、マリアがヒール飛ばしてくれて直してくれた。
35頭を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったし、ドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。
ドムはフランのアイテム袋(中)に入っている、交換用の斧を装備してすぐに戦闘に戻ってきた。
55頭を倒したところで、俺とドムとライラも素材の解体に加わったが、フランとドムは自分達の食用にと3頭倒してくる。
肝心のレベルはというと、皆がレベル31に上がっていた。
帰りがけ門番にギルドカードを見せて冒険者ギルドに向かう。
3番窓口に並び、依頼の報告して余剰分の薬草も売ると、依頼報酬を含め約銀貨840枚つまり金貨84枚近くの売上になった。
均等分配で、1人金貨16枚で金貨4枚をパーティー貯金にする。
ストロングブルの、討伐依頼と余剰分あわせて55頭の報告は受け付けてくれ。
解体窓口の、バランさん所に行きストロングブル55頭の解体素材を売りに来ましたと言うと、1頭金貨5枚だよ配分はどうすると聞かれたので、また均等分配でと答えた。
金貨275枚なので1人金貨55枚になる。
宿屋に、戻ってエルザさんに今日あったことを報告した。
「5人とも、晩飯食べてきなリョウはこっちだよ」
俺達が席に着くと、可愛い虎耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。
堅いパンと、コンソメスープと肉のシチューがでてきて、肉がホロホロくずれるように柔らかく美味しかった。
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