第40話オーク殲滅戦とレベル30

 Bランクパーティーの先導で、オークの拠点に向かう途中で門番にギルドカードを見せると今日は大人数なんだな頑張ってと言われた。


「リョウが先頭で索敵、ライラとドムが前衛でフランとマリアが中衛で俺がしんがりの後衛で進む」


 南西にかなりの、距離を歩くとフローラが全体停止と言い50m先に敵を発見した全員戦闘態勢で進む事と念を押した。


(7体の群れ、を見つけました風下から近づきます)


「7体いるので、5体をライラが挑発で引き付け右端から俺つぎドムつぎフランの順で繰り返して5体を倒す」


「残り2体はリョウと、マリアのプロテクションで足止めしてくれ」


「マリアは、事前に俺とドムとライラに攻撃力上昇と防御力上昇のバフをくれると嬉しい」


 了解と、皆から返事が返ってきた。


 そして、俺とドムとフランで残り2体を倒した。


 オークは、体が大きい為に倒すのに時間はかかったがライラが引き付けてくれたので前より楽に倒せる。


「オークは、仲間のかたき1体たりとも逃しはしない皆殺しにしてやる」


「ライラ、気持ちはわかるが今は冷静になってくれ」


「嫌だ、オークだけは許さない許したくない」


 ドムが、斧の切れない部分でライラの背中を叩き喝を入れて。


「辛い事を言うが、今お前がしっかりせんと又仲間が死ぬんじゃぞ」


「わかった、御免もう仲間は死なせられない本当にごめんなさい」


 俺もドムもライラも何度か、オークの攻撃がかすりダメージを受けたがマリアがヒール飛ばしてくれて直してくれた。


 ライラは、レベル29だったのでパーティーから外れてもらっていたが全員がレベル29になった時にパーティーに入ってもらって経験値を調節する。


 30体を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったしドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。


 ドムはフランのアイテム袋(中)に入っている、交換用の斧を装備してすぐに戦闘に戻ってくる。


 オークソルジャー5体と、オーク40体を倒したところで俺とドムとライラも素材の解体に加わったがフランとドムは自分達の食用にと3体倒してきた。


 その時、リョウが前方からオークジェネラル1体が迫ってきますと俺に言う。


「前方から、オークジェネラル1体がくるライラなんとしても止めてくれ」


 黒い巨体の、オークジェネラルをライラが大楯で受け止めて挑発で敵の攻撃を一手に引き受けてくれた。


 そのすきに、俺が5の型突きを気力込めて心臓めがけて突き出したが手で受け止められてしまいこん棒で反撃されそうになったがライラが大楯で防いでくれたところにドムが首に一撃を入れる。


 フランが反対側から首にウィンドカッターを叩き込みオークジェネラルの首がぐらついたところに俺が2の型で切り落として決着をつけたがフランが食べてみたいというので食用にした。


 肝心のレベルはというと、皆がレベル30に上がっている。


 前方で、急に大歓声が上がりどうやらBランクの疾風の迅雷とAランクのフローラが協力してオークキングとオークジェネラル3体を倒したらしい。


「はぐれオークを、出さないため念入りに索敵して狩りつくすわよ」


 フローラの、激の元で完全に索敵し殲滅したころ女冒険者に召集がかかってオークの人質されていた10数人の女達を馬車まで連れて行くようにとの事だった。


 3台の荷馬車が、付いてきていてそこまで女達を連れて行き冒険者ギルドまで護衛して行くようにと命令された。


 俺達も、少し時間をおいて帰路についたがフローラならではの女の配慮に違いない。


 冒険者ギルドについて、フランとマリアとライラに合流するとフローリ様とシスターリリーがやってきてこういう時こそ信仰が必要なのじゃよと言った。


 オークの討伐依頼と、余剰分あわせてオーク40体とオークソルジャー5体の報告は受け付けてくれて緊急依頼分の報酬の金貨83枚をくれる。


 解体窓口のバランさん所に行きオーク40体の解体素材を売りに来ましたと言うと1体金貨5枚だよオークソルジャーは1体金貨20枚で。


 配分はいつも通り均等配分するよと言われた。


 緊急依頼分と合わせて、金貨383枚なので1人金貨76枚になり金貨3枚をパーティー貯金にした。


 ライラは、タンクの修行は誰かに教わってるのかと聞くと訓練教官の聖騎士である父親のタイラーさんから指導を受けているそうで今度紹介するねと言われた。


 熊耳お父さんを、紹介しするねってなんかやましいことしてないのに怒られそうで怖いな。


 宿屋に帰ると、早いけど晩飯食べれるよと言うエルザさんに今日の出来事を全て話した。


「4人とも食べてきな、リョウはこっちに来るんだよ」


 食堂に行くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが元気に給仕していた。


 堅いパンと、大好きなクラムチャウダーのスープにサラダが付いている。


 レベル30に、なっていたので自分の部屋に入ってステータスオープンと念じた。


   【名 前】 アーム


   【種 族】 人間


   【年 齢】 18歳


   【職 業】 剣士&ティマー


   【レベル】 30


   【体 力】 1800


   【魔 力】 1200


   【攻撃力】 1350


   【防御力】 1350


   【機動力】 1200


   【スキル】 アイテムボックス(小) 鑑定(初級) 翻訳 テイマーレベル3

         アルパ流剣術レベル3 女神アルナの加護


         解体レベル3 調理レベル2 気力レベル3 索敵レベル2


         生活魔法 火 水


 ティマーレベル3と解体レベル3と調理レベル2と気力レベル3に上がっていたが、ティマーレベルが上がっても実感がわかない。


(ご主人様、ティマーレベル3なのでもう1匹テイム出来ますよ)


(高レベルティマーの、エルザさんに相談したらどうですか)

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