第37話オークジェネラル
朝飯を食べるためリョウを、エルザさんに預けて食堂の席に着くと、可愛い犬耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。
堅いパンと、コーンスープとハムエッグで卵がとても美味しかった。
裏庭で5つの型からの、素振りをやっていると、左でドムも素振りを始めていて、リョウも前後左右に高速移動する訓練をしている。
右ではエルザさんが、フランとマリアに体術の型の指導と、体の使い方と組手を教えていた。
1時間の鍛錬を終え、俺とドムは冒険者ギルドに、フランとマリアは教会孤児院に向かう。
俺も1時間の走り込みに、5つの型からの素振りのあと、ガルムさんにオーク討伐したいと言うと、それ用の指導をしてくれた。
風呂から出ると、俺とドムは昼飯を食いに食堂に行くと相変わらずリョウがフランとマリアに撫で繰り回されている。
席に着くと、料理を各自注文をしていたが俺はスペアリブ定食にし、リョウにもスペアリブのみ頼んだ。
「薬草採取のあと、オーク討伐を受けようと思う」
「私は、ちょっと怖いけどレベルも上がったし賛同するわ」
「わしも、レベル的に問題はないし従う」
「あたいも守りと回復以外に、攻撃力上昇に防御力上昇バフも覚えたし。ハイヒールも覚えたんだ」
「マリアが、ハイヒールって凄い最年少記録だわ」
「フローリ様も、回復魔術だけならわしにすぐ追いつくだろうと。言ってたよ」
(オークは、集団行動するのに気をつけてください)
「それは凄いな、でもリョウがオークの集団行動に。気を付けろだって」
掲示板から、薬草採取依頼8つとオーク討伐依頼8つを剥ぎ取ったら、冒険者が声を掛けてきた。
「俺は、Eランクパーティー双竜の爪の。リーダーのドルンだ」
「オークは、数が多いと厄介だ一緒にやらないか」
「俺は、青いつばさのリーダーのアームで。同じくEランクパーティーだ」
「こっちは、索敵にたけた犬に剣士に戦士に賢者とヒーラーです」
「双竜の爪は、タンクに剣士2人に魔法使いとヒーラーだよ」
青いつばさの、仲間に双竜の爪と共闘してオーク討伐すると話すと、皆が人数が増えれば安心だと言って、賛同してくれた。
南の草原に向かう途中で、門番にギルドカードを見せると、いってらっしゃいと言われる。
「今日もリョウは、魔物の警戒を重点に行いながら。ドムとマリアに薬草の場所を教えてくれ頼んだぞ」
結果は2時間で、依頼分と余剰分で約800本の薬草が取れ、その中で約100本がくず薬草であり、それらをアイテムボックス(小)に収納した。
薬草の採取を終え、双竜の爪と合流してオーク討伐依頼書をみると、南西にかなりく行くと生息地があるらしいので、ドルンの案内で向かった。
「リョウが先頭で索敵、ドムが前衛でフランとマリアが中衛で。俺がしんがりの後衛で進む」
(10体の群れ、を見つけました風下から近づきます)
「犬のリョウが、10体群れを見つけたようだ。右5体を俺達がやる」
「小さいのに、猟犬のようだな左5体は任された」
「5頭いるので、右端かから俺つぎドムつぎフランの順で倒す」
「残り2頭はリョウと、マリアのプロテクションで。足止めしてくれ」
「マリアは、事前に俺とドムに攻撃力上昇と防御力上昇の。バフをくれると嬉しい」
了解と、皆から返事が返ってきた。
そういうと俺が、右端のオークに近づいていき、4の型で切りつけ足を止め5の型でとどめを刺し。
ドムも、攻撃を上手く避けて何回も切りつけて、とどめを刺していた。
フランは、ウインドカッターとファイヤーボールを、連発して遠くから倒している。
そして、俺とドムとフランで残り2匹を倒した。
オークは、体が大きい為に倒すのに時間はかかったが、レベルも上がっていたし何とか倒せる。
俺もドムも何度か、オークの攻撃がかすりダメージを受けたが、マリアがヒール飛ばしてくれて直してくれた。
25体を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったし、ドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。
ドムはフランの、アイテム袋(中)に入っている交換用の斧を、装備してすぐに戦闘に戻ってくる。
その時隣の、双竜の爪の方から悲鳴交じりの声が響き渡った。
「オークジェネラルと、オーク5体が出た応援頼む。」
(ご主人様、前方にオークソルジャー2体とオーク4体が迫ってきます)
「こっちにも、オークソルジャー2体とオーク4体が出た。倒すまで耐えてくれ」
俺とドムが、なんとかソルジャー2体を倒し、フランがトルネードでオーク4体を空中高く巻き上げたとき、俺達を通り過ぎフランにオークジェネラルが一撃を与える。
オークソルジャー2体倒した時、レベルが上がった感じがあった、でもすれ違いざまに俺の左腕が折られ戸惑ったが、ドムと俺はオークジェネラルに背後から襲い掛かった。
「マリア、なんとかフランを助けてくれ」
「わかった、あたいが何とかするから頑張って」
オークジェネラルの、背中に深い傷を負わせたが、振り向いてこん棒を振り付けてきて、俺とドムは防戦に手いっぱいになりかける。
リョウが、合間に割り込んできて前後左右に動き注意を引こうとしたが、無視されて突っ込んで来たとき隣の戦場にいたはずの、タンクが止めに入ってくれた。
「あたしが、止めるから攻撃して」
タンクが大楯で、オークジェネラルの動きを止めたところに、アイスアローが目に突き刺さり隙が出来たところに、ドムが切りかかり俺が5の型の突きで心臓を貫いた。
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