第34話ストロングブル討伐

朝飯を食べるためリョウを、エルザさんに預けて食堂の席に着くと可愛い犬耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれ。


堅いパンと、野菜サラダと俺の大好きなクラムチャウダースープだった。


裏庭で5つの型からの、素振りをやっていると左でドムも素振りを始めていてリョウも前後左右に高速移動する訓練をしている。


右ではエルザさんが、フランとマリアに体術の型の指導と体の使い方と組手を教えていた。


1時間の鍛錬を終え、俺とドムは冒険者ギルドにフランとマリアは教会孤児院に向かう。


俺も1時間の走り込みに、5つの型からの素振りのあとガルムさんとの実践訓練をおこなった。


風呂から出ると俺とドムは、昼飯を食いに食堂に行くと相変わらずリョウがフランとマリアに撫で繰り回されている。


席に着くと料理を、各自注文をしていたが俺は特製ステーキ定食にしリョウにも特製ステーキのみ頼んだ。


「薬草採取のあと、ストロングブルを討伐しようと思ってる」


「私は、肉がとても美味しく食べられるらしいし従うわ」


「わしも、これまでより大型の魔物だがレベルも上がったし何とかなるだろ」


「あたいも守りと回復以外に、攻撃力上昇に防御力上昇バフも覚えたんで頑張ってみるよ」


掲示板から、薬草採取依頼8つとストロングブル討伐依頼8つを剥ぎ取って南の草原に向かった。


南の草原に向かう途中で、門番にギルドカードを見せるといってらっしゃいと言われた。


「今日もリョウは、魔物の警戒を重点に行いながらドムとマリアに薬草の場所を教えてくれ頼んだぞ」


結果は2時間10分で、依頼分と余剰分で約800本の薬草が取れその中で約100本がくず薬草でありそれらをアイテムボックス(小)に収納した。


ストロングブルの、討伐依頼書をみると南東にかなりく行くと生息地があるらしい。


「リョウが先頭で索敵、ドムが前衛でフランとマリアが中衛で俺がしんがりの後衛で進む」


(5頭の群れ、を見つけました風下から近づきます)


「5頭いるので、右端かから俺つぎドムつぎフランの順で倒す」


「残り2頭はリョウと、マリアのプロテクションで足止めしてくれ」


「マリアは、事前に俺とドムに攻撃力上昇と防御力上昇のバフをくれると嬉しい」


了解と、皆から返事が返ってきた。


そういうと俺が、右端のストロングブルに近づいていき2の型で切りつけ足を止め5の型でとどめを刺す。


ドムも、素早い突進を上手く避けて何回も切りつけてとどめを刺していた。


フランは、ウインドカッターとアイスアローを連発して遠くから倒している。


そして、俺とドムとフランで残り2頭を倒した。


ストロングブルは、体が大きい為に倒すのに時間はかかったがウルフほど素早さは高くなかったので何とか倒せる。


俺もドムも何度か、ストロングブルの突進がかすりダメージを受けたがマリアがヒール飛ばしてくれて直してくれた。


25頭を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったしドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。


ドムはフランのアイテム袋(中)に入っている、交換用の斧を装備してすぐに戦闘に戻ってきた。


35頭を倒したところで、俺とドムも素材の解体に加わったがフランとドムは自分達の食用にと3頭倒してくる。


肝心のレベルはというと、皆がレベル22に上がっていた。


帰りがけ門番にギルドカードを見せて冒険者ギルドに向かう。


3番窓口に並び、依頼の報告して余剰分の薬草も売ると依頼報酬を含め約銀貨700枚つまり金貨70枚近くの売上になった。


均等分配で1人金貨17枚で、金貨2枚をパーティー貯金にする。


ストロングブルの討伐依頼と、余剰分あわせて35頭の報告は受け付けてくれ。


解体窓口のバランさん所に行き、ストロングブル35頭の解体素材を売りに来ましたと言うと1頭金貨5枚だよ配分はどうすると聞かれたのでまた均等分配でと答えた。


金貨175枚なので1人金貨43枚になり、金貨3枚をパーティー貯金にする。


宿屋に戻って、エルザさんに今日あったことを報告した。


「4人とも、晩飯食べてきなリョウはこっちだよ」


俺達が席に着くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。


堅いパンとコンソメスープと肉のシチューがでてきた。


パーティーで相談して、ストロングブルの肉を1頭分エルザさんに日頃の感謝を込めて渡し。


エルザさんは、獣人ウエイトレスや店のみんなで焼肉パーティーでもして食べるからと喜んでくれた。


肉が傷まないように、アイテムボックス(小)に入れときましょうかと言ったらエルザさんはアイテムボックス(中)持ってるから大丈夫と言われる。


アイテムボックス(中)の、大きさはどのくらい何でですかと聞くとだいたい教室ぐらい大きさのようでうらやましい。



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