第25話パスタと大角ウサギ討伐
フランとマリアの、好みに合うと思うんだが一応楽しみにしてくれ。
「リョウ、パスタ屋まで先導頼む」
「ワン」と吠えて頷いた。
「大丈夫なようだな、リョウは言葉を理解することができるので覚えておいてくれ」
店に着いて席に座ると、ウエイトレスさんがおすすめは麺料理ですよと言ってきた。
「では麺料理を、人数分お願いしますし外の犬にも食べさせてやってください」
「ホークで麺を、巻くようにして食べるんだよ」
「麺とホワイトソースが、絡まってとてもおいしいわ」
「あたいは、麺に弾力があって好き」
「わしも、肉がアクセントになってって美味だ」
(僕も、食べにくいですけど好きな味です)
食事を堪能した後、リョウの先導で冒険者ギルドに着くと掲示板から薬草採取依頼8つと大角ウサギ討伐依頼8つを剥ぎ取った。
ガルムさんに声を掛けられ、パーティー登録していけと言われパーティー登録と念じるとボードがでてきて俺とフランとドムとマリアを登録した。
これでパーティーメンバーには、均等に経験値入るとの事でリョウはテイムしてあるので勝手に経験値が入るそうだ。
フランの提案で購買によって、調味料とか食用油や野営用の道具や食器や毛布やマリアのひも付きカード入れ等を買い込みパーティー貯金を使い切った。
調味料や食用油は俺のアイテムボックス(小)にいれ、その他調理器具や野営用の道具や毛布など腐らない物はフランのアイテム袋(中)にしまい直した。
冒険者ギルドから出て、南の草原に向かう途中で門番にギルドカードを見せるといってらっしゃいと言われた。
「今日はリョウは、魔物の警戒を重点に行いながらドムとマリアに薬草の場所を教えてくれ頼んだぞ」
結果は2時間半で、依頼分と余剰分で約750本の薬草が取れその中で約90本がくず薬草でありそれらをアイテムボックス(小)に収納した。
マリアは最下位だったが、あたしでも100本以上取れたと喜んでいてフランが偉い偉いと褒めたたえていた。
「さあここからが、本番だ大角ウサギの生息地は討伐依頼書によると南東に進んだところだ」
「リョウが、先頭で索敵ドムが前衛でフランとマリアが中衛で俺がしんがりの後衛で進む」
「ワン」と吠え歩みを止めた。
(前方に5羽いますが、左2羽は僕が足止めします)
「5羽いるが、右から順に3羽を俺とドムとフランで倒す」
「マリアは、ヒールがいつでも使えるように準備」
そういうと俺が、右端の大角ウサギに近づいていき挑発して突進してきたところを2の型で切りつけ3の型でとどめを刺し。
ドムも突進を上手く避けて、何回か切りつけてとどめを刺していた。
フランは、ウインドカッター一撃で首を落としていた。
そして、俺とドムで残り2羽を倒した。
大角ウサギは、体こそ120センチぐらいあり大きいが動きは単調で仕留めやすかったな。
30羽を倒したところで、フランは魔力切れが近いそうでマリアと素材解体やると言ったしドムは斧を手入れしないと切れないと言っていったん下がった。
結局42羽倒して終了になったが、ドムがアームの剣は切れ味が落ちないのは異常だしどうやって手に入れたのかと聞いたので女神様に持たされたと話したよ。
それを聞いて、ドムを含めて皆が納得したようだがなぜだかあきれられてしまったようだな。
(ご主人様、やっと気が付いたんですねその剣が女神様からの特典ですよ)
レベルはというと、フランがレベル9に俺とドムとマリアとリョウが揃ってレベル8に上がっていた。
42羽の解体が終わる頃には日が沈みかけていたが、フランが2羽分の肉と素材は売らないでアームのアイテムボックス(小)に保管してほしいと言ってきた。
帰りがけ門番に、ギルドカードを見せて冒険者ギルドに向かった。
3番窓口に並び、依頼の報告して余剰分の薬草も売ると依頼報酬を含め約銀貨660枚つまり金貨66枚近くの売上になった。
均等分配で1人金貨16枚で、金貨2枚をパーティー貯金に。
大角ウサギの討伐依頼と、余剰分あわせて40羽の報告は受け付けてくれ。
マリアが兎耳受付嬢に金貨2枚の両替を頼んで俺の方にくると、薬草15本分の銀貨15枚を渡してきてあの時の借りを返しますねありがとうございましたと頭を下げた。
解体窓口の、バランさんの所に行き大角ウサギ40羽の解体素材を売りに来ましたと言うと1羽金貨2枚だよ配分はどうすると聞かれたので均等分配でと答えた。
金貨80枚なので1人金貨20枚になったが、マリアがさっきの薬草報酬の取り分と合わせて金額が多すぎててんぱってしまいフランに預かってほしいと泣きついていた。
宿屋に戻ってエルザさんに、今日あったことを報告するとマリアはフラン隣の部屋で1泊が銀貨2枚と銅貨5枚に負けとくとの事だった。
「4人とも、晩飯食べてきなリョウはこっちだよ」
俺達が席に着くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。
堅いパンと、コーンスープにステーキが出てきて赤み肉で柔らかく美味しかった。
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