【カンタ=ソモの村の少年】

これは二年ほど前、とある小さな村に起きた大きな事件。村はロックバンド王国の端の端に存在し、いわゆる辺境の村であった。名をソモの村という。豊かな自然に囲まれ、村の人達は穏やかな生活を送っていた。


「カンタ、晩御飯よ」

 野原で球遊びをしていた子ども達の元にカンタの母親がやってきて言った。

「わかった」

「じゃあカンタ、また明日な」

「うん、明日また塾でね」

 友達に別れを告げ、少年カンタは母親の元へと駆けて行った。親子はみんなに手を振ると、家に向かって歩き出した。

「今日は楽しかった?」

「まぁ、そうだね。楽しかった」

 息子の少し歯切れの悪い言い方に母親は困ったような顔をしたが、それ以上は何も言わなかった。

 この小さな村には大きな建物なんてない。カンタの家も一階建ての小さな木造建築で、部屋の数なんかも少なかった。キッチンとリビングルーム、そして物置があるだけだ。トイレは庭にある縦長長方形の小屋がそうだ。睡眠時はリビングルームに置かれた一つのベッドに家族全員が横並びに寝る。貧相な暮らしだが、田舎では珍しくないし、本人達も別に不幸だとは思っていない。

 キッチンで母親が晩御飯の準備をしている音が聞こえる。しばらくすると、両手に木の器を持った母親がリビングルームに現れた。湯気を立てる器にはキノコスープが入っている。母親がよく作ってくれる手料理だ。

 二人はテーブルについた。木のスプーンを手に持つ。

「いただきます。いっぱい食べて大きくなるのよ」

 母はそう言ってスプーンを動かすが、カンタは一向に手をつけようとしない。

「どうしたの? 食べないの?」

「お父さんは?」

「…まだ帰ってきてないわ」

 木の丸テーブル。椅子は三つ。一つだけ、空いている席がある。母親は辛そうにその席を見た。

「そうなんだ…」

 父と母と子、仲良し三人家族はいつも一緒にご飯を食べていた。しかし最近は空席との食事ばっかりだ。

「仕方が…ないわよ」

 カンタは苛立ちをぶつけるかのように、スープを素早く飲み干した。

「ご馳走様」

 おわんを流しに置き、カンタはすぐさまベッドに向かった。ふて寝だったが、そのうち彼は本当に眠りについた。


「おはよー」

「みっちー、おはよ」

 塾へ向かう道中、友人のみっちーが話しかけてきた。二人は仲が良く、小さい頃からずっと一緒に遊んできた仲だった。

「なんかお前最近元気ねーな」

「まだお父さん帰ってこないんだ…」

「あー、そのことか。うちもだ。最近全く会えやしない」

「うん」

「あいつらが来たからだよな。あいつらが来てから父ちゃん達は前の仕事を辞めさせられて、連れていかれちまった」

「なんでお父さん達が連れていかれたんだろう」

「なんか男手がどうのって言ってたよな。てかあいつら一体何者だったんだよ」

 塾に近づくにつれて他の子供達の姿も現れるようになった。皆一様に同じ方向へ向かって歩いている。

 子供に対する学校教育は国が強く推奨していた。だから殆どの街には学校があり、読み書きや数字などの一般教養から少し専門的なことまで幅広く教えていた。学校へ通う子供の割合はかなり多く、金銭的な理由で行かせられない家庭以外は殆どがその子供を学ばせている。街が発展してきた現在、力仕事以外の選択肢も増えてきていたからだ。ならば学術が大事になってくる。

 しかし小さな町や村なんかには学校がないこともある。その代替となるのが塾だ。塾とは誰かが個人、もしくは少数のグループで行う小規模の学校のようなものである。

 この村には四十年前ぐらいから塾があった。街からやってきたジュンという男が開いたものだ。当時若かったジュンは村人達から怪しい目で見られながらも自力で塾を建て、営業をスタートした。最初は怪しんで誰も近づかなかったが、好奇心旺盛の若い者を中心に学びの楽しさが村中に広まり、ついには全ての村人が読み書き算数ができるようになっていた。ジュンは他にも色々なことを知っており、村人達は知識と教養を深めていった。

 ジュンは今年で六十三になる。そして四十年前から今のカンタ達に至るまで、ほぼ全ての村人が塾生だった。それほどまでに、塾という存在はこの村に強く根付いていた。

「おはよぉー」

 元気いっぱいの可愛らしい声が二人に近寄ってきた。

「おはようティア」

「ティアはいつも元気だな」

 ティアと呼ばれた少女はえへへぇと頭を掻いた。彼女は二人よりも少し年上だったが、小さい頃からずっと一緒に遊んでいるのでもはや関係なかった。二人にとってティアはきょうだいのような存在だったし、ティアも二人のことを大事に思っていた。

「でもほんと、ティアって歳上には見えないよな。下手すりゃ俺達よりも歳下に思われるんじゃないか?」

「えぇー? そうかなぁ?」

「カンタもそう思わないか?」

「お、思うかも…」

「そんなぁ」

 大袈裟に肩を落とすティアを見て二人は笑う。三人は楽しくおしゃべりしながら塾へと歩いていった。


「午前の授業はここまで。みんな、お昼休みですよ」

 ジュン先生の言葉に歓声があがった。みんなそれぞれお昼休みに向けて準備をする。親から渡されたお弁当を開く生徒。一度家に食べに帰る生徒。そしてお昼ご飯よりも広場に遊びに行くのを選ぶヤンチャな生徒達。ジュン先生は微笑み、自分のお昼を広げた。

 塾の生徒は全員で十一人。年齢はバラバラだが、みんな同じ教室で授業を受ける。年齢が違うのは入塾したタイミングが違うためである。先生が一人しかいないため、クラス分けをするのは難しい。全ての授業は同時に行われる。だが先輩生徒には追加で宿題が出たり、後輩の子らが帰った後の放課後に専門的な授業を追加で受けることもできる。

 だから歳上の子達が歳下に勉強を教えてあげたりなんていう光景も珍しくない。歳が多少違っていても、生徒はみんな仲良しだった。

「俺達も昼にしようぜ」

「うん」

 ティアは歳下の男の子達と広場に球技遊びに行ってしまった。塾のすぐ目の前にいい感じの広場があり、生徒達はそこを校庭と呼んでよく遊んでいるのだ。

 カンタとみっちーは向かい合って座り、家から持ってきた弁当を開いた。

「いただきまーす」

「いただきます」

 みっちーは母親が焼いてくれたパンを紙包に入れて持ってきていた。一方、カンタの弁当はスマッシュポテトと羊の肉の焼いたものだ。木製のお椀に蓋がかぶせられるようになっているのが彼のお弁当箱だ。毎日母がそれに入れて持たせてくれるのだ。

 二人は楽しくお昼を食べた。少し落ち込んでいたカンタも、母の手料理が嬉しくてつい口角が緩んでしまった。親友のその様子を見て、みっちーも少し安心したようだった。

「なぁ、今日塾が終わったら牧場行かないか?」

「いいよ」

「よし決まり。あそこ楽しいから俺好きなんだよね」

「僕も好きだよ。ティアも誘おうか」

「勿論だぜ。三人で行こう。放課後が待ち遠しいな」


 カンタ達の村は規模としては小さいが、面積で言ったらそこそこの大きさがある。村の北端に建てられている塾に子供達は徒歩で通っているのだが、家が遠い子は三十分ぐらい歩く。つまりそれくらいの大きさであった。

 そしてその塾の丁度正反対の方向に位置するのが、件の牧場だ。牧場は木のフェンスで囲まれ、綺麗に刈られたあおい芝生がその中に広がっている。入口はフェンスゲートになっていて、その真上にはアーチ型の木製看板。看板に炭で書かれた文字は「ソモ牧場」と読めた。

「カンタくん、ティアちゃん、みっちーくん、こんにちは」

 牧場の中に居たお姉さんが笑顔で手を振る。彼女はこの牧場のオーナーの一人娘で、カンタ達とは前から面識があった。オーナーが居なくなってからは彼女が管理人をしている。

「こんにちは」

「今日見学していっていいですか?」

「勿論よ。みんなも喜ぶわ」

 彼女はゲートを開いて三人を中へと招き入れた。

「私も丁度暇してたの。みんなが遊びに来てくれて嬉しいわ」

 そう言ってお姉さんはウィンクした。彼女は三人の先頭に立ち、彼らを牧場の奥へと引き連れていく。

「ティアちゃんはほぼ毎日来てくれるけど、カンタくんは結構久し振りなんじゃない?」

「えっと…」

「こいつ最近ちょっと落ち込んでて。そんな時こそ牧場に来てみんなに癒されればいいのにと思ってさ」

「そうだよぉ。今度シューくん貸してあげようか? 抱いて寝るとポカポカふわふわで気持ちいいんだぁ〜」

 ティアは頬に手を当て腰をクネクネさせる。

「シューくんってあの時の鹿の子よね。元気に成長してるの?」

「うん! もうすっかり仲良しさんだよぉ。最近一人でおトイレもできるようになったんだぁ」

「やっとかよ。ティアが引き取ってからもう三年ぐらい経つだろ。どんだけ躾に時間かけてんだよ。お前、甘やかしすぎなんじゃないか?」

「いいのっ。シューくんは自分のペースで頑張ってるんだからぁ」

 三人が会話しながら進んでいると、徐々に芝生の様子が変わってきた。真緑だった芝生に紫色の染みが見られるようになってきた。だが四人はそれを見ても全くリアクションをすることはない。さも当然のことのように通り過ぎていく。

「ねぇ、見てよ!」

 ティアが前方を指差す。芝生に何かが立っていた。高さは三メートル弱ほどだろうか。それはピクリとも動かず、ただそこに存在している。しかし人工物ではない。四人が近づいてもなお全く動かないが、れっきとした生き物である。

「お、地蔵狼のジロウさんだ」

「ジロウさん今日も可愛いぃ♡」

 ティアはぴょんとジャンプし、それに抱きついて頬ずりしている。ティアの服が紫色に汚れていくが、彼女が気にする様子はない。

 その生き物は人間から地蔵狼と呼ばれていた。もふもふの毛に覆われたその体は薄い灰色で、二足で立つ狼のような見た目をしている。両前足は体の側面にピッタリとつけ、背筋を伸ばして「気をつけ」のような体制で佇んでいる。そして決して動かないのだ。ティアが抱きついても何しても、石のように全く動きはしない。

 彼の左半身の大半は溶けたように抉れており、真紫色の体内が丸見えになっていた。抉れた穴からは同色の体液がちょろちょろと流れ出ている。そう、彼は変異歹であった。

 変異歹にはいくつかの「パターン」がある。同じ種の変異歹なら、変わり果てた姿もどこか似通う。それを人間はカテゴライズし、名称をつけた。

 狼の場合、二足歩行の変異歹と四足歩行の変異歹に大きく分けられる。ジロウは二足歩行のパターンの一種、「地蔵狼」という種族に分類される。

「ジロウさん、種族がら無反応だけどこれでも嬉しいんだよ。牧場のみんな普段退屈してるから、君達が来てくれると喜ぶのよ。ほら集まってきた」

 お姉さんが指差す方向には姿形大小様々な生き物が居た。彼らは嬉しそうに四人に近づいてきた。

 それぞれ見た目は全く違うが、みんなに共通していることがあった。やはり彼らの体はどれも一部がドロドロに溶けており、紫色の体内と体液が見られる。

 ここは変異歹の牧場であった。

「あ、こら、服噛んじゃダメだよ」

「おいおい、そんなに強く押したら転んじゃうだろ」

「あはは〜! みんな可愛いぃ♡」

 鳥、猪、蛙など。様々な種類の変異歹が彼らを取り囲み、思い思いの方法で甘えてくる。頭や尻尾を撫でてやると決まって嬉しそうな声をあげる。

「みなさんも来ていましたか」

 ジュン先生の声だった。彼は変異歹と触れ合う子供達を見て嬉しそうに微笑んでいる。

「あ、先生だ! 先生も来たのか」

 授業が終わるや否や、悪い足を杖で庇ってまで彼がここにやってきたのには理由がある。

「先生、今日もこの子達の診察、よろしくお願いします」

「はい、任せてください。さぁ、みなさんテントに行きますよ」

 ジュンの言葉に、変異歹達は彼の元に集まった。そしてそのまま一緒に向こうへ歩いて行ってしまった。彼らが向かった先には大きな白いテントが見える。

「ジュン先生はすごいわよね。彼が居なかったら、あの子達はみんな殺されていたかも知れなかった」

 お姉さんが尊敬と悲しみの込もったため息をついた。みっちーはそんなお姉さんを不思議そうに見上げた。

「だって変異歹って本当は凶暴で危険なんだろ? 冒険者って奴らが一生懸命狩ってるらしいぜ? 人間の安全のためだって言って」

「変異歹って、元々は普通の生き物なのよ」

 そう呟いたティアの声は悲しさで溢れていた。

「普通に生きていただけなのに、ある日突然姿が変わって、力が強くなって…。戸惑っちゃうのも当然だよね。あまりのパニックに他の生き物を襲っちゃうだけなんだぁ」

 お姉さんも頷く。

「ジュン先生の話だと、変異歹は訳もなく怒りの感情が沸々と湧きあがってくるらしいのよ。止まることのない怒りの感情が、破壊衝動になって出てくるらしいわ」

「ずっと怒ってんのかよ。大変じゃん」

「そんなことよく気づきましたよね。普通の人には未知の化け物が暴れているようにしか見えないだろうに」

「ジュン先生がすごいのはそこなのよ。いち早くそれに気づいた先生は、変異歹の怒りと憎しみを抑える薬をたった一人で開発しちゃった。冷静な心を取り戻した変異歹達は見ての通り、普通の動物のように大人しいわ」

「冒険者さん達もそれをわかってくれたらいいのにぃ…。そしたらもう、戦わなくてもいい…」

「そうだよね。彼らが協力してくれれば、みんなで薬を変異歹達に打って正気に戻してあげられる。冒険者達の組織力があれば簡単なはずだ」

「なかなか理解してはもらえないわよね。だからジュン先生達がこうして変異歹を保護してるのよ」

 お姉さんは大人として、その理想がどれだけ難しいのか理解している。何十年も変異歹を殺してきた組織に「大人しくさせるから殺さないで」と言って向こうが納得するはずがない。今まで殺されてしまった人が多ければ多いほど、彼らの憎しみが大きければ大きいほど、難しい。

「ジュン先生が今研究している薬が完成すれば、本当の意味であの子達を救えるんだけどね…」

「なんの薬なんだ?」

「変異歹を元に戻せる薬。なかなか実現しないみたいだけどね。変異歹って体の半分近くが溶けていて、内臓まで無くなっている子もいるんだけど、それでも元気に生きているのよ。その謎とメカニズムが解けない限り、薬の完成はまだかなり先になりそう」

 ティアはずっと悲しそうに俯いている。彼女は誰よりも変異歹のことを大事に考えていたのだ。弱って倒れていた鹿の変異歹を家に引き取り、今日まで可愛がって育ててきたぐらいには彼らを想っている。ティアのその優しい心を知っている二人は、彼女の悲しそうな様子が気の毒で仕方なかった。

 彼らは今まで殺された変異歹の死骸をいくつも見てきた。その度にティアが泣きながら埋葬してやるのだった。二人もそれを手伝った。悲しい気持ちは同じだった。

「ティア、元気出して。きっとそのうちジュン先生が薬を完成させるよ。あんなにすごい人だもん。きっとやってくれるよ」

「…そうだね。ありがと」

 ティアは弱々しく笑った。

「ティアちゃん、変異歹の子達を大事に想ってくれてありがとうね。よかったらまた会いに来てあげてね」

「うん。絶対にまた来るね」

「でも今日はもう帰ったほうがいいんじゃない? 変異歹達も行っちゃったし、遅くなったらお家の方も心配するしね」

 空はいつの間にか橙に染まっていた。薄暗い影が地上に被さる。気づけば太陽はもう殆ど見えず、月が交代で出てくる時間が迫っていた。 

「そうですね。もうお母さんが夕ご飯作って待ってる頃だ」

「遅くなるとお婆ちゃんとシューくんを心配させちゃうもんね」

「んじゃ今日は帰るか」

「お姉さん、案内ありがと♡」

 三人は礼儀正しくお姉さんに頭を下げてお礼を言った。

「どういたしまして。私はこれから仕事があるからまだこっちにいるけど、三人で入り口まで戻れるよね」

「何回来てると思ってるのぉ?」

「今日を合わせて二千八百四回。大丈夫だね。気をつけて帰るのよ」

 四人は手を振って別れを告げ、少年少女は帰路についた。最後に変異歹達にも別れを言いたかったが、ジュン先生と診察に行ってしまったので残ったジロウさんにだけ挨拶をし、牧場の入り口へ戻る。ジロウさんの毛並みは変わらずもふもふしていた。

「今日もみんな可愛かったね♡」

「先生が連れて行っちゃったからあんまり遊べなかったけどな。なぁ、カンタも少しは楽しめたか?」

「うん。来てよかったよ。久しぶりにみんなに会ったら元気出た。誘ってくれてありがとね、みっちー」

 みっちーは満足そうにウシシと笑った。

 牧場のお姉さんは、診察後の変異歹達の餌やりだろう。遅くまで大変な仕事だ。

 入口のフェンスゲートの戸締りを忘れると彼女に怒られるので、それだけはきちんと気をつけようと三人は互いを注意しあった。

「また来ような」

 みっちーは二人に笑いかけた。

 だが返事がない。彼は怪訝に思って二人の顔を覗き込む。

「どした?」

「ティア」

「うん。なんか嫌な雰囲気を感じる…」

「嫌な雰囲気ってなんだよ。何か起きてんのか?」

「わかんない。でも何か、胸騒ぎがするの」

「急いで戻ろう。みんなが心配だ」

 後方からお姉さんが走って追いかけてきた。望遠鏡を手に血相を変えて走ってきた。彼女は三人に望遠鏡から見えたものを伝えた。四人は慌てて村を目指して全速力で走る。


…彼らはこの日のことを、生涯忘れることは無かった。


 それはあまりにも残酷で、あまりに悲しすぎる日となった。

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