第35話・僕の再婚

 春が訪れると、葛城皇子は唐突に言った。

「そなた、正妻がいないな」

「正妻の安媛が没してからはそのままでございます。もう、子もいるし、よいかと」

「正妻を娶れ」

「は? 」

「内臣ともあろう人間が、正妻がいないとはよくない。そなたの正妻にちょうど良い娘がいる。どうだ? 美しい女だぞ。だが我は事情があって妃にできない。そなたの正妻によいと思ってな、そなたに譲ろうと思う。嫌なら断っても構わぬ」

 皇太子からの直々の話を断れるわけがないだろうが。軽皇子といい、この人といい、僕の結婚を、女性の人生を、全く何だと思っているんだ。二十一世紀だったら絶対パワハラ、セクハラだぞ。

「わかりました。そのお話、ありがたくお受けいたします」


 それから程なくした夕時、僕は葛城皇子に、鏡王女かがみのおおきみの宮へ連れていかれた。

 鏡王女は、葛城皇子の元妻である。子供はない。僕より十五、六歳若いし、僕のような身分の男が皇族の女性を妻にするなんて、本来ならあり得ない。

 父親は既に他界し、母親と暮らしている。人手が足りないのか、手入れが行き届いていない宮の庭に枯れ草がそのままになっている。没落貴族という言葉が似合う屋敷だ。

 僕らが行くと、門番をしていた下男が玄関まで案内する。僕らはそれぞれの馬と皇子の舎人を門内に待たせ、奥へ進む。


 僕らが奥の間に通されると、母親が座っていた。

「この者が内臣、中臣連鎌足だ。よろしく頼む」

 葛城皇子が紹介する。

「中臣連鎌足です、末長いお付き合いをよろしくお願いいたします」

 挨拶の後、膳が運ばれてきた。皿数の少ない簡単な酒肴、宮の台所事情が窺われる。

 葛城皇子は酒を一杯飲むと、立ち上がった。

「では、我は帰る。後を頼むぞ」

 え、まさかの帰っちゃう? 初対面の皇族の家に僕ひとり置いて? 

 葛城皇子は僕の「お願い、僕をひとりにしないで」と縋る目をわざと無視して帰った。

 その後、湯漬けが運ばれてきたが、会話も弾まず、緊張で食べた気がしなかった。質素な食事が逆にありがたく感じたほどだ。


 食事の後、僕は侍女に案内されて廊下を部屋へ渡った。デジャヴ。僕の童貞喪失を思い出す。

 薄暗い部屋にはベッドのような台に敷物が敷かれ、若い鏡王女が座っていた。

「皇太子の命令なのでしょ? よろしいのかしら」

 思っていた以上に美しい女性だった。まあ、葛城皇子の元妻だから当然だが。

「貴女様こそ、本当によろしいのでしょうか。私のような者の妻になっても」

「嫌だと言ったらどうなるのかしら」

「それは……困りましたな」

 ……葛城皇子に似てる。

「では、私は帰りましょうか。拒む女性を強引に妻にするのは好きでない」

「あら、皇太子はどんな女性も力ずくで手に入れますわよ」

「それは……、皇太子だからできることで、私がそのようなことをしたら、世の中の全女性を敵に回します」

「まあ、ホホホ」

 やっと鏡王女が笑った。

「冗談ですのよ。ちょっとからかってみたくなっただけ」

 彼女はそう言って、僕の首に手を回した。ああ、若い女性に翻弄される中年がここにいる。

 そうしてまた僕の試練が始まる。しかし、安媛やトヨとの経験から、どうしたらうまくいくかそれなりに技を得てきた。

 僕は女嫌いなのではない。女性を恋愛対象として見られないだけだ。友達としてなら付き合える。女性の美醜や人間としての魅力もわかると思っている。鏡王女は美しいし、葛城皇子が惹かれたのもわかる。皇子は十代の頃から采女に手を出し、何人もの女性を妻にしている。きっと美しい女性がいると我慢できないタチなのだ。

 床の最中に、葛城皇子の顔が浮かんだ。僕を気分で挑発するわがままな猫のような目。皇子……。

「う……」

 はあはあ。……あああ、いかんいかん、なんということをしたんだ、僕は。皇子を思い浮かべてイクなんて。ああ、押し寄せる自己嫌悪……。


 翌朝目を覚ますと、すっかり辺りは明るくなっていた。しまった。つい、寝入ってしまった。

「ありえない」

 横に鏡王女はいない。慌てて飛び起きると、侍女が声をかけてきた。

「食事を召し上がってからお帰りになりますか」

 ヒー。

「いえ、帰ります」

 やってしまった。女性の家を訪れた場合、朝のまだ薄暗い時間に帰るのが常識なのだ。

「姫様が、こちらを」

 マッハで服を着ていると、侍女から松の枝に結んだ文を手渡され、僕は懐にしまってそそくさと立ち去った。


 家へ帰って、もらった文を開いた。歌が書いてあった。

「素敵な夜でした、とか、かな、ウキウキ」

 …………。

 意訳すると「結婚したんだからまあいいんだけど、夜が明け切ってから帰られるとご近所の評判になるし、私が好色だと思われるでしょうが」だ。

 うわあああん。すみませんっ。二十代の頃と違って、ぐっすり眠らないと回復しないんですう。

 でもまだ、松の枝というところに希望がある。また来るのを「待つ」という意味なんだよね。そうだ、ポジティブに考えよう。


 その午後、葛城皇子から呼び出された。まあ、あるだろうと思っていたが。

「どうだった? 彼女は」

 目が笑ってるぞ。

「ええ、私には勿体無いほど魅力的な女性です」

「どういうところがよかった? 」

 それを聞くか? 変態。

「皇子はまだ彼女のことを愛しておられるのですか」

「愛してる? 我は母上の言いつけで結婚したのだぞ。そなただって同じことだろう」

 この時代、ある程度以上の高い身分の人間は、正妻とは政略結婚であるのが常識である。一夫多妻制だから、恋愛関係の女性は妾にすればいい。

「ええ、失礼いたしました」

「子ができなかったから関係を解消する。それだけのことだ。ま、良くしてやってくれ」

「はい」


 それから数日後、僕は鏡王女に文を送り、再び訪問した。

 事前に言ってあるから、門には下男が待機している。僕の姿を認めると、宮の中へ向かって声を上げた。

「内臣がお越しになりました」

 今度は母親への挨拶は無しで、直接鏡王女の部屋を訪ねる。彼女の部屋の前にも侍女が待機している。

「どうぞ」

 僕は、部屋の中へ入った。


「何かお召し上がりになります? 」

 鏡王女が初対面の時より幾分親しみのこもった口調で言った。

「いや、済ませてきました」

 先日の様子から、食事を準備させるのが申し訳なく感じた僕は、食事はいらないと先に文で知らせておいた。

「何か飲み物でも? 」

「いや、それで、考えたのですけれども」

「はい」

「僕の家に来ませんか? 」

「今からですか? 」

「いえ、そういう意味ではなく……僕の家で一緒に住みませんか? 」

「は? 」

「僕も家を留守にすることが多く、代わりに、女主人のような感じで家を仕切ってくれる人がいたらありがたいな、と思っていたので」

「……」

 顎に人差し指をつけて考えている。

「僕の家に来たからといって僕は束縛するつもりはありません。貴女は好きなことを自由にしてください。もちろんお友達と出かけたりも。お母上のことは、そうですね、僕の下働きの者を何人かこちらへよこし、お世話をさせましょう。どうですか」

「そうね……、ええ、それもよろしいかもしれませんね」

「おお、よかった」


 この時代は「通い婚」も多いけれど、僕は寂しがり屋だから家族と一緒に住みたい派だ。「通い婚」だと前もって文を送って「いついつ行く」って知らせなきゃならないし、別居してると食糧や衣類などを定期的に送らなきゃならないし、不経済だと思うし。要は離れて住むと面倒臭いのだ。

 先立ってトヨにも相談したところ「正妻様がお屋敷におられるのはよろしいことだと思いますよ」と歓迎してくれた。

 昔、安媛とトヨとは親しくして僕の友達とも家族ぐるみの食事会をしたけれど、鏡王女とはそんなことできそうにない。トヨが下町育ちの姉御肌だとすると、安媛はおっとりしたお嬢様で、トヨがいろいろ面倒を見てあげてうまくいっていた。鏡王女はお嬢様学校の生徒会長みたいなタイプ。どっちが主導権握るか、衝突しそう。間でオロオロする自分が容易に想像できる。二人は行事以外に無理に会わせないほうがいいか。


 亡き正妻安媛との結婚の時は大騒ぎだったが、今回はお互い再婚ということもあって、特別な何かはしない。僕は、馬で彼女の家へ迎えに行き、一緒に並んで僕の屋敷に来る。荷物は人を雇って後で運ばせる。荷物と言っても、衣類と幾らかの書物など、そう多くない。

 穏やかな春の日の午後、僕たちは並んで馬を歩かせた。

 この時代の身分の高い女性は、馬に乗れるのだ。といっても跨いで乗るわけではない。横座りで、普通は馬を走らせることはなく馬番に手綱を引かせて歩かせる。この馬と馬番が、彼女の嫁入り道具みたいなものだ。


 僕らが川の近くを通りかかると、何やら川縁に人が集まっている。

「石が川に落ちるぞう」

 大きな石を乗せた舟が、傾いて今にも沈みそうだ。

「無理だ」

「うわあ」

 舟は沈み、かろうじて船員たちは岸に逃げた。

「ああ、これを引きずり上げなければ。また手間だ」

「どかさないと、他の船が困る」

「全く、なんだってこんなことしなきゃならないんだ」


「あらまあ、大変なこと」

 鏡王女が声を上げた。

「石は水に浮かないから、一度水に落ちたら引き上げるのは困難ですわ」

「このところ、毎日あのような石を運んでいるな。人民も苦労する」

「そういえば、今度宮を建て直すのだとか言っておられましたわね」

「うむ、確かに今ある宮の多くは古くなっているから。だが、あの石は宮を作るものではなさそうだな」

「そうなのですか」

「唐の国では宮城の周囲に石造りの城壁を張り巡らせているらしい、我が宮も石垣を作りたいと、天皇が言っておられたそうだ。あの石はきっとその垣に使う石だ。石は、木材よりも重く扱いが大変だろう」

「よろしいのかしら。農民も忙しいでしょうに」

 僕はちょっと驚いた。お嬢様育ちの鏡王女がそのようなことを気にかけるとは思わなかった。

「その通りだ。最近、遷都やら何やらで人民の負担が増えている。もう少し、天皇もお考えになってくださればいいものを」

 再び天皇となった宝皇女はやたらと土木工事をした。飛鳥にある宮の多くは、古くなっていてリフォームの必要があるのは確かであったが、それだけではない。宮城の周囲に石造りの城壁を張り巡らせたり、石造りの長い水路を作ったり、とにかく、工事ばかりやっていた。

 労役に駆り出される人々はたまらない。だんだんと人々の間に不満の声が聞こえるようになった。

「後で皇太子に意見しておきましょう」


 鏡王女を連れて屋敷に帰ると、僕は鏡王女にトヨと娘たち、それから若爺を紹介した。

「何かあったら、何でもこの爺に言ってくれ。屋敷内と使用人の管理を任せてある」

 彼女には母家に一番近く広めの離れの部屋を与えた。

「僕の書斎にある本は好きなだけ読んでいいよ。気に入った本があれば、貴女の部屋へおいても構わない」

 それから僕は結婚指輪の代わりに硯と筆と墨のセットをプレゼントした。普通、アクセサリーや着物を贈るのだろうが、彼女がこれがいいと言ったのだ。なかなか個性的な女性かもしれない。

 その夕べは皆でちょっとしたご馳走を食べた。娘たちが自己紹介をしたり、中臣家の話をしたりして、やはり食事はみんなと食べたほうが楽しい。


 それから半月後、鏡王女を僕の正妻することを世間に公表する、結婚披露宴のような宴を催した。

 ちなみに、この時代では結婚式というものはない。一般的には親族に報告するだけだ。皇族や貴族など身分の高い人間は、正妻との結婚の際に宴を催し、皆に知らせることが多いが、特に決まり事はない。三々九度もない。だからいっそ「日本で初めて三々九度をしたのは藤原鎌足」という歴史を作ってしまおうかとも思ったが、そんないたずらをするほど若くもないのでやめておいた。


 最初の正妻安媛との結婚の時も宴の席は設けたけれど、その時は僕も若かったし招待客は親戚縁者だけだった。

 今回は、僕も内臣という地位だし、相手も皇族だし、それなりに豪華な宴だ。大臣はじめ群卿たちを招待しなければならない。面倒臭いけれど、準備をする者たちはもっと面倒臭いだろう。申し訳ない。


「葛城皇子は招待しませんけどいいですね? 」

 一応、葛城皇子に確認した。

「うん? 行ってもよいぞ」

「来ないでください。皇太子が来られるとなると、他の者が緊張します」

「ふうん」

 ニヤニヤしてる。サプライズで来る気だろ、これ。

「絶対来ないでください。もし来たら絶交しますよ。この先一生、皇子とは口をききません」

「厳しいな、ハハ。仕方ない、そこまで言うなら」

 と、皇子は、当日、代理の人間に祝いの言葉と品を届けさせた。僕ら夫婦にだけでなく、出席した客全員分のお土産も用意されていた。

 一体、誰の結婚なんだ。僕の結婚は皇子の手の平の上で行われてるような気がする。


 まあ、僕の再婚行事はそんな感じだった。


 

 さて、新婚(再婚)気分はそこまでで、僕は、土木工事の労役のことで葛城皇子に意見しなければならない。

「皇子、人民が苦労しております」

「うん? 」

「このところの水路や石垣の建築作業、木材よりもさらにきつい仕事だと、蘇我大臣の時代よりも人々の不満は溜まっています。皇子は天皇をお諌めしないのですか」

「我が進めているのだ。大陸の国では宮殿の周りに石垣を張り巡らしている。そなたも知っているだろう。難波のような宮殿はもう時代遅れだ」

 軽皇子が豪華な宮殿を作ったのがよほど悔しかったのだな。

「しかし皇子、もう少し人民のことをお考えください。このままでは人民の不満が爆発します。先日も、建設中の宮が放火される事件も起こったでしょう」

「人民の不満か。大いに結構」

「唐が隋を滅ぼした時のように、律法制度や宮殿を作らせ、人民の不満を先帝に担わせて、ご自分は良いところだけを引き継ぐおつもりで。そのようなことをしたら、人民がいずれ」

「人民が反乱を起こすか? ふふん、面白い。不満があるのなら、我を殺めればいい」

 葛城皇子はしれっと言った。

「誰もそのようなことはできませんよ。ご存じでしょう。やる時は、綿密な作戦を立て慎重に且つ大胆に、絶対に成功させること。誰がそんなことができるというのです。その後のことも、混乱を収めるのに誰を立てるかも考えなくてはなりませんからね」

「そうだな。そなたくらいしかできないな」

「でも私はやりません。私にはもう野心はありませんから。あの時は……」

「あの時は貴方様を天皇にしたい一心で参謀役を務めました。今はもう、私が何もしなくとも皇太子に敵はいません」

 僕は嘘をついた。葛城皇子を天皇にしたかったわけじゃない。

「今の私はただ、貴方様が平に世を治めるのを見たいだけです」

 そう、世の中を混乱させないためには、もう葛城皇子が天皇になるしかないのだ。僕はただ、彼が平穏に世を治めるよう手助けするだけだ。


 

 鏡王女も徐々に僕との暮らしに慣れていき、やがて正月が近付いた。

「僕の家では」

 僕は、初めて中臣家で正月を迎える鏡王女に説明した。

「正月にみんなそれぞれ歌を作るんだ。元日の夕べ、子供たちとみんなで食事をして、その時に僕は歌の題を出して、それぞれが歌を作る。それで二日の午後に発表会をするんだ」

「まあ、面白そう。私もやりたいわ」

「貴女は得意だからね。僕なんか、大の苦手だから」

「知っておりますわ。前にいただいたお歌」

「忘れてください。では貴女には子供たちの歌の批評などお願いしようかな」

「そうですわ、私がお題を出して、貴方様も子供たちと一緒に歌を作るの、いかがかしら」

「えええ〜」

「苦手、苦手と逃げていてはいけませんわ。皆で一緒に学びましょう」

 この人はサドっ気があるのかもしれない。


 さて、正月の屋敷には僕と鏡王女、トヨと娘二人が揃った。

 元日の夕食には丸餅を焼き、皆でお雑煮を食べた。

 この時代、正月やおめでたい日に餅を焼いて食べるが「お雑煮」というものはない。僕は突然、母が作ってくれたお雑煮を思い出し、今年は何となくの作り方を教えて作らせてみたのだ。

 大学生の頃、友人たちと「我が家のお雑煮」の話をしたことがあった。僕の家のお雑煮は四角いお餅、具は鶏肉と青菜で澄まし汁だった。関西出身の友人の家は丸餅で白味噌味だとかで、他には魚介類が入っている家もあったし、日本の中でもさまざまだと皆で感心しあった。

「うーん、おいすぃ」

「暖かくて美味しいですわ」

「お餅が柔らか〜い」

 母の雑煮とは違うものだったが、なんだかほっとする味だった。これからは、これを中臣家の正月の味にしよう。


 正月料理を食べながら、僕が子供らに宣言する。

「今年は、歌が苦手なとと様に代わり、カガミノオオキミ様が皆にお題を出します」

 と、鏡王女に振る。

「コホン、では、歌のお題を発表いたします」

 鏡王女が子供らの前に言う。

「今年のお題は春にします」

「キミ様、春という言葉を入れるのですか」

「いいえ、入れなくても春を感じさせる歌ならば良いのですよ」

「難しそう」

「今年は殿もご一緒に作られますからね」

「はーい」

「あ、そうだ、トヨも作ってみないか」

「私などは文字も満足に書けませんし、一度も歌を作ったことがありませんから」

「殿はご自分だけが恥をおかきになるのがいやだから、初心者のトヨ様を巻き込もうとしているのですね」

「いや、まさか、僕がそのような卑怯者に見えるかね」

「くすくす」

 娘たちに笑われた。

「殿のことはお気になさらず、トヨ様は私とご一緒に子供たちの歌を楽しみましょう」

「ええ」

 絶対サドだ、この人。

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