スタートレック ヴォイジャー（VOY)

第19話 ホログラム

VOY S2-3　第19話

邦題：ホログラム

原題：Projections

あらすじ……ある事故によって、ドクターは現実と仮想との区別がつかなくなってしまった。混乱の極めつけは、レジナルド・バークレーが現れて、ドクターに、ヴォイジャーを破壊することで自分の身を守るようアドバイスしたことだ。

コメント

ホログラムのドクターが

現実と仮想の区別が付かなくなる、という

荒唐無稽なアイデアには

大笑いしてしまいます。

ドクターに魂があるという設定が

効いてますね。

自分が実体を持つ人間として

トリコーダーに表示されるドクター。

するとレジが現れて、

「あなたはドクター・ルイス・ジマーマン。

ホログラムに異常が出たので知らせに来た」

ほんとかな。

しかも「ホログラム同一性症候群」

ってドクターを呼ぶし、

わたしはもう、笑うっきゃない。

放射線による影響により、ホログラムが稼働し続けてしまい、

ヴォイジャーを破壊しなければドクターは死ぬなんて

レジは言うんですが、

ドクターはだれに相談すればいいんでしょうか。

チャコティ

「どちらを選ぶかじゃない。自分が何者か、だ！

キミが単なる映像だからといって

肉体を持つ人間よりも劣っていることにはならない、

身体などどうでもいい!

問題なのは、中身のほうだ。

キミは仲間だ、失いたくない！」

自分は誰で、何のために存在するのか。

その問いかけは、ホログラムにも存在するんですね。

ホログラムでも、哲学するんです。

仏教には、

草・木・国土など心を持たないもの(非情)すべてが、人間など心を持ったもの(有情)と同じように仏性があって成仏する

という考え方があるそうです。

西洋なのに、東洋の影響がある！

なんか、今日のＶＯＹは

考えさせられる話でした。