第13話

三田尻さんの息子さんが行方不明になってから10日後であった。


コウスケは、この日も無断欠勤した。


思い切りブチ切れたコウスケは、ド派手な服装で職場にやって来た。


コウスケは、職員たちをボコボコに殴りつけたあと金銭を強奪した。


その後、職場名義のクレカ5種類と小切手類などを強奪した。


そのうえにコウスケは、職場をめちゃくちゃに荒らした。


そして、勝手に職場から出ていった。


それから4時間後であった。


職場放棄をしたコウスケは、家の前で奈美を待ち伏せした。


この時、コウスケと奈美が大ゲンカを起した。


「ちょっと、どうしてアタシに会いに来たのよ!!」

「どうしてって…ぼくは奈美を守りたいのだよぉ…」

「帰ってよ!!」

「イヤだ!!」


この時、奈美とコウスケがもめている様子を近所の人が目撃した。


近所の人は、多香子の母親にコウスケが奈美にストーカーをしていたことをチクった。


その結果、コウスケはケーサツにつき出された。


コウスケは、ケーサツから警告を受けた。


ことの次第を聞いた(多香子と美香子の)父親は、よりし烈な怒りに震えた。


11月4日の夕方5時過ぎであった。


(ドカッ!!)


(多香子と美香子の)父親は、コウスケの背中をかたい木の棒で殴りつけた。


そして、ものすごく大きな声でコウスケをバトウした。


「コウスケ!!今すぐにケームショへ行け!!」


(多香子と美香子の)母親も、怒った声でコウスケに言うた。


「小松崎の家の婿養子ムコである以上は、義父さまの言うことにしたがいなさい!!」


(多香子と美香子の)両親は、強烈な声でコウスケ怒鳴りつけた。


(多香子と美香子の)両親からより強烈な声で怒鳴られたコウスケは、ボロボロに傷ついた。


その後、(多香子と美香子の)父親はコウスケに対して殴るけるの暴行をくわえた。


(多香子と美香子の)母親は、どぎつい声でコウスケをなじった。


『小松崎の家の婿ムコとして恥ずかしくないのですか!!』

『婿養子のくせしてなまいきね!!』

『どうして美香子を大事にしようとしないのよ!!』


…………


他にも、コウスケは義姉の多香子からいびつな暴行を受けた。


このままでは…


小松崎いえに殺されてしまう…


刑務所ヘイに帰りたい…


受刑者なかまたちに会いたいよぅ〜…


刑務所に帰りたいと思うようになったこうすけは、このあとより過激な行動に出た。


それから5時間後の深夜11時過ぎであった。


ところ変わって、野毛山公園の森林にて…


「ギャァァァァァァァァァ!!やめて!!ギャァァァァァァァァァ!!」


コウスケに無理やり連れて来られた奈美は、叫び声をあげた。


コウスケは、奈美が着ていた衣服をズタズタに切り裂いたあと、ブラジャーをちぎった。


奈美は、コウスケに犯されたあと殺された。


この時であった。


(グシャ!!)


「ぐわあああ!!」


コウスケは、森林にやって来た男に刃物で両目をり裂かれた。


コウスケをりつけた男は、三田尻さんのダンナさんだった。


「死ねや!!」

「ああああああああああああああ!!」


コウスケは、三田尻さんのダンナさんに刃物でズタズタに斬り裂かれたあと死んだ。


この時、巡回中の警察官が現場にやって来た。


「なにやってるのだ!!」


三田尻さんのダンナさんは、巡回中の警察官を刃物でりつけて殺したあと逃走した。


翌朝6時過ぎであった。


(ピロピロピロピロ…ピロピロピロピロ…)


家の居間に置かれているハウディ(プッシュホン)の着信音がけたたましく鳴り響いた。


美香子が電話の応対に出た。


「はい小松崎です…小松崎はうちですが…えっ…主人が殺された…」


知らせを聞いた美香子は、ワーッと泣きながらお風呂場に駆け込んだ。


それから数時間後であった。


母親が浴室の前を通りかかった。


浴室の入口の戸があいたままになっているわ…


どうしたのよ…


母親が浴室に入った時であった。


浴室の床が大量の血で染まっていた。


次の瞬間、母親が叫び声をあげた。


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


美香子がリスカをしたあと倒れていた。


「美香子!!美香子!!ねえ美香子どうしたのよ!?」


母親は、美香子に声をかけたが返答しなかった。


「美香子!!美香子!!美香子!!…ああああああああああああああああああ!!」


(多香子と美香子の)母親は、よりし烈な声で泣き叫んだ。

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