第22話

「さてと、今日も村(?)を発展させるとするか」


あれから、FGEO内では平和?な日々を過ごせている。多分



「主様、本日我々は何をすれば」


スケルトン歩兵(?)のリーダーっぽいのが、話しかけてくる


「そうだな、、、修復作業も落ち着いてきた事だし、これからは少しずつ村の領土を広げてみるか」


初期の村の廃れた状態から、今では村の家屋もフェルスがまだ呪殺犬になる前の状態よりも発展している


これも全て、スケルトン歩兵(?)達がブラック企業顔負けの労働力で働いてくれた賜物だ。その事について、罪悪感があり、少し休みを取っても良いんだぞと言うが、皆揃って




「「「「「「「「「「主の為に働くのが、我々の生きがいですので」」」」」」」」」」




そんな事を言われる、一応モルスを含む仲間達に相談したのだが



「別に悪さをしている訳では無いから良いじゃない」 モルス


「フーマは気にしすぎよ。ドカッと構えていれば良いのよ」 ローリエ


「それについては、ローリエと同じ意見ね」 リヴィ


「拙者も同じ意見でござるよ」 血切桜


「、、、私も」 エルミタ


「ぶひぃっひ、フーマはんの為なら、おでも働くんだなっだなっ」 亜々吸永苦


「あのスケルトン歩兵(?)達には、共感する事がありますね」 オンジュ


「そんな事より、お兄さん♪遊び(意味深)ましょ♪」 ルージュ


「あら♪それは良いわねルージュ。さっ、旦那様こちらへ」 アルト


「ぬわぁにぃぃぃ!!遊び(意味深)だと!!だ、旦那。あっしもご一緒しても宜しいでしょうか」 邪成者


「スンスン、、、、、( ˘ω˘)スヤァ」 フェルス



若干名、変な方向に向かうが、大半は善意で行っているのだからと、言われてしまう。だが、罪悪感は残るので、皆にはキチンと言葉で感謝を伝える事にする


しかし、これがいけなかった


スケルトン歩兵(?)達を一か所に集め、俺から日頃の感謝を伝えた途端




「「「「「「「「「「「あ、主様からのお言葉、、、うっ、うぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」」」」」」」



俺から感謝の言葉を聞き、皆、今まで以上に働きだす始末。まあ、そのお陰で村が物凄い勢いで発展していく。建物の修復だけではなく、何故か村の外れに畑が作られ、中心には噴水広場が出来る。もう、村ではなく街だな



「おぉっ、主様。こちらにいらっしゃったのですか」


今、俺に話かけてきたスケルトン歩兵(家具職人)。何故?(家具職人)かだって。俺もよく分からん。だって、いつの間にか(?)から変わっていたのだから。他にも(農家)や(大工)なんて者もいる



「ああ、それで何かあったのか?」


「いえ、主様が使われている部屋の家具を新調いたしましたので、その報告を」


「そうか、分かった。ありがとう」


「はっ!!」ビシィ


俺の感謝の言葉に、綺麗な敬礼をするスケルトン歩兵(家具職人)。因みにだが、ステータスは他のスケルトン歩兵(?)と若干の違いがある



【スケルトン(家具職人)歩兵】

【種族:死霊(?)】

【召喚主:フーマ】


召喚Lv:5


HP:1300→2000

SP:800→1000

STR:1000→1300

DEX:900→2500

VIT:800→1000

AGI:800→1200

INT:0→500

MND:0

LUK:30




(?)の中に何かしらの職種?が入ると、ステータスが少しだけ上がっている。(農家)や(大工)もその違いがある



「フーマ♪早く見に行きましょう♪」ムギュッ


タイミングよくモルスが抱き着いてくる、、、あれ?



「いつの間に帰って来たの?てか、一緒に行ってたメンバーは?」


「フーマは気にしなくて良いの♪さっ、行きましょう♪」


モルスに腕を引かれ、若干気にはなるがまあいいか


「ああ!!そうだな」



モルスと腕を組みながら部屋を見に行こうとする、、、が、突然目の前に黒い球体が現れる


「なっ、何だこれ?」


「チッ!!モウコウリャクシタノ」


俺は驚き、モルスは何か言っているが聞き取ることが出来ない。そして、球体が大きくなり中から腕が出てくる



「くぅうぉぉのぉぉぉ!!二人っきりになんてさせるかぁぁぁ!!」


中から飛び出してくるローリエ。、、、、、どゆこと?その後も、次々と仲間が球体の中から出てくる。モルスを見るが、モルスは苦虫を嚙み潰したような顔をしている



「ちょっと、死神!!不意打ちするとは卑怯よ!!」


リヴィがモルスに文句を言う。不意打ち?って一体。何があったのか聞こうとすると、目の前が暗くなる




「ふぇぇぇん、お兄さん怖かったよぉ」


原因はどうやら、ルージュに抱き着かれてしまったからみたいだ。確かに顔に柔らかい感触がある。後、いい匂いがする


「ぬうぉぉぉ、ルージュちゃん。旦那が羨ましいぃぃぃ。はっ!!旦那がルージュちゃんに釘付けなら、アルトお姉様はフリーなはず。おねえさまあぁぁぁぁ」


目の前が真っ暗なので、何が起こっているのか分からんが、邪成者がまた暴走しているのだけは分かる



「ぐふふっ、やわかぁぁい」


「ぶひぃ!おでも気持ちいいんだな」ポヨンポヨン


アルトは、亜々吸永苦と一瞬で入れ替わり邪成者は亜々吸永苦の胸に飛び込んでしまう



「なっ、な、、何故お前が、、、」


「ぶひっ♪おまえは、おでの事が好き過ぎなんだなだな♪おではどっちもイケるんだな♪」


「ごふっ!!」



他の仲間は、ローリエとリヴィはモルスに突っかかり、ルージュは俺を話してくれず、更に後ろからアルトが抱き着いてくる


血切桜、エルミタ、オンジュの三名は疲れて休んでいるのか話声は聞こえない


こうなると、皆が落ち着きを取り戻すまでじっとしている方が良さそうだ





皆が落ち着きを取り戻したのは、あれからゲーム内時間で2時間掛かった

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