第13話
ダンジョン攻略完了して村へ戻り、スケルトン(?)兵達の暑苦しい野太い声で出迎えられて、仮拠点の教会に入る。戻る最中は皆、穏やかに会話をしていたのだが
「「行くわよ、オバサン(死神)!今回こそは、泣かす!」」
「貴女達、本当に懲りないわねぇ。そんなにカリカリしてると、成長しないわよ」プルン
ピキッ「「、、、、、殺す💢」」ペターン
モルス、ローリエ、リヴィの三人は、口論しながら修練所に入って行く。モルスが居ないので、楽しみにしていた宝箱を開ける事が出来ないな
血切桜、エルミタ、亜々吸永苦、オンジュの四人は、それぞれスケルトン(?)兵達に指示を出しに行ってしまったので、この場には俺と、頭の上で呑気に寝ているフェルスしか居ない
さて、モルス達が戻るまでどうするか?、、、、、💡そうだ!アレを確かめるか
時間を有効活用する為、称号報酬で貰った、
「暇をしてるし、召喚してみるか『百鬼夜行』」
召喚魔法『百鬼夜行』を使い喚んでみる。現れたのは、真っ赤な髪色のスタイル抜群な美女二人組。召喚され俺に近付いて来たので、挨拶をしようとしたら
「ありがとう、お兄さん♪
「
、、、、、ハッ!いきなりの事でフリーズしてしまった。とりあえず挨拶しないとな
「ああ、二人ともこれから宜しくな。それで、二人のステータスを確認させて欲しい。良いかな?」
「勿論♪お兄さんには、私の全てを知って欲しい♪」
「はい♪私も娘と同じ気持ちです。身体の隅々まで調べても良いんですよ♪」
隅々までだと、、、ゴクリッ。いやいや、そんな事をしたら、BANされてしまう、、でも、少しだけなら、、、いやダメだ!それに、これはゲームなんだし!
「いや、二人のステータスだけで大丈夫だ。じゃあ、確認させてもらうな」
ちょっとした誘惑を振り払い、二人のステータスを確認する
【従魔:ルージュ】
【種族:吸血姫】
【契約者:フーマ】
Lv:330
HP:10000 ⇒ 30000
SP:9000 ⇒ 27000
友好度:MAX
STR:5000 ⇒ 15000
DEX:7000 ⇒ 21000
VIT:6000 ⇒ 18000
AGI:5000 ⇒ 15000
INT:6000 ⇒ 18000
MND:5000 ⇒ 15000
LUK:7000 ⇒ 21000
【従魔:アルト】
【種族:吸血女王】
【契約者:フーマ】
Lv:450
HP:20000 ⇒ 60000
SP:12000 ⇒ 36000
友好度:MAX
STR:10000 ⇒ 30000
DEX:9000 ⇒ 27000
VIT:12000 ⇒ 36000
AGI:7000 ⇒ 21000
INT:3000 ⇒ 9000
MND:15000 ⇒ 45000
LUK:5000 ⇒ 15000
これまた凄いな!3倍の効果ってHPとSPも入っているのか。3倍効果が無くても、十分なステータスだがな
「どう♪お兄さん、凄いでしょ♪」ギュッ ルージュ
「旦那様、私はお役に立てるでしょうか?」 アルト
「そうだな、二人とも強すぎて驚いているよ。後少ししたら、仲間達が戻って来ると思うから、それまで色々聞きたい事もあるし、話をしながら待っていよう」
そして、些細なことではあるのだが、気になった事を聞く
「二人とも、それだけの強さがあるのに、どうしてビトレイアルヴァンパイアに囚われていたんだ」
そう、いくら亜々吸永苦のステータスが上がったとしても、二人を囚える事が出来るのだから、それなりに強いはず
「それは、あの裏切り者が私達を、弱体化させるアイテムを使用したからなの」 ルージュ
「弱体化させるアイテムって、そんなアイテムがあるのか?」
「はい、元々あの者は、私達母娘の使用人をしていまして。そのアイテムを、何百年の歳月を掛けて私達に使い続け、弱体化させられて襲われ囚われてしまったのです」 アルト
「何百年もって、途中で使われていた事に気付かなかったの?」
「その、お恥ずかしながら、私達母娘は産まれてから、城から出た事がありませんので、自分の身体がどうなっているのか分からず」 アルト
「私は少しだけ、不審に思ったけど。その時あの裏切り者が、良く効く薬があるって言ったので、まだ信じていた事もあって、出された薬を私とお母様は飲み続けたの」 ルージュ
なるほどな。そんな背景があったのか
「じゃあ、その裏切り者の強さって、どんなもんなの?」
「そうですね。大体私達の力を10としたら、裏切り者は、1になるかならないか程度だと思います」 アルト
その程度なら、亜々吸永苦が一撃で倒せたのも納得は出来るな。他にも要因はありそうだが
「フーマ、その女達はどちら様かしら」ユラー
後ろから聞こえるモルスの声。もう終わったのかと思い、振り向くと、目のハイライトが何処かに行ってしまったモルスが立っている
「あ、、ああ、この二人は、ルージュとアルトだ。モルス達が居ない間に、召喚魔法で喚び出した。ルージュが吸血姫でアルトが吸血女王、そして二人は母娘の間柄だ」
「へぇ~、私が幼女二人にお仕置きしている間、フーマはお楽しみだった訳ね」
「いや、どうしてそうなる」
「だぁってぇ、そうじゃないなら、なぁんでフーマはその二人と腕を組んでいるの」
あっ!忘れてた!!
「別に、二人とは何も無いぞ」
「本当かしらぁ~?二人はどうなの?」
モルスは、ルージュとアルトに問う。頼むから余計な事を言わないでくれよ
「何、貴女?お兄さんは、私の旦那様になるんだから」ギュッ ルージュ
「ルージュ違うでしょ。そこは、私達の旦那様よ」ギュッ アルト
おいぃぃぃ!今のモルスに対し、火に油を注ぐ発言をする吸血鬼母娘
「、、、フーマ♪」ニコニコ
あの~モルスさん。笑顔何だけど、目が笑っていませんよ
「いやいや、本当に二人とは何も無いって」アセアセ
「えっ!お兄さん、私とは遊びだったの」ウルウル
「ルージュ、大丈夫よ。私達の旦那様は、そんなお人ではないから」ムニュ
頼むからこれ以上、モルスを煽らないでくれ、、、、、はぁ、もう遅いか
ピキピキ「どうやら、貴女達も教育が必要の様ね。良いわ!その喧嘩買ってあげる!来なさい!一体誰が、フーマの一番なのか教えてあげるわ」
「へぇ~私達母娘に、勝てると思ってるんだ。お兄さん♪待っててね。直ぐに終わらせるから。行こうお母様」チュッ
「そうねぇ~行ってきますね、旦那様♪」チュッ
初めて会った時と同じく、二人は俺の頬にキスをする。それを見てしまったモルスの怒りは、限界突破してしまう
「まだ私もした事が無いのに、、、決めた!本当は軽く教育しようと思ったけど、貴女達はオイタが過ぎるから、強めに指導して後悔させてやるわ」ビキビキ
「あまりやり過ぎるなよ」
「えっ、嘘!フーマは、あの二人が良いの?」ガーン
「そうじゃなくて、これから一緒に戦う仲間になるからな」
「、、、じゃあ、フーマの頼みを聞く変わりに、私の頼みも聞いて欲しい」
モルスの頼み?それくらいなら良いか、やり過ぎると今後、困る事になりそうだし
「分かった。俺が出来る事なら、モルスの頼みを聞くよ。それで、頼みって何を頼むの?」
パァァ「そ、それは、後で言うから。忘れないでねフーマ♪」ニコニコ
「はいはい、忘れないよ。だから、モルスもやり過ぎるなよ」
「まっかせて!あの二人の
何か、変なニュアンスの発言だが、笑顔になっているから気にしなくても良いか
モルスは担いでいる、ローリエとリヴィを地面に寝かせ、ルージュとアルトと修練所に入って行く
若干不安は残るが、モルスを信じて待つか
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