第10話
さて、村に戻って来たのだが
「「「「「「「「「「ウオォォォ!主様が帰って来られたぞぉぉぉ」」」」」」」」」」
スケルトン兵(?)達に、囲まれている。何故スケルトン兵(?)なのかって、それは骨ではなくて、生身の人間に成ってるからだよ!そして、兵達の代表なのか、その兵士が話し出す
「我々は、主様のお力により、またこうして肉体を持つ事が出来ました」
俺の力って事は、ネクロマンシーのレベルが上がったからだろう。一応ステータスを確認してみるか
【スケルトン(?)歩兵】
【種族:死霊(?)】
【召喚主:フーマ】
召喚Lv:5
HP:1300
SP:800
STR:1000
DEX:900
VIT:800
AGI:800
INT:0
MND:0
LUK:30
レベル5でこの強さとはな、モルス達で慣れてしまっているが、召喚魔法としてはぶっ壊れの部類だろう。召喚レベルをMAXまで上げたら、どれだけ強くなる事やら
「そうか。それなら、戦闘にも参加させてやりたいんだけど。今は、村の復旧作業を済まないが優先して欲しい」
「いえ、謝らないで下さい主様。我々は、主様によって産み出された存在なので、何なりとお申しつけくだされば良いのです」
うーん、物凄い忠誠心だな。そうだ!
「それは助かるよ。後、俺が居ない場合は、モルス達の命令を聞いて貰えると助かる」
「ハッ!畏まりました」ビシッ
俺の命令にスケルトン(?)兵達は、一斉にビシッとポーズを決める。今はこれだけ言っておけば良いだろう
「じゃあ、復旧作業宜しく頼む」
「「「「「「「「「「了解しました、主様。主様の為にやるぞぉぉぉぉぉ」」」」」」」」」」
作業に戻って行く兵達、暑苦しく思えるが別に嫌いでは無い、アイツよりはマシだからな
そして、現在拠点として使っている教会に戻って皆と合流したのだが、資材集めをしていた亜々吸永苦から何かを発見したのか報告してくる
「ぶひぃ、フーマはん。近くの森の中に
へぇ、ダンジョンね、、、、えっ
「マジ?」
「マジなんだな。行くなら直ぐに案内出来るんだな」
亜々吸永苦が有能過ぎる。そんな、有能忍者(?)に対しモルスが
「貴方、中々やるわね。褒美にフーマに作る武器に少しだけ、色を付けてあげるわ」
「ぶひひ!ありがたき幸せなのだな」
変な茶番をする二人。その後、モルスの武器作成が終わり次第、ダンジョンに向かう事になる。モルスが作成中に、新しく仲間に加わったリヴィを紹介する
紹介の最中、リヴィの龍の姿を見たいと皆が言うので、教会の外に出て龍に姿を変えてもらう。その姿を見た反応は
「結構な大きさね。これなら、私達全員が乗っても大丈夫そうね」 ローリエ
「ほう、これが本来の姿でござるか。仲間で無ければ、是非戦ってみたかったでござるな」 血切桜
「、、、空の上から、狩るの楽しみ」 エルミタ
「ぶひっ!これだけデカいと、弱点を探すの大変なんだな」 亜々吸永苦
「私の技でも倒せるかどうか」 オンジュ
物騒な発言もあるが、概ね好評の様だ。しかし、リヴィは俺しか背に乗せたくないみたいで
「私の背に乗れるのは、フーマだけよ。まあ、フーマがどうしてもって言うのなら、乗せてあげるけどね」
その言葉に、特に乗ってみたいローリエとエルミタが俺を見る、、、はぁ、そんな、期待した眼差しで見られるとなぁ
「リヴィ。俺からのお願いで、仲間達だけで良いからリヴィの背に乗らせてやってくれ」
「私の最愛の
最愛の主って何だ?しかも、ニュアンスが若干変なのだが、嫌われているよりかはマシか。しかし、その発言を聞いた約三名が
「あん💢新入りの癖に、何フーマに色目を使ってんのよ」 ローリエ
「処す、、、処す、、」 エルミタ
「フーマ様の一番は私です」 オンジュ
一触即発の雰囲気になってしまう。それに対し、リヴィも挑発で返す
「あの死神は別格だけど、アンタ達如きじゃ私に敵わないから、止めときなさい。別に見下している訳じゃ無く、事実を言っているだけよ」フフン
いやいや、物凄く見下してるやん。ローリエ、エルミタ、オンジュは戦闘体制に入ろうとするので
「この場所での戦闘行為は禁止だ。やるなら、修練所でやれ!」
強めに言って、皆を止める。俺が大声を出し注意した事で、お互い閥が悪い顔になる。そこで、お互い謝る様に言い謝らせる。折角、スケルトン(?)兵達が復旧作業をしているのに、破壊されたら堪らないしな
「フーマ♪出来たわよ。はい♪」
作成完了したのか、モルスが外に出て俺専用の武器を渡して来る
「ああ、ありがとう。随分と早いな」
「そうかしら?私としては、少し色を付けたから時間が掛かったのだけど」
これで時間が掛かったのか?いや、ゲームだからこんなもんか
「フーマ、早く能力確認してみて。それなりの自信作よ」
モルスのそれなりってのが、若干怖いのだが。まあ、確認しない事には始まらないしな
【フーマ専用苦無呪:亜々吸永苦(偽) 死の女神モルスの
少しだけ見たが、これでそれなりって、、、、もう、訳分からん
【装備時:STR+1000 VIT+2000。亜々吸永苦(真)と共闘時、お互いのSTRとVITは3倍になる】
、、、凄いとしか言えない。武器が装備出来るのは嬉しいが、、、はぁ、、
「どう♪フーマ。凄いでしょ♪」
「そうだな。凄いとしか言い様が無い」
「本当は、もう少し効果を付けようと思ったのだけど、フーマの最初の装備になるから能力を抑えたの」
抑えてこれなの?もしも、モルスが本気で作成したら、、、いや、考えるのは止そう。そして、亜々吸永苦が気にしているので、説明する
「ぶひぃぃぃ!フーマはんのお陰で、おで強くなれるんだな」タプタプ
Cuteなお腹を揺らして、喜びの舞?を披露する亜々吸永苦。そんな亜々吸永苦を、羨ましがる他の皆達
「能力が上がるって、、嘘でしょ」 ローリエ
「それならば、拙者も本気を出せば良かったでござるな」 血切桜
「、、、次は勝つ!!」 エルミタ
「あの~、次も同じ条件だと私は不利なので、特別枠は無いのですか?」 オンジュ
オンジュは諦めてくれ。これについては、モルスの気分次第だからな。そんなローリエ達がブツブツ言っている中リヴィが
「武器の性能も大概可笑しいけど、元となっている武器と連動するなんて、、、はぁ、死神はやっぱり異常ね」
「あら、こんなにも可愛らしい私が異常だなんて、酷いわ」エーン
リヴィの言葉に、態とらしく嘘泣きをして、俺の胸に飛び込むモルス。そして、上目遣いで頭を撫でてと言われるので、撫でてあげる。それを見た、リヴィが
「何フーマに泣きついてるのよ!離れなさい!フーマもデレデレしてないで、早く離れて!貴方達も協力しなさい」
ローリエ達に協力を求める。そして、ローリエ発言で何時もの展開に発展。ローリエはモルスをオバサン呼びをして、モルスを煽る。それにモルスが、オチビちゃんと返し、修練所へ向かう
今回は、モルスVSローリエ、リヴィの変則マッチになる。まあ、モルスに勝てないと分かっているはずなのに、良くやるよ。三人は修練所に入って行き、賭け事をするのかと思いきや、エルミタは俺の左腕、オンジュは俺の右腕を取り腕を組む
「、、、漁夫の利」 エルミタ
「わ、私は、フーマ様の剣ですので」 オンジュ
まあ、二人の好きにさせておくか。さてさて、ローリエとリヴィはどれだけ粘れるかな?
「なあ、皆は今回はどれ位掛かると思う?」
皆の予想を聞いてみる
「、、、今回は、二人居るから、、46分」 エルミタ
「そうですね。私は、1時間は掛かるかと。リヴィのステータスは私達よりも、遥かに上ですし」 オンジュ
「うーむ。拙者は50分と予想するでござる」 血切桜
まあ、それぞれ似たり寄ったりの予想だが、大本命の予想を聞くか。大本命と言うか、当たるだろうし
「ぶひひっ!難解なんだなだな。おでは、21分54秒だと思うんだな」 亜々吸永苦
ふむ、それじゃあタイマーをセットしてあるので、皆会話をしながら待つ
【ピーピーピー】ガチャ
タイマーが鳴るのと同時に扉が開く。その中から、モルスに担がれて白目を向いて気絶している、ローリエとリヴィ。しかも、二人はボロボロなのに、モルスは汚れ一つ付いていない。ホントにモルスの強さは異常だな
「お疲れ、モルス。二人は大丈夫なのか?」
あまり心配はしていないが、一応聞いてみる
「大丈夫よ。でも、この駄龍はもう少し粘ると思ったのだけど。もしかして、昔より弱くなったのかしら?」
「いやいや、リヴィのステータスはローリエ達よりも、遥かに優れているから、弱くは無いと思うが。まあ、封印を解いてからそんなに時間が経っていないし、戦闘の勘が戻って無いだけじゃないのか」
「そうね。そこら辺は、私との模擬戦で取り戻させるわ。だから、安心してねフーマ♪」
モルスの模擬戦の言葉に、気絶しているはずなのにビクッとするリヴィ。一体どんな戦いをしたんだ?
とりあえず、二人が目覚めたら亜々吸永苦が見付けた、ダンジョンに行ってみるか
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