第21話 思い出作り
「あぁ~。食った食った!美味かったな~。」
「そ、そうだね、」
中条君のその発言に僕は苦笑いで答える。
なぜかというと、
「まさか、あれからさらにピザとかも頼むなんて…。胃袋どうなってるの…?」
そう。ステーキの後にピザを食べていたのだ。
…おかしい…よね?
「うっしゃ!次はどこ行こうか。」
皆が3分くらい悩んでいるとき、
「ゲームセンターとかどう?」
「おぉ!それだ~!んじゃ、レッツゴー!」
ゲームセンターへ着いた僕たちは、まずエアホッケーへとやってきた。
2 VS 2でやるので、ペアを決めようと思ったが
「さっきのファミレスの横ペアでいいよな?」
といって、僕の隣に来た。
(そ、そっか!
「う、うん!そのペアでいいよ!むしろそうしよ!」
「
「っえ!?あーいや、今度飲み物奢るよって。」
「そうなんだ?それくらいなら別に耳打ちする必要なくない?」
何かを隠していそうな雰囲気に気付いた僕は、
「ほ、本当だって!ほら、早くやるぞ!」
なぜか顔を
「…?むぅ。まぁいいや。」
それから僕たちは、ゲームセンターで目一杯楽しんだ。
「そろそろ時間になりますね。」
「そうね。そろそろ帰りましょうか。」
腕時計を確認した
外へ出ると、あたりはすっかりと暗くなっていた。
前に僕と
それぞれ横並びになりながら歩いていた。
「楽しい時って、なんで時間過ぎるの早いんだろうね~?」
「たしかになー。ちょっと物足りないよなぁ~。」
僕と
……なんで?
「…ところで皆さん。」
「もう少しでテストですが、しっかりと勉強されてます…?」
ピシッと
「て、テス…ト?き、聞き間違いか?なぁ?
「そ、そうだよ!テストとか、聞こえるわけ!は、ははは~。」
うんうん!こんな楽しい日に聞こえるわけないもん!
「だ、だよなぁ?焦ったわぁ。ってことで
横で、ダラダラと汗をかいている
う、後ろから何やら圧迫感が…!!!
「そう…だね。逃げよう!」
そう言って中条君と共に走り出した途端、
「うぐっ!?」
「うにゃっ!?」
両方とも首根っこを掴まれていた。
「ねぇ?
「い、いやぁ!?そうだったけなぁ!?てか離せ~!」
「…ニコッ。」
真っ黒い笑みを浮かべながら
「か、かわいそうに…ね?
「ヒィっ!?」
「薫…?ちなみに聞くわね?中学の頃の順位は?」
「え、え~っと。お、覚えてな「覚えてない。」…!?」
「なんて。言わないわよねぇ?か・お・る?」
「は、はひっ!!120人中115位…でした。」
「はぁ!?最下位も同然じゃないの!!よく高校入れたわね!?」
「わ、わぁ!?が、頑張ったもん!!」
突然大きな声を出す
「はいはい。いいから、勉強するわよね…?ねぇ?」
「は、はぃ…。させていただきます…。」
結局圧に負け、勉強をすると言ってしまった。
こうして僕と
ヒッ!?
楽しい楽しい!!勉強会が!!始まりました!!!!
……これでいいよね?
朝起きたら銀髪美少女ってことあるの? ゆう @Yuu_3156
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