第20話 幸せなひととき
ファミレスに入った僕たちは、席に座りメニュー表を見ていた。
「私はパスタにしようかしら。皆はメニュー決まった?」
朱音ちゃんの問いに対して、
「うん!僕はパフェにする~!」
今日は
「じゃあ俺はこのステーキかな。」
「じゃあ自分はコーヒーでお願いします。」
と、
それぞれ注文し、待ってる間に少し雑談をする。
「と、というか
「ん?どうした?」
さっきから思っている疑問を、
「い、いやさ?なんで、隣なの?というか、顔近いから!?」
「あぁ、いやごめん。嫌だった?」
と言って、少し離れる
「い、嫌というか、普通は
そ、そうだよね?普通は同性で並んで座るよね…?
「ん~。ちょっと耳貸して。」
「…?うん。」
耳を
(「いやさ、
そう
心なしか、
「えぇぇぇぇぇぇ!?」
「ばっ!?声でけーよ!」
びっくりして思わず声に出して叫んでしまった。
「ど、どうしたの?薫。急に大声上げて。」
びっくりした
「い、いや!?なんでもない!!」
(「な、
(「いんや、本当かは知らん。でも、あの感じからして…。な?」)
そ、そっかぁ。朱音ちゃんが…。
「納得したよ
「そゆこと。」
「まぁ、俺も
「…ん?中条君?何か言った?」
「いや、何も。」
それからしばらくして、料理が運ばれてきたので、食べることにした。
「んっ~!おいしっ!」
運ばれてきたパフェをパクパクと食べ進める。
「おい
「ほれ。口にクリームついてっから。」
「あ、ほんと?ありがっ…!?」
急に
「な、
突然の事にびっくりした僕は、頭が真っ白になった。
「ん?あぁ、うまそうだと思ってな。」
「そ、そっか?取ってくれてありがとう…。言ってくれれば一口あげたのに。」
「んにゃ、これが欲しかったから。」
指をペロッと舐めながら、横目にこちらを向く
それから食べ終わっても、その
(このドキッてなに…?う~ん。気づいてないだけで体調悪いのかな…。)
そう考えているうちに、皆食べ終わったみたいなので、お店を出て次の予定を話し合う。
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