第8話 初めての女友達
「だってさ
「え?いいんですか?ありがとうございます。」
(
「ていうかさ、その敬語とさん付けやめない?気持ち悪いんだけど。」
(ん?あれ。や、優しい…?)
「わ、わかりまs。ん゛ん゛!分かった!じゃあ一緒に体力測定やろ~!」
僕は、つい嬉しくなって
「っっ!え、えぇ。やりましょう。」
「この子、無自覚でこの笑顔向けてるのかしら…?ボソッ」
なにやら
「…ん?
「い、いや。なんでもないわ。それより早く測りましょう。」
そういって、
(
測定が終わり、周りの人が終わるのを、
「
「う~ん。そうねぇ。特に理由なんてないわ。組みたいと思ったから。それだけよ。」
「そっか。」
理由なんて特にないのか。それが普通なのかどうかは、僕にはよくわからなかった。
「ねぇ。
「ん~?どうしたのよ?
僕は
「わ、笑わないで聞いてね?」
「…?えぇ。分かったわ。」
「あ、あのね…?僕と、友達になってくれませんか…?」
すると
「な、なんで笑うの!分かったって言ってたじゃん!?」
僕は怒って、頬を膨らます。
「あははは!はぁ、ごめんなさい。面白いことを言うんだなぁと思って。」
笑い泣きした涙を人差し指で拭う
「もう友達だと思っていたわ。そう思ってたのは私だけなのかしら?」
「えっ!?も、もう友達だったの!?」
「そうよ?だから、そんな不安そうにしないで?」
「う、う゛ぅ…あ゛り゛がと゛う゛~!」
つい嬉しくて、涙が出てしまった。
なんとか泣き止もうと、目を擦るが、その時暖かいものに包まれた。
「ほらほら。泣き止みなさいな。私が泣かせたみたいじゃないの。」
「う~。これからもよろしくね?
「はいはい。これからもよろしく。
こうして、女友達ができた
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