解説 雪うさぎ


 さて、皆さんはこの詩を読んで、何を感じましたか?

 応援コメントでは、悲しさを感じる。なんて意見もいただきました。


 というわけで、解説に入ろうと思います。

 皆さんの感じ方も大切にしていただきたいので、一度どこかにあなたが感じたことを言語化して書いてみるといいかもしれません。

 結構難しいです。なので、箇条書きでも、一言でも書いてみてください。




 では、まずはテーマから。


 この詩の大きなキーワードは、言うまでもなく「雪うさぎ」ですね。

 では、この詩が伝えたいことは何でしょうか。


 もしかしたら伝わらなかったかもしれません。

 それは、「家族の温かさ・未来への希望」です。

 このテーマがわかった方は教えてください。かなりすごいです。



 では、表現の解説に入ります。


 最初は、「雪は、肌をヒリヒリ刺す。」から始まります。

 もちろん、雪が手に当たって寒い、という表現ですが、ポイントはあえて「雪」と明記したことと、「ヒリヒリ」という表現を使ったことです。

 ここでは、手が寒さで凍えて、もう感覚がなくなってきたような時に、それでも雪が当たると少し刺すような痛みが走る。そんな描写が詰め込まれています。

 これを、「ヒリヒリ」と表しています。


 そして、あえてここで「雪」と明記することで寒い中のより一層の雪の冷たさが表現できます。


 次の文です。「足はもたつき、手は隠れる。」になります。


 これは、あまり意味のないただの隠喩です。

 「足がもたつく」は、雪に足が取られて、動きがもたついているような感じを、「手は隠れる」は、手を隠したくなるような寒さを表しています。

 ようは、冬を表しています。


 では、次の文章です。「でも、遠くに小さな雪うさぎ。」

 さて、ここでタイトルを回収しました。


 おっと、そろそろ文字数が多くなりすぎました。

 続きはまた今度。

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