【詩集】でも、遠くに小さな雪うさぎ。

灯火(とうか)@チーム海さん

雪うさぎ


 雪は、肌をヒリヒリ刺す。

 足はもたつき、手は隠れる。


 でも、

 遠くに小さな、雪うさぎ。






 どこか、のどかな空気があたりを埋め尽くす。

 揺れる地面は、暖かに影をつくる。

 少し、塩辛い帆を、今日もおろす。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る