第15話 飛び降り自殺?
「これはね、先生たちがまだ学生の頃の話なんだけど…」
私たちは瑠美子先生の話を聞きながら唾を飲み込む。
「中学三年生の女の子がいてね、三つ編みにメガネをかけた子だったんだけど。すっごく顔が整ってた子でさぁ、一年の私や友達がわざわざ顔を見に行ったくらい。」
私は頭の中で彼女の顔を思い浮かべる。
「元気でいつも笑ってるような子だったのに…
その年の文化祭の日の夜でね、その子は屋上の柵の上から飛び降りたんだって。しかも彼女のクラスの出し物はあなたたちと同じお化け屋敷だったそうよ?」
私がすがるように瑞稀のスカートを握る、ちょっとそれは怖すぎるでしょ…
「けどそれって、文化祭に使ったら彼女に失礼なんじゃ…」
瑞稀が少し残念そうな顔をして言う。
そうだよね、私もお父さんの死をこういうことに使われたら悲しいもん。
「そうね…」
少し安心したような瑠美子先生を不審に思ってると、あゆみ先生のが思いついたようにいう。
「あ!だったらこれは?この学校ってね、昔は死刑場だったんだって!」
「「「…」」」
私たちは死刑場について深く調べることにした、
なるほど…昔ここでは斬首、罪人の首を切って死刑にしていたようだ。
「とりあえずまとめてみたのを文化祭実行委員長に見せてくるね。」
「オッケー、僕と美希はもう少し見てるよ。」
私はまだ自分なりにまとめてる途中だったので好都合だったのだが、どうやらあっきーは何か目的があって私と2人きりになる状況を作ったらしい。
「美希。僕さ、ある程度この学校のことを調べたんだけどね…ネット上や、新聞とか。
でもね、飛び降り自殺のことは書かれてなかった。」
「え…」
私は突然ことに思考が停止する。
「つまり可能性は二つある。
一つは、先生が嘘を言っているか。
さっき急に言葉を止めた時があったでしょ?」
“「う〜ん、そうねぇ。いい話ともいえないけど、もってこいな話なら…」
瑠美子先生がいつもの優しい顔で話し始める、がそこで言葉を飲み込んだ。
「?」”
私はあの時の瑠美子先生を思い出しながら頷く。
「作り話って可能性があるよね、それか他の話をしようとしたけどやめたか。
二つ目は、誰かがもみ消したか。
揉み消した話をしたら困るでしょう?だからいうのをためらったか…」
「ねぇ、」
私は少し沈黙が過ぎた後口を開いた、
「両方って可能性は?揉み消したことをあやふやに伝えたっていう…」
「可能性はあるよね…
とにかく先生にとって僕たちが周りに広められたら困ることは確かだろうね。
まぁ、この話はそこまで追求しなくてもいいと思う。」
このことはあまり触れないってことで収まった、
はずだった。
「はい、こちら
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こんちはあっきーです!みんないつも読んでくれてありがとう!
これからは僕、雑学探偵あっきーが後書に「中学生探偵はじめました」の雑学を紹介するよ!
ちゃんと見てね!!
雑学以外にも質問してくれれば答えるから、感想やコメント、メッセージしてね!
質問待ってます!!
こんちは!雑学探偵あっきーだよ!今日の雑学はこれだ!
実は僕の探偵事務所は、輝探偵事務所と書いて
ひかる探偵事務所と読むんだ!
ちなみに理由はね、あきら探偵事務所ってなんか響き悪いじゃん?
佐藤探偵事務所なんてそこらじゅうにあるし…
以上、雑学探偵あっきーでした!次回もお楽しみに!
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