6月

①執筆活動の先行きが見えなくて不安

 執筆をしていると、この努力が報われる日は来るのかなんてよく考えます。報われるとは、何かの賞と取ることや書籍になるとかを想像すると思いますが、私が思った『報われる』とは誰かの心に響く作品を作ることです。


 そもそも自分の作品に自信がない時点で、誰かの心に響くの土俵に立ってはないと思っています。私だって弱みまみれの小説なんて誰も読みたくありません。しかし、日々読んで下さっている読者のために、日々何時間も執筆に費やし、本を読むことで作家の技術や知恵を学んでいるのです。執筆は本当に効率の悪い作業です。何時間もかけて作り上げた作品に利益はありませんから、費用対効果はとても小さいです。けれども、先の真っ暗な暗闇でゴールさえも判然としないのに、ついつい暗闇に飛び込みたくなるような、そんな魅力が執筆にはあると思っています。


 自分の作品を卑下することは、自分の作品を読んで下さる方々への冒涜であると自覚しています。自分が失敗したと思った作品を読ませているのですから、本当に自分は馬鹿でクソ野郎だと思っています。だから、まだ私の作品を読んだことがない新規の方は、自分の作品に誇りを持つようにしてくださいね。


 ネット小説で溢れた世の中で、多くの人に自分の作品が認められ感動されるようなことは、万に一つないと思っています。あったとしても、宝くじほどの確立で、ほとんどが貧乏くじを引かされて生涯を終えます。たまたま、自分の作品が軌道にのって人気がでる機会が与えられるのは奇跡と言っても過言ではありません。私は、軌道にのるビジョンが見えません。


 明確な目的としてあるのが、読者の心に響くような小説と書くことですが、それを達成する手段としては曖昧だと思います。読者の心に響くとはいったい何なのか、どうすれば心に響く作品が書けるのか、個人の経験則から基づく結論は求められると思いますが、それが他の人にも通用するのかは分かりません。自分はカクヨムを初めて半年ちょっとなので執筆の経験も少ないですからまだ分かりません。ただ、私の読書経験のなかでは、私の心に強く打ち付けてくる作品は何度も出会ってきました。しかし、私の作品には、そのときめきや感動はいくら探しても見つかりませんでした。感覚的なもので何とも言えないのですが、鳥肌が立つような、そんな感情は私も文章からは生まれてこなかったのです。


 そんな状態でも書き続ければいつかは自分の文章に自信を持てるんじゃないかと考えればよいのは事実で、実際これから自分の作品についての意識がどうなるのかなんて分かりません。いつかは読者の心を動かせる作品が書けるのかもしれません。ただ、PCに対面するとそのような思いは無残に粉々にされるのです。このように私はいくぶんかナーバスな性格ですので、よく励ましの言葉を頂くのですが、なぜか励まされ評価されても自分の作品に自信が持てません。自分に自信が持てないということはつまり、励ましの言葉をくれる読者を信用していないのと同意です。本当にすみません。


 最後ですが、私は作家を目指しています。他の小説家に比べてまだまだ若いし、小説デビューの適齢期なんて存在しません。村上春樹さんや星新一さんは30代でデビューを果たしたようなので、執筆経験の浅い私でも、噛み合えば目指せると思っています。本気で読者の心を動かすような作品を作りたいです。しかし、このままナーバスな精神状態では無理だと自覚しています。そもそも一か月に一話ペースのままじゃ夢は遠いです。読者との交流もままならない状態ではなおさらです。先の見えない状態なので、これから上手く行けるか本当に不安で仕方がない状態なんですが、自分を成長させ、自分の作品に自信が持てるようになるまで、がんばります。


 

 以上になります。ネガティブで埋め尽くされた内容を最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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