第3話 情報と対価

 俺の持つ情報が欲しい。

 それは、こちらとしても望んだ答えだ。


 ただの食事会ではなく、俺達の今後の足場固めの場に変わった。出来る事なら……ラズよりも、王弟に俺らを売り込んでおきたい。


「そうだな……俺の推論でよければ、話しても良いが、対価は貰いたい」

「ふむ……対価に何を望むのかな?」

「俺の情報を聞いて、君達が値を付けてくれて構わない。こちらでの価値が俺は理解できていない可能性があるからな」

「……だが、自分の価値と見合わなければ、今後は協力しないかな?」


 俺の言葉に対し、続いたセレスタイトの言葉は俺が言葉にしなかった部分でもある。実際、俺らが王弟派に所属することになっているのは、クレインの身柄が押さえられているということが大きい。

 クレインが結ばされた契約は、重い。しかし、契約を結んだことを迂闊だったと責めることは出来ない。クレイン自身が、結ばないと死ぬと感じたというのであれば、それは事実なのだろう。


 あの子は、その点を嗅ぎ分けることができる能力〈直感〉がある。



「どうする? 俺はどちらでもいい」


 不敬だなんだと騎士のおっさんが言っているが、そんなことは承知している。そもそも、不敬が嫌ならこの場に俺を呼ぶべきではないし、この状況を作るはずがない。


 言葉を崩しても良いと許可をした理由は知らない。だが、俺は丁寧な言葉使いのままなら、当たり障りのない事だけを言って、本音をしゃべらない。

 その判断がカイアやラズへの態度からなのか、他に何かそう思わせる何かがあったのかは知らないが、俺に話させるために先に許可している時点で、不敬なんかよりも実利を取るのだろう。


 にこやかな微笑みを浮かべて、楽しそうに相槌を打つ王弟の腹の底が読めない。いまのところ、こちらの望みをそのまま提供してくるからこそ、薄ら寒くなってくる。


「俺のためでは、ダメなのか?」

「カイアには悪いがな。俺としては、可愛い妹を脅迫して追い詰めた男の父親や兄だぜ? しかも、いまだに妹の自由を奪っている、な」

「おお。そうだったな……だが、血は繋がらないだろう?」

「いいじゃないか。そんなことは些細な事だ」


 カイアの問いは、俺が彼らに協力することを望む言葉。だが、それは友人だから協力するという単純な話にはならない。俺の話すことは、決して俺だけですむ話ではない。

 すでに、妹が人質として取られているとも言える状態だからこそ、慎重さが必要となる。


「わかったよ。では、売りたい情報を話してくれるかい? こちらも話の内容に対し、対価を払うことを約束しよう」


 王弟と視線を合わせると、鷹揚に頷いた。これだけの貫禄をもつ人物にはあったことがなかった。カリスマとは、このような人を惹きつける何かがある人間がもつ魅力なのだろう。

 こちらの考えを見透かされているのだろうが……それでも、交渉を続けることが大事だろう。



「まず、先に行っておく。繰り返しになるが俺の考えであり、俺の推論だからな。他の異邦人が同じように考えてるとは思わないで欲しい」

「ふむ……こちらでも、裏取をした上で、情報を精査する。君の意見だけを信じることはしないよ」

「ああ。まず……異邦人の召喚は、この世界に悪意を持った『何か』……仮に、『神』とでもしておこうか。『神』によって、『何らかの目的』を異邦人に果たさせるために行われた。俺達、異邦人がこの世界に行くことを望んでいたわけでもなく、『神』によって勝手に選ばれ、この世界に降り立った」

「神が悪意をもって?」


 眉間に皺を寄せて、いぶかしげにこちらを見てくるセレスタイトに頷きを返しておく。俺らは、この世界の人間により召喚されたわけでは無い。なら、召喚をした存在は、互いに認識をしておく必要がある。


「ああ。まず、俺ら自身に選んだ能力を与えている時点で、人知の及ばない『何か』であることは間違いないんだ。べつに、神が嫌なら、『何か』で話を進めるが」

「いや、すまない。唐突だったので、つい、気になったが……確かに、魔法や技能、アビリティを与えるだけでなく……種族も選べたと聞いている。それが出来る存在は『神』だろう。だが、何故、悪意を持ったと考えるんだ?」

「この世界にきた異邦人の人選、与えた能力、そして……目的のために俺らの記憶に干渉、これらの事に悪意がある。どう考えても、この世界のためではなく、この世界を害するためと判断した」


 まず、俺らを召喚したのは、神でいいだろ。どう考えても、人が出来る事じゃない。そして、クレインの話だと……どうやら、一柱じゃないんだよな。この世界の神。

 まあ、情報が少なすぎて、神についての考察は出来ていないんだがな。そのことを話す必要はないだろう。

 そして、この世界を発展させるためではない。何故なら、クレイン以外は戦闘能力特化とまでは行かなくても、世界に役立ちそうなのがいないからな。明らかに、破壊の方が目的だろう。


「ふむ……。君が考える、『神』が『異邦人』をこの世界に送った目的はなにかな?」

「この世界を壊したい、人・亜人に関係なく人類を滅ぼしたい、世界の秩序をめちゃくちゃにしたい……後は、この世界にいる人類と対立構造を作り、人類共通の敵を作り出したい、と言ったところか? 与えた能力が戦闘特化であることから、この世界のためではないのは明らかだろう」

「何かしら、根拠のようなものがあって、口にしていると考えていいのかな?」

「一応、俺なりにこの推論に関する根拠はある」


 王弟が自ら俺に対して問い、俺はそれに頷く。

 王弟とカイアは俺を見る目は変わらないが、他の連中については、目の色が変わった。そう、明らかに殺意……危険人物であり、その挙動次第では即座に首を切り落とすという認識になった。

 そもそもが、異邦人はこの世界の敵だと宣言したので、当たり前だが。


「では、その根拠を含めて、話してくれるかな」

「まず、神がこの世界に悪意を持っていること。これは、俺達に与えた能力からの推測だ。9割方が戦闘特化、残りの一割もサポートなどであり、生産職はクレインだけじゃないか?」

「……何故、そう思うんだい?」

「クレインが特殊だからだ。まず、俺もクレインも、能力を選ぶ時に、ユニークスキルから選んだ。そして、選んだ瞬間に確定され、パッシブ効果は乗っている。これは、俺がそうだったからというだけだがな。その場合、クレインは、最初に〈直感〉を選び、以降の能力を選んだのは、〈直感〉のパッシブ効果が発動した状態で選んでいる。あの子は慎重な性格の割には、普段から、俺らからすると『何でそんなことした?』と考えるような突飛な行動も『出来る気がした』で動くことがある。だから、『生産職が出来るはず』と考え、それを選べた。他はそうじゃない。俺が選べた能力は、戦闘能力ばかり……そもそもの選択に生産系は入っていなかった」


 まあ、クレインしか生産職がいないというのは、ただの当てずっぽうなんだがな。セレスタイトの一瞬逡巡したように目線を動かした態度からすると、まあ、当たりだろう。

 しかし、セレスタイトの年齢は30歳過ぎだったか……鷹揚な態度でこちらに情報を与えない王弟に比べるとまだまだ未熟だな。


 その方が、俺としては助かるからいいんだが。


「ま、まて。君の妹がそういう特別だとして、悪意との繋がりがわからない」

「この世界の発展を考えるなら、クレインのような生産職希望を増やす方がよほど、発展するだろう? だが、実際は戦闘特化の能力ばかり与えている……生産の能力を選ばせたくない、つまり、この世界を発展させるために異邦人を召喚したわけではないってことになるんじゃないか?」


 まあ、例外に『聖女』様がいたけどな。ただ、あれもユニークスキル持ちだからな。戦闘特化ではないが、サポート系ではある。

 ラズからの報告が前情報としてあって、後から王都の異邦人の情報を得ていると勘違いするだろうが、クレインが異質だ。そもそもが、ユニークスキルが〈天運・天命〉でない時点で、十分異質ではあるんだけどな……俺やナーガも。


 黙りこみ、考えに集中しているセレスタイトをちらりと見た後に、カイアと視線を合わせると苦笑していた。


「グラノス。確認だが、異邦人は記憶に欠陥があると聞いてるが、お主はどこまで記憶がある?」

「俺かい? 俺自身は、記憶は失ってない。全て、ちゃんと覚えている。……だからこその、考察だ……まあ、一時的に失ってはいたんだがな。すぐに思い出せている」

「ふむ? お主だけか?」

「どうだろうな。俺の推測通りなら、記憶が戻ってる奴もいるだろうしな。続けていいかい?」

「ああ、頼む」


 

 元々の情報では、カイアは病弱で政治には無関心と聞いていたが、俺の話を聞いてもついてきてる。カイアの方が憶測も含めて理解しているらしい。

 その上で、俺らを試し、価値が無いようなら排除するために動いたとするなら……長男であるセレスタイトは、実直すぎるんだろうな。暗部については、カイアが担当しているようだな。

 貴族として、薄暗いことをするのがカイアで、正道はセレスタイトが担当、ラズについては一度家出しているので、扱いが定まっていないとかだろうか。


「まず、異邦人を召喚したが現状から更なる発展させるためとは考えられない。そして、わざわざ細工をしてまで、生き返ることが出来る能力を、多数の人間に持たせている。つまり、召喚した目的には、この能力が『鍵』になるんだろう。その能力持たせた奴らの記憶を曖昧にしてるしな」

「うん? だが、そうでない者もいるだろう」

「ああ。ここで、俺の推測をいれさせてもらうが、異邦人の記憶については、二種類の欠陥があると俺は考えてる。一つは、能力を選んだとき。その能力に隠された、目的を遂げるための意図を隠すため。これについては、俺は記憶を持っている側なんでな、推測だ。もう一つは、俺らの死因に関する記憶だな……」


 死んだ時のことを覚えているか。俺は、是だ。だが、最初は覚えていなかった。ただ、思い出したのも割と早かった。

 俺のように死んだときのことを覚えている奴は集団にはいなかった……が、クレインが途中で思い出した。


 そこから、話し合い、現状を互いに考えたことでわかったこと。そもそも、クレインの〈直感〉という能力はチートだ。

 無意識下での判断であっても、出来る・出来ないの判断はかなり高確率で当てられる。むしろ、外していないのではないかとすら思う。


 俺の推測を話し合った時、意見として、あいつが分からないではなく、違うと否定した場合には、俺の推測は間違っているという基準にした。

 ……今、俺が立てている推測は、ある程度クレインと相談し、意見をもらっている。


「君自身は記憶はあるんだろう?」

「だから、推測なんだ。おそらく、俺は『神』の思惑から外れたんだろう。俺に何かやらせたいことはない。そもそも、〈刀の極み〉は、難しいとはいえ、この世界の人間でも取れるユニークスキルだろう? 俺でないと出来ないという事はないだろう……種族も珍しくない混血だしな」

「……しかし」

「クレインは、能力のうち、種族に対する記憶だけが、ない。つまり、何か種族に秘密があって、何かしら、やらせたいことがあるんだろう。ナーガについては、白い世界でのことをほぼ覚えてない。動物が好きだから、〈テイム〉能力は取ったのと、人からの干渉が嫌で〈気配遮断〉を取ったくらいでだ。そして、あいつのユニークスキルは名前だけわかっているだけで能力の全貌が確認できていないからな。何かあるんだろうと予測をつけている」


 ナーガの能力は〈竜殺し〉、その能力を発揮させるには、ドラゴンとかいうS級のヤバい魔物を相手にしなくてはいけなくなる可能性がある。試すつもりは今のところない。

 だが、重要な能力である可能性はかなり高いと考えている。



「……では、多くの異邦人が持っている〈天運・天命〉は、どう考えている?」

「それこそ、やらせたいことがあるから、その能力選ばせてるんだろう? わざわざ多くの異邦人に持たせているんだ。だが、まあ……能力からすると、この世界を恨ませるのにちょうどいい能力だと思わないか?」

「……ちょうどいい? 恨ませることに?」

「ああ。俺ら異邦人は前の世界で死んだ人間だ。そして、この世界に来て、また殺されたとしよう。死んだ感覚があるということは、その時の苦しみも当然あるわけだ。そして、すぐに生き返る。……どれだけ、憎悪するんだろうな? 前の世界で死に、こちらでも死に……それでも、命がもう一度ある。……最後の命をかけて、そいつは何を望むんだろうな?」


 俺なら……殺した奴を恨むだけでは足りない。現世で苦しんだ末に死に、この世界に勝手に召喚され、また殺されたら…………この世界を、神を恨むだろう。


 そもそもが、俺ら異邦人は、最初から魔法・技能・アビリティを覚えている。レベルが上がった時のステータスの上り方は、アビリティなどの数で変わる。この世界の人間と比べても強くなるのだ……初期レベルから上がりさえすれば、すぐにこの世界の人間を超える。


 俺とナーガ、レオのおっさんのレベル差に対して、能力の差はかなり少なくなっている。

 実戦経験の差でまだ勝てないが、あと20もレベルが上がれば……レベル差が30以上あっても、勝てる可能性もあるだろう。



 死んだ人間は生き返らない。なのに、『神』により、生き返る能力が与えられた。

 イエス・キリストは、生き返ることで神性を得て、救世主となった。


 では、俺ら異邦人は、救世主として世界を救うために生き返るのか? 

 それが、ただ一人に与えられたのではなく、多数に与えられている時点で世界のためではないだろう。


 恨ませるため……。

 だからこそ、一度殺した後に逃がす様なことがあれば、大惨事だろうな。


「帝国での話は……知っているのか?」

「うん? 何の話だ?」

「いや……知らないならいいんだ」

「ああ……すでに、帝国でやらかしたのか。見せしめに殺して見せたのか? それは恨みを買うだろうな。大変だな」

「他人事だね……。君の話を荒唐無稽だと切り捨てるには、筋道が立っている。とても頭の痛い内容だけどね」


 実際、頭を抱えているのはセレスタイトだけなんだがな。カイアは楽しそうに俺を見ている。王弟妃も、最初は目を吊り上げて警戒していたが、今は話を聞いても優雅にワインを口にしている。酒の肴にするには、悪酔いしそうな内容だと思うが。


「では、この情報に対する対価を提示してくれないか? 話を続けた後に、要らない情報だったと言われて、何も貰えないでは困るんでな」


 こちらの目線で分かっていることを話すつもりがあることを提示した。それにいくら払うのかを問う。

 対価が無いのであれば、適当に話を切り上げ、場合によっては逃げ出す必要もあるだろうしな。その時点で、敵対者扱いになるかもしれんが……。

 

 戸惑うセレスタイトから、王弟殿下へと視線を送る。褒美を与えるのはこちらだろう。


「……そうだね。では、すぐにでも、君の妹とラズライトの契約は破棄するように手配をしよう。それと、ギルド長との契約についてもね。君達兄妹の自由を保障しよう。当初の約束通り、君達は異邦人ではなく、この世界の人間だ。そして、金銭であれば言い値を用意しよう。地位については、すでに君は時期子爵でもあるから、それ以上を用意するのは難しいね。それと、いきなり町を統治したいなどの要望を聞くことは出来ない。君がそれが出来るという能力を示せば、別だがね」


 俺の視線に頷いて、提示した報酬、その内容は破格だった。

 セレスタイトは、「父上!」と止めようとして、執事とメイドもぴくりと反応をしているので、報酬が高いのは間違いないだろう。そもそも、金を言い値でとはな。


「大判振舞いだな? 真偽不明な情報で、そこまでもらえるのは条件が良すぎて、情報を聞いた後、消すつもりと言われているようにしか聞こえないんだが」

「なに、退屈しのぎには面白そうだろう。内容の真偽は問わないよ。もちろん、君に対し、情報を取ってから消す様な事はしないと約束しよう。必要なら書面を用意しても構わない」


 退屈しのぎというには重い話だと思うんだが……それを感じさせない。何を考えているかがわからない。

 まあこの人の立場は色々複雑ではある。目立つような事をすれば、王位継承問題が浮上してしまうだけに、自分で動くことは出来ないだろうし、意図があっても言葉には出来ないのだろう。


 報酬が破格であるだけに、評価をしているという受取でいいのだろう。カイアを見ると頷かれたので、命の保証はされたと考えておく。


「わかった。俺の要望としては……そうだな。俺らもこの世界のルールに従う、代わりに理不尽な縛り方は止めて欲しい。妹にしたような、保証すると見せかけて奴隷に落とす様な行為もな。あとは、可能であれば妹が薬師を辞めたくなった時には辞める自由を。また、国に縛られるようなことがないよう、薬師・冒険者としての活動に自由をやってくれ」

「それは、君ではなく、妹御が望んだ時に考えよう。妹御を縛る契約は、君が解除を望んでいるから、考慮したが……君への報酬は君に渡すものであって、妹御に渡すものではない。だが、薬師は命を背負う仕事、覚悟もなく続けることが出来るものでは無いだろう。辞めたいと考える者に、命は預けられないと思うけどね」


 王弟の話はもっともでもある。きちんとした対価を用意するという明言をもらった。

 ここで、クレインに直接褒美があると、要らない勘繰りを生み出す可能性もあるしな。今後、俺が貰った上で、クレインに還元する形を取った方がいいかもしれないな。


 対価があるのであれば、こちらも情報を渡す。だが、足りていない。金よりも、俺にとって必要な物は、俺とクレインとナーガの自由に生きることができる場所。

 今のまま、町に住むことが出来るならいいが、出来なくなったとき……逃げ込める場所を確保しておきたい。


「では、妹の件は忘れてくれ。そうだな……金ではなく、荒地で構わないから、土地をくれ。俺らはどうしても、考え方に齟齬が出るだろう。町に溶け込むことが難しい可能性もある。逃げる場として、ついでに普通に飼えないペットが増えそうなんでな。開墾を一からする土地で構わないから、頼めないだろうか」

「さすがに、自由な土地については、君が話した情報を精査してからだね。有益であれば、考えよう」


 対価として土地を渡すことも、情報件次第ということであれば、後は俺のプレゼン次第ということだな。せっかくの機会、使わせてもらおう。

 今後の俺らの生活の足掛かりを得るために……少々、胃がじくじくしてきたから、手短にだが。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る