第2話 逝く夏
夏が逝ってしまう。
生憎、夏が去ることは知っているので、そこに対して悲しみを抱くことはない。
しかし、夏に逝ってしまった人々が多くいて、今私達が生きているこの国に大きく貢献していただいた事実に目を向けなくてはいけない。
私は、「戦争」が大嫌いだ。
人が傷ついている過去を穿り返して授業にしたところで何が生まれる。
今を生きる人々からの哀れみを受けるために戦ってくださったわけではないのに。
戦争をしてはいけないという教訓を学ぶことは出来るが、もう学んだ上で、第三者目線としてもうしんどいんだ。
かと言って歌を避けることはできないし、しかも主旋律を歌うソプラノに選んでいただいたので、どうにか向き合って歌おうと思う。
「逝く夏の歌」を歌う 馨 @kaori_2454
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