「逝く夏の歌」を歌う

第1話 課題曲

 かの有名な中原中也の詩、「逝く夏の歌」を合唱曲として歌うことになった私。

さて、私は、自分で言うのも何だが、戦争や痛みを描く美術作品に呑まれる傾向がある。

顧問の先生からは「次の課題曲は【いくなつのうた】です」というように私の頭の中にひらがなで記されたから、「逝く」だと知らず動画を検索すれば、逝ってしまう夏の歌であることを理解してしまった。


なあ、中原中也。

どうして悲しい詩を書くんだい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る