第2話 入学
あれから2ヶ月の月日がたった、戸籍は問題なく女として変えられ、冰鞠に女としての言葉遣いとか、振る舞い方とかをみっちり叩き込まれた。あとは普段着を選ぶときにめちゃくちゃ着せ替え人形のように扱われた。
かれこれ2ヶ月が経ち入学式の日がやってきた。
「やっと入学だねー、凪ちゃん」
「そうだね、冰鞠」
俺は後者の入り口にある学年別の教室表を覗いていた。
「同じクラスだといいね」
そんなテンプレを話しかけてくる冰鞠は少しにやけ顔だ、そんな中俺は冰鞠と同じクラスだと言うことを確信している。
「そうだね、でもおんなじクラスだと思うよ?その方が便利だし」
「だね、じゃあ同じクラスだと思うと言うことで、私はちょっと自販機で飲み物買ってくるから私の分までクラス見ておいてね」
「じゃあ私は午後ティーで」
「わかった!」
俺はクラス表を見ながら自分の名前を探す。
「凪ー買ってきたよ、午後ティー、レモンしか無かったけどごめんね?で!クラスは!」
「大丈夫だよ、そしてクラスは1-5だから一緒にいこっか」
周りの生徒たちもクラス表を見終わったのか徐々に移動していく、俺たちもそれに釣られて移動していく
教室に着くとバラバラに生徒が座っていた、ホワイトボードに貼り付けられている座席表を見てみると主席番号順になっている。
冰鞠は一番右の方に席があった俺は中間らへんに席がある、俺たちはそれを確認して席に座る。
今日持ってくる持ち物は殆どない強いて言えば筆記用具とロッカーの鍵程度だ、俺は席についてしばらく経つと、横の席の人に話しかけられた。
「こんにちは!隣の席になった朱音って言います。よろしく!」
「こちらこそよろしくお願いします。私は凪と言います。」
「えと、その角って本物ですか?」
興味津々と言う感じで聞いてくる彼女は朱音と言うらしい、髪は茶髪でセミロング、顔は比較的美形であり、共学だったら絶対にモテていただろう。
「はい、本物ですよ?触ってみますか?」
「えっ!?いいの!?じゃあちょっと触らせてもらうね?」
彼女はそう言い顔を近づけてくる、俺の角を様子見で優しく触って、その次に撫でるように触ってくる。顔が近い、、
「ね?本物でしょ?」
「ほんとだ!」
§
そんなこともあり少し時間が経った。
—ガラガラガラガラ
「今年からこのクラスを担当することになった柊夏目だ、よろしく頼む」
そう先生がいうと一斉に拍手が舞った、そして先生は続けて
「じゃあ今日の予定を話す、今日は基本的に入学式と始業式だけだ、明日から本格的な授業になる、明日の一限にLHRがあるからそのときに自己紹介などをしてもらう。学校のルールの説明に関してもそちらで行う、ではプロジェクターを付けるからそれを見ておいてくれ」
すると先生がプロジェクターをつけ、そこには体育館が映し出されていた、それと同時に電気を消し、窓のカーテンを閉めた
入学式では基本的なことが話された、学校でこう言う生活を心がけましょうとか、校長先生の挨拶とか、始業式も同時に行っているので、新しく入った先生方の紹介とかさまざまだった
そして
「これで入学式を終わりにする、あとは各自解散してくれ」
種族変異⁉︎もと男が送る女学院生活—Q主人公の種族を当ててください 水瀬 若葉 @jacknextplay
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