【KAC2024✨🎁✨】 黒猫サファイアと罰ゲーム
るしあん @猫部
黒猫サファイア VS トリさん
【サファイアsaid】
ボクの前には、皿に盛られたスパゲッティーが置かれている。
https://kakuyomu.jp/users/SHIGEMI/news/16818093078311643979
一曲歌い終わったトリさんが、
「 いい加減、観念するんだホ !
せっかく、『KAC2024~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~』に参加した勤賞受賞者対象のカクヨムオリジナルグッズプレゼント『トリのぬいぐるみストラップ』を贈る為に
サファイアも約束を守って、『鼻からスパゲッティーを食べる』だホ ! 」
どや顔で言うカクヨムのトリさん……
「いやいや、約束した覚えなんて無いね、ボクは !
誰か他の
嘘は言って無い。
ボクは七之助が「ランカー賞を取ったら」と、言ったはずなのだから。
「そうだったホ ? 『目からピーナッツを食べる』と勘違いしたんだホ ! 」
そう言って、何処からか千葉県名物の落花生を出してきた。
「電車で来る途中の駅で、買っておいて良かったんだホ !」
ボクの前に置かれる落花生……
このトリ、焼き鳥にしてやろうかしら……
◇◇
トリさんが目の前に落花生を置いたまま、ボクの反応を待っている。
しかし、ボクは全く動じない。むしろ、笑顔を浮かべてトリさんを見つめてやる。
「あのさ、トリさん。そもそも、目からピーナッツを食べるなんて、普通の猫ができるわけないでしょ !」
── 七之助一家もトリさんもサファイアが
トリさんは少し考え込んだかと思うと、突然目を輝かせて言った。
「そうだホ ! じゃあ、
ボクはその提案に一瞬固まってしまったが、すぐに切り返すことにした。
「トリさん、そういうことなら普通に食べるのと変わらないじゃないか。 まあ、せっかく落花生を持ってきてくれたんだから、ありがたくいただくよ 」
ボクがそう言うと、トリさんは少し落胆したように見えた。しかし、すぐに気を取り直して笑顔を浮かべた。
「それじゃあ、一緒に食べようホ!カラオケも終わったし、お腹も空いたホ!」
そう言ってトリさんが再びマイクを放り出し、落花生を自分で掴む。
ボクもスパゲッティーを一口。トリさんのカラオケショーは、一瞬にして食事会の場所に早変わりした。
「ところで、トリさん。せっかくKADOKAWAのアイドルなんだから、何か面白い話でも聞かせてよ !」
ボクがそう聞くと、トリさんは喜々として話し始めた。
「実はね、最近新しいアニメの声優オーディションを受けたんだホ。それがなんと、合格したんだホ!」
「それはすごいね、どんなアニメ?どんなキャラクター?」
「秘密にしておきたいホけど……まぁ、特別に教えてあげるホ。新しいアニメ『スニーカーを
「それは本当に素晴らしいニュースだね!そのアニメが放送されたら、絶対に見るよ。」
ボクたちはその後も、トリさんの新しい仕事や、カラオケ大会の話で盛り上がり、気づけば時間はあっという間に過ぎていった。
結局、変な食べ方をすることもなく、普通に楽しい時間を過ごせたのだ。トリさんとの友情はます深まり、これからも一緒に楽しいことをしていけるだろう。
「ところで、トリさん……七之助のカクヨムコンテストの結果なんだけど……」
ボクがトリさんに聞いてみると、目を反らしたところで、
「……来世に期待するんだホ !
そろそろ、お
と、言い残して帰ってしまった。
七之助の方を振り向くと、ちょうど台所に行っていたので聞かれなかったみたいだ。
良かった、ド底辺作者の七之助も傷付くだろうからね。
トリさんのぬいぐるみを見て喜ぶ八重や
※作者より
『スニーカーを
※ イラストはカクヨムで活躍中の丸山 令 様によるものです。
【KAC2024✨🎁✨】 黒猫サファイアと罰ゲーム るしあん @猫部 @SHIGEMI
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