第4話 報酬
色々追加した
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「ふぅ……」
ドラゴン君を倒した俺は軽く溜め息をついた。
「にしても心剣流って名前ちょっと痛いよね。」
厨ニ病の俺が言えたことじゃないんだけどね。共感性羞恥がヤバい。
心要素何処にあるんだよ。
「取り敢えず、先に進むかぁ……」
☆
進んだ先には宝箱!
しかも二つもある!!
絶対罠だろこれ……
ミミックとかミミックとかミミックとか……
「まあ、石槍……ストーンスピア…石槍の方がいいな」
二つの槍を射出すると、両方宝箱に当たり………
『カーン』という音をたてて槍が弾かれる以外何も起こらなかった。
「いや、何でだよ。」
ここまで怪しいのなら、むしろ罠であって欲しかった。
(開けるかぁ)
右の宝箱の中には一つの黒いボディバッグが入っていた。
「もしかして…マジックバッグ!?」
説明しよう。マジックバッグとは入れられる量無限であり、中に入れた物の時間が経過しないチート オブ ザ チートである。
流石に生き物は入れられないらしいけど…
ちなみに、これ現存している物が無い太古の遺物とされているので、持ってる事がばれたら命狙われます。
何で今日はこんな事ばっかり起こってんだよ。呪いでもかかってんの?
それでも、使わないのはもったいないので、背負っていたテントやら保存食やらを入れておく、
「左の宝箱も……オープンッ!」
中に入っていたのは鉄で出来た水筒?だった。
「これは……マジックボトル!?」
説明しよう。マジックボトルとは無限に水が出て来る水筒である。
ちなみに、これ現存しt:以下略
やっぱり呪われているのかもしれない……
「帰ろう……あ、家無いんだった…さっさとこの建物から出るか…」
足早に去ろうとする俺の背中は、物凄く寂れていただろう。
さっさのドラゴン君を倒した広間に戻ると、先ほどまでは無かった“もの”が置いてあった。
それはベッドの形をしていた。取り敢えず横になってみる。
『それはタイムマシーン?の様なものです。』
なんか俺の脳内に直接語りかけている奴がいる。
でも今日だけで色々ありすぎせいで反応するのが面倒臭い…
「へえ、じゃあ時間を移動出来るんだ。」
『その通りです!何年の時間移動をご所望ですか?』
「じゃあ…二千年ぐらいでお願い。」
『クフフ、早速タイムマシーンを起動させちゃいますね!』
そう言われると、俺の意識は闇に飲み込まれた…
★
「クフフ、早速タイムマシーンを起動させちゃいますね!」
すると青年は眠りについた。
(ハッ、馬鹿め!無警戒に眠りやがって。本来ならこのタイムマシーンを使う場合時間移動に耐えるために様々な防御魔法が必要になるが、貴様にはかけてやらんわ!理由?強いて言うなら、俺が悪魔だからだな!)
その悪魔は昔、このタイムマシーンを作った者を襲ったが返り討ちにあい、この建物に捕らわれてしまったのだ。
今はその苛立ちをこの青年にぶつけている。要するに八つ当たりだ。悪魔の癖に情けない。
「そうだ、良いことを思いついた。この馬鹿の魂を俺が食ってしまおう!何、ちゃんと時間移動は始まっているから契約違反にはならない。」
そう言って青年へと手を伸ばす。
この悪魔は長らくこの場所に捕らわれ、魂に飢えていた。だからこそ気付かなかったのだろう。
無警戒であるのにはそれなりの理由があると言うことを。
例えば、青年にとってこの悪魔が虫けらのような力しか持っていなかった場合。
悪魔の指が青年に触れる。
『■の■■■邪■を■る■■』
瞬間悪魔の頭に声が響き、
悪魔はこの世から完全に消失した。
気まぐれな旅人 マッキー @ganndamuotaku
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