第2話 幼馴染と竜と猫


 ジェアリスが去ったあと、私はあいも変わらず悩んでいた。

 進展があったような、なかったような…。

 ニニコ達は何か知っていたみたいだったけど、結局教えてもらえなかった。

 散々ごますったり物で釣ろうとしたんだけど、二人の口は鋼鉄のように固く、その口が開かれることはなかった。


 極め付けは、ジェアリスのことだ。

 一週間後、ジェアリスは私のことが好きな人を連れてくる…って言っていた。

 その後、一緒に国へ行こうとか誘われていたけど…あれはどんな意味を持つのだろう?

 現状、私がどれだけ探そうと躍起になっても見つからないのなら、今は待つ方が賢明なのかもしれない。

 そう考えながら授業を過ごしていると、二限目の終わり頃に私に来訪者が現れた。


「随分とお疲れだね、ルルちゃん」


 柔らかくてほのかに甘い懐かしい感覚。

 その心地いい声音は心の底からリラックスができそうな程で、私は脇目も振らずにその声の主に抱きついた。


「うわぁ〜!リア〜!!」

「わっ、どうしたのルルちゃん?」


 声の主は慌てた様子で私を抱き止める。


 彼女の名前はリアベル、略してリアと呼んでいて私の幼馴染だ。

 教室が違うので、授業終わりの時にしか会えないけれど私達は幼い頃からの大親友!


「ずいぶんお疲れだね、授業そんなに大変だった?」

「授業じゃないよぉ〜…もっと大変なことに巻き込まれちゃってさぁ……」

「大変なことに…わたしでも力になれそう?」


 心配するリアの声を聞いて、彼女の胸を借りていた私は首を横に振って離れる。

 

「いや、ぜんぜん大丈夫だよ!」


 心配にさせないよう笑顔を作って、リアの前で私は気丈に振る舞う。

 しかし、改めてリアを見ると私達は同じ村で同じ境遇で育ったというのに、一体どこを間違えたのだろうか…。

 身長は180超え、大きさだけならジェアリスと同じくらい。

 特徴のあるエメラルドのような緑の髪には一房だけ真っ白な髪が生えている。顔は整っていてカッコいいけど、髪で全てが隠れているのでもったいないと思う。

 リアは物腰柔らかな印象で、老若男女誰にでも好かれてるような女の子だ。


 そんなリアの凄さを実感していると、その柔らかい声が少し低くなった。


「……嘘ついてるねルルちゃん」

「ぎくっ…」


 じっとリアに睨まれて、看破されてしまったと身体が揺れる…。

 その様子を見逃さなかったベルは更に目を細めて口を尖らせて言った。


「いつもは頼ってくるくせに、一体どうしたの?」

「いやぁ…いろいろありまして…」

「その、いろいろを聞きたいんだけどなぁ」


 やっぱり、リア相手に嘘では騙せない。

 むしろ、隠すどころかもっと大変なことになってしまったと後悔する。

 むむむっと眉間を寄せて疑うリアに詰め寄られて、私はどうしたものかと悩む…。


「その、かなり説明がややこしくて…」

「一体どんなことに巻き込まれたの?そこまで悩むなんて心配になるよ…」

「いや、別にそこまで心配になる必要はないというか…えっと、そうだなぁ」

「噛み砕いて言うと、私のことが好きな人を探してるの」

「……へ?」


 いやそんな反応になるよね!?鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔になるよねそりゃあ!


「なに言ってるか分かんないと思うけど、ほんとに今そういう人を探してるんだよ!」

「あ、そ、そうなんだ…まぁ、変なことに巻き込まれてないようで…安心?したよ」

「す、すごい混乱した顔になってる…」


 ごめん、ほんとに口に出すとそうなるんです!!

 何言ってんのって反応になるけど、本当に言った通りの事実なんです!


「その、恋人探しは私は力になれないかも…ごめんね?ルルちゃん」

「いや、こっちこそ変なことを言ってごめんね」

「でも、ルルちゃんって恋とかそういうの興味ないと思ってた…男の子と付き合うルルちゃんとか、わたしすごくイヤだなぁ」


 なぜか嫌そうな顔でリアが言っている。

 いや、男の子ではないんだけどな、そこのところはキチンと訂正しておかなければ。


「いやいや!男の子じゃないよ、私が探してるのは女の子!」

「…え?お、女の子?ルルちゃんってだったの!?」

「え?よくわからないけど、同姓同士は普通って話は聞いたから…そうなんじゃない?」


 よくわかってないけど、スーリア先生が普通だって言ってたしなぁ。

 ってリアの様子がちょっとプチおかしくなってる、なんだか鼻息が荒くて瞳孔が開いてない?


「じゃ、じゃあルルちゃん!わ、わたしなんてどうかな!幼馴染だし!ルルちゃんのこと何でも知っているし!!」

「え〜?リアってば急に冗談言う子だったか?でもリアとお付き合いするのもいいかもね!」


 幼い頃からずっと一緒で仲がいいし、リアほど安心できる子はいないしね、もし付き合うとするならリアを選んじゃうかも。

 でも、リアってば驚いたなぁ…急にそんなを言い出すなんてびっくりだよ。


「って、どしたの?リア」

「〜〜〜〜〜〜っ!!わ、わーーいっ!!」

「!!?きゅ、急になに!?」


 ぐぐぐっと力を入れてると思ったら、急に大声上げ始めてどうしたの!?

 なんだかものすごく喜んでるけど、私なにかしたっけ?


「ご、ごめんねルルちゃん驚かせちゃって!でも、わたし!いますごくうれしくて!」

「う、うう…緊張して言葉がうまく言えないけど!わ、わたしルルちゃんのことずっと愛してるから!た、大切にするからね!!」

「え、ええ?そんなにリアを喜ばせること言ったかなぁ?」

「でも、愛してるだなんて随分と大胆だね、ドキッとしちゃった」


 真に迫った様子で、そんな大胆なことを教室の真ん中で大声で言われるとは思ってなかった。

 恥ずかしさもあるけど、大の親友にそこまで思われていたのは素直に嬉しい。

 でも、なんでだろう…さっきから会話が噛み合ってないように感じるのは…。


「〜〜〜ッ…!ル、ルルちゃん!こ、こんどデートしよ!!ね!?」

「デート?いいよ?どこに行こっか?最近できた劇場なんて良さそうだよね」

「だ、だいじょうぶ!ぜんぶわたしが決めるから!ルルちゃんをエスコートしてあげるね!」

「おお〜自信満々だねぇ」


 なんかさっきからテンション高いけど、大丈夫かなぁ。

 頬は真っ赤っかで声はうわずってるし、熱でもあるのかな?それに、目がいろんな方向に言ってて焦点が合ってないし…。


 なんか不安になってきた…。


「…リア、ちょっと失礼!」

「え?どうしたのって…ル、ルルルルルちゃん!!?」


 丁度よく頭が下がってきたタイミングを見計らって、私はリアのおでこと私のおでこをくっつける。

 昔からある熱の測り方、ここまで赤いと風邪かなにかかもしれない。


「うわ、わわわわわわっ!!」


 ……なんだかさっきよりも赤くなってる。

 まぁここまで顔と顔が密着しあうと緊張してしまうのは無理ないよね。


「ル、ルルちゃん…!も、もしかして今ここでキスとかしちゃうの!?みんないるよ!?ほ、ほんとにいいの!?わたしは全然いいけど!!!」

「? リアはなにいってるの?とりあえず、今のリアはかなり熱いから保健室行って来なよ」

「え…?へ?」

「キ、キスの流れじゃ…」

「いやいや…今のリアは相当赤いから熱を測ってたの!まぁ、予想通りものすっごい高熱だったから…」


 はぁ、とため息混じりに私は言うと、心を鬼にしてリアを押す。


「私に会う暇があるならさっさと保健室に行ってきて!魔法使いでも健康が大事なんだからね!!」

「え?ちょっと、熱じゃなくて…!る、ルルちゃん!廊下まで押すのやめっ…!あ、あーー!」

「おだいじに!!」


 リアが何か言っているけど、最後の一押しで場外退場…。

 まったく…風邪を引いてるなら無理せず言えばいいのに!


「さて、どうしようかな…今のところ呪いは問題ないけど、ほんとに私のことが好きな人っているのかな?」


 ニニコ達やリアと会ってきたけど特にそれらしき人は見当たらない…。

 今はジェアリスが怪しいから、ジェアリスに色々聞いてみないといけないかなぁ…。

 でも、一週間後と言っていたから会えるかどうか…。


「…ルルカ!」

「は、はいっ!」


 定まらなかった目標を決めていると、怒りのこもった鋭い一声が私を貫いた。

 思わず飛び跳ねる勢いで驚いて、私は声のした方へ振り返る。

 ニニコやアイネ、ジェアリスとも違うその声の主は、長壁のように立ちはだかる2メートルもあるだった。


「イ、イライナ……さま」


 目の前にいるご令嬢はイライナ・ド・ドラングレイさま。

 ここ、アムレートから西側にある王国の貴族だ。

 ただ貴族と言ってもただの貴族じゃない。

 ドラングレイ家は王国建国の際に竜と人が結ばれた果てに出来たお家で、イライナ様はその竜の血を強く受け継いでいる人なのだ。


 なので…。


「あ、あの…なんでしょう?」


 大きな竜の尾をだんだんっと床に叩きつけて、鋭い竜の瞳で睨まれると…めちゃくちゃに怖い!!


「随分と愉快な会話をしてましたわね…」

「えっ?え?」

「あの羽虫と下民に言い寄られてデレデレとして、随分と楽しそうでしたわね!」

「ひ、ひぇぇっ!そ、そんなこと言われてもイライナ様の気を触れるようなことした覚えがないんですが!」

「はぁ!?覚えがないないんて言わせませんわよ!?」

「大体!あなたのその言葉遣いはなに!?どうしてみたいに接してくれないの!」

「ひ、ひぇぇ…」

「ねぇ!何か言ったらどうかしら!!」


 怒れる竜の令嬢にビビる私は、あまりの凄みで言葉が全く出てこない。

 それに加えてイライナに詰め寄られたあまりに、私はぺたんっと尻餅をつく。


 なにか言ったらって、言われても…。

 怒られる要因なんてないし、羽虫と下民って一体だれのことなの!?

 そこまで怒ることって私したっけ!?


「あ、あのイライナ様…」

「なんです?」

「お、おこられてる理由が…分からないのですが」

「……はぁ?」


 ひ、ひぃっ!

 だって分からないんだから聞くしかないじゃないですかぁ!

 ただでさえ鋭く怖い目が、眉間に皺がよって余計に怖くなってるんですけど!!


「……ルルカが、あの羽虫に詰め寄られ!あまつさえ下民に告白をしていたのを見て怒っているのことを、どうして分からないのかしら!!」

「へ!?こ、告白って言われても…」

「言い訳無用!わたくしには何もしてくれないくせに!あの女どもには優しくして!!」

「許しませんわ!絶対に許せませんわ!!」


 怒りの炎が見えるくらい、イライナの怒りは有頂天に達し、私は教室の壁際まで追い詰められる。

 イライナはその竜の尻尾をひたすらに床に打ち付けていると、今度は私が縋っている壁に殴るように叩きつけた。


「ピィっ!?」


 ダァンッと豪快な破壊音が耳元に鳴り響く。

 破壊力は恐ろしいことに壁がめりこむ程で、パラパラと破砕片がこぼれている。


「わ、わわっ…」

「次は当てますわ」

「ひ、ひぇぇ…!ど、どうして急に!わたしほんとに…ほんとうに怒られる理由がないのに!」

「…ッ!!本当にないと思うなら、昔みたいに対等に話しなさいよ!!」


 ぐっと拳を握りしめて、イライナは叫んでいる。

 …その怒りに関しては覚えがあった。

 昔みたいに…会話の節々に過去の話を入れてくるのには、理由があった。


 私達は元々…。


「ちょっとドラングレイ様ぁ〜!そんな平民と遊ばないでくださいよぉ〜」

「……なにかしら?」


 過去を思い返す瞬間、ねっとりとしたイライナを呼ぶ声が私達の間に差し込んできた。

 それは女性の声で、足音は二人分。

 かつかつとゆっくりとした歩調で現れたのは、イライナ同様貴族の女生徒だった。


「まったくもう、ドラングレイ様ってば平民と絡むのもほどほどにしてくれませんか?」

「そうですわ!ドラングレイ様にはこのような下民は必要ありません!もっと相応しい交友関係を築かなければいけないのに!」


 一人は癖っ毛が特徴の貴族、一人は髪を後ろにまとめて交友関係を諭す貴族。

 位はイライナの方が高く、二人ともかしこまった様子でイライナに接している。

 だけど、二人の視線はたまに私の方へと向いてくると蔑むように私を見てきた…。


 二人は、平民嫌いの貴族で有名だ。

 いつもイライナの隣にいて、その姿は言い方は悪いけど金魚のフンのようだ。

 でも、だからといってその交友関係は…。


「あなた達に決められる理由はないのだけど?」


 あまりよくはなさそうだ。

 イライナが心底不愉快そうな声でそう返すと、二人は特段気にすることなく会話を続ける。


「いやですわ、私達はドラングレイ様を想って仰っておりますのに!」

「…………」


 うわぁ、イライナがすごい顔になって二人を睨んでいるのに二人とも気付いてないようだ。

 しかしイライナは気付かない二人の鈍感さにやられたのか、大きな溜息を吐いて私を見た。


「…また改めますわ」

「そのルルカ」

「な、なんですか?」

「………わたくしも、ルルカが」

「……………な、なんでもありませんわ」

「?」


 なにかを言い淀んで、イライナは首を横に振る。

 そしてくるりと反転すると、二人の取り巻きを連れてイライナは去っていく…。

 そんな後ろ姿を見ていると、イライナが気付かない背後で、取り巻きの二人が私を見ていた。


「…!」


 それは憎悪の含んだ怖い目…。

 睨む、というより殺意に近いそれは私を震えさすには十分な効果があった。

 一度、あの二人にいじめられている過去があるからか、息が詰まりそうな感覚に陥った。


 けど、今は何もされていないから…大丈夫なんだと心に言い聞かせて私は立ち上がる。


「……疲れた」


 まだ半日も経ってないのにこれだ。

 この調子で、私の呪いは解けるのだろうか?

 そんな不安を抱えて、私は疲労でぐったりとなった身体に鞭打った……。



 時間は放課後。

 太陽は傾いて、空はほんのりと赤い。

 だけど依然校内は活気に溢れていて、薄赤の空には箒に跨った魔法使いがびゅんびゅんと飛び回っている。

 

 みんな元気でいいなぁ、と校内の庭園にあるベンチでぐったりと座る私はそう思った。


 あれから、溜まりに溜まった疲労は回復するはずもなく、私はひじょーに疲れていた。

 もうね、手足を動かすのもだるくて家に帰るのですら億劫だ…。

 いっそこのままベンチで一生を過ごすのも悪くないかな、なんて思い始めてきたくらいだ。


 でも、今に思えばこれは…だったのかもしれない…。


「うう…ほんとに眠い」


 くぁ…と何度目かのあくびが出て、瞼が落ちる。

 暗い視界が落ち着く、全身の力が虚脱していってズルズルと身体が縮んでいくような気がする。

 いっそこのまま、猫みたいに丸まって…寝てしまおうか……。


 うん、そんな風に寝れるなら…きっと気持ちいいだろうなぁ……。


 ……………

 …………

 ………

 ……

 …


「あら?こんなところに……ふふっ可愛らしいですわね」


 あれ?だれかの声がする…。


「それにしても…一体誰がこんなに服を散らかして…」

「って、ブラもパンツも散らかして!一体誰がこんなことを!」


 へ?服…?ブラもパンツも…脱ぎ散らかし?

 いやいや、私がそんなことをする訳が…。

 いや、寝ぼけた私からそうしそう…。

 ………………やばい。


 起きなきゃ!!


 ばっと身体を起こす。

 瞼を開いて飛び込んでくるのは、眠る前まで見ていた放課後の景色。

 だけど私の身体はベンチにはなくて、今は誰かのの中だった。


「あ、あら?もう起きたの?」


 声的に女の子の声。

 だけど聞き覚えのある鋭い声に、私の身体はびくっと少しだけ揺れる。

 もしかして、今私…あの人の腕の中で寝てたの!?

 でも、だとしたら何で…そんなところに私はいるわけ?


「まったく、最初に見た時は寝ているに毛布感覚で服を貸してあげてたのだと思っていたのだけど…」

「まさか全部脱ぎ去る大馬鹿者がいるなんて驚きですわ…」


 その声の主はイライナだ…。

 私は今、イライナの腕の中にいる。

 …のだけど、なぜだか視界が変だ。

 さっきからイライナがいつも以上に大きく見えるし、なによりさっきからなんで…。


 イライナは近くに私がいるのに、私のことに気付いてないんだろう?


「全く一体誰の服………ってこれは」


 驚愕するイライナの声に反応して、私も手に持っている服を見た。

 それは学園の制服で、周りには色々なものが落ちていた。

 一つは財布、綺麗なガラス細工のストラップが付いているそれはまさに私のもの。

 それに加えて先生から貰った呪いの解除薬だったり、無造作に置かれたブラとパンツだったり……って、なんで私の服と持ち物がこんなことになってるの!!?


「…なんでルルカの服がこんなところに?」


 って、驚いてる場合じゃない!すぐに服を着ないと…!!

 

 そう思って、私はイライナの腕の上で身体を動かして、声を上げた。


「ちょ、急に動かないで…!」

「に、にゃあっ!!」

「……にゃ?」


 あ、あれ?


「にゃっ、にゃにゃにゃっ!にゃっ!」


 な、なんで!?


「も、もう…!乱暴はしませんから動かないでくれません?」

「にゃ、にゃー…」

「ふふ…寝ていたから分かりませんでしたが、随分とおしゃべりな猫ですわね、あなた」


 いや、違うよイライナ…!

 私はルルカで…いや、違う。


 イライナの目が、この状況を物語っていた。

 竜の瞳に、鏡のように映る私の姿は…私ではなかった。

 もふもふとした薄茶色の体毛、ぴんと立った可愛い耳、フリフリと揺れる尻尾…。

 おまけに、私の両手には鋭利な爪とピンク色の……


 わ、私……猫になってる〜〜?!


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