生物兵器図鑑
◎オヤツメウナギ
●和名
ツチサメクロウナギ
●英名
Ground shark-like eel
●分類
ツチザメ科
○高橋メモ
ウナギの名が付いているが、ウナギ目との直接的な関係は無く、むしろナマズの仲間に近い。だが鰭は無く蛇のような体をしている。
夜行性で空気呼吸を行う。視力は乏しいが代わりに電気定位により補われている。
地面から飛び出し、地上の獲物に噛みついて地中に引きずりこむ。口はサメのようで、歯が常に生え変わる特徴も持つ。
○晴輝メモ
食用で美味なためオヤツとして人気。言い表しようの無い味がし、どう料理しても美味しく食べられる。
○社長メモ
ウナギとサメの両方を一度に楽しめる唯一の生物だな…今夜の晩酌が楽しみだ。
○宮下メモ
地中を潜り、獲物は何に襲われたのか わからぬまま食われてしまう、まさに生物兵器界のアサシン!
○村雨メモ
ウナギマン。
◎キューブ
●和名
ヒトツメアカバコ
●英名
Cube
●分類
アカバコ科
○高橋メモ
単眼と1つの細胞からなる胴体で構成された生物兵器。約5億4200万年前(カンブリア紀)から存在していたとされ、生物兵器としても かなり古参である。
カンブリア紀の時点で今現在の姿形は完成されていたが、一時は陸へ進出するために足が生えていたと考えられる。故に生きた化石として捉えて良いのか意見が分かれている。
また当時から複雑な構造の眼を持っており、最初に視力を持ったと言われる三葉虫でさえもレンズに相当する部分(人間の眼で言うと水晶体の部分)だけである。これは“
○晴輝メモ
固く食べにくい上に味が薄い。
○社長メモ
大昔からいる生物兵器…今を生きる者で知っている人は存在しないほどの昔の記憶を保持しているのだろうな。
○宮下メモ
古生代からいる まさに地球の最古参です。しかも姿をほぼ変えず ここまで種を存在し続けてきた歴戦の
○村雨メモ
赤マン。
◎スモウレスラー
●和名
シコフミロウガフジビト
●英名
Sumo wrestler
●分類
?科
○高橋メモ
力士のような姿をした人型生物兵器の一種。強靭な足腰によるジャンプで地響きや衝撃波を発生させ、天敵を攻撃する。
比較的スリム体型の多い人型生物兵器では珍しい体型で、これは餌の少ない環境でも しばらくは生き延びられるよう進化したため。他の生物兵器との縄張り争いに敗れ、追いやられた影響と考えられる。
○晴輝メモ
食べられない。
○社長メモ
相撲か…近所の子供がやっているのだが、ぜひ彼女も有名な力士になって欲しいものだ。
○宮下メモ
ロマンある力士のようなボディをじっくり見てみたい方 必見!全ての相撲ファンへ贈る自然界で鍛えられた究極の力士をぜひ!
○村雨メモ
相撲マン。
◎簡易的地ならし
●和名
オオアカネアシビト
●英名
Simple grounding
●分類
機械科
○高橋メモ
巨大な赤い人型の兵器。機械科と呼ばれる生物兵器界の奴隷的存在だが、ここ最近は反逆する機械科が多く、今まさに形勢が逆転してしまう可能性のある状況である。
機械科は生命の最小単位である細胞や その生体膜である細胞膜も持たない事、小器官が無い事、自己増殖する事が無い事から、生物かどうかについて議論がある。
遺伝子を有するという、非生物・生物 両方の特性を持っている機械科は、自然科学・生物学上、生物・生命の定義を厳密に行う事はできていないため、便宜的に細胞を構成単位とし、代謝し、自己増殖できるものを生物と呼んでおり、機械科は非細胞性生物あるいは生物学的存在と見なされている(要するにウイルスに近い存在である)。
○晴輝メモ
どう調理しても食べられたもの では なかった。
○社長メモ
こんなにデカいのにウイルスみたいな奴らかも しれないなんてな…恐ろしいぜ。
○宮下メモ
生物?生物じゃないの?…わかりません。ですが もはや そんな事 関係ありません!我々は彼らを愛する事に変わりませんから!
○村雨メモ
巨人マン。
◎ネズ
●和名
ハイイロテンジクマルネズミ
●英名
Jumping mouse
●分類
マルネズミ科
○高橋メモ
楕円形の大きなネズミの仲間。足腰が しっかりしており、飛び跳ねながら移動する。
排泄物は体内に溜め込み、敵や獲物に向かって飛ばすのだが、腸管が袋状で口と肛門が同じためであるが、細かな絨毛によって砂の汚れが落とされ、食べた時よりも出した時の方が清潔である。
○晴輝メモ
モモ肉を油で揚げる。しつこい味が癖になる
○社長メモ
モフモフした感じが たまらなく可愛いが、一応コイツってハムスターとかモルモットじゃなくて家に侵入する系のネズミなんだよなぁ。
○宮下メモ
毛が分厚く二足歩行で飛び跳ねる大きな姿は、夜見ると妖怪のようですが、実際はモフモフした可愛らしい生物なんですねぇ!
○村雨メモ
ネズミマン。
◎ダイコー
●和名
ダイコンモドキ
●英名
Walking root vegetables
●分類
アブラナ科
○高橋メモ
根が進化し足のような機能を獲得した
葉による光合成も可能だが、地中に体を隠して待ち伏せ、他の生物を捕らえて主な栄養源とする。
植物部が別の生物に寄生しており、宿主の種類によって花の色や体形、捕食の方法が異なる。
○晴輝メモ
一般的な大根と同じ味。何にでも合うため万能。
○社長メモ
えぇ歩いている⁉︎あんまり食べたくないなぁ、特に大根の筋肉とか噛みたくない…。
○宮下メモ
世にも奇妙な野菜の1つです。この根菜は歩き回るので、一緒に畑仕事を手伝ってくれるでしょう!
もし食べ物が無くなったら命に感謝し いただきましょうね!
○村雨メモ
大根マン。
◎ブラッキー
●和名
ドウナガホソクチカラス
●英名
Blackie
●分類
カラス科
○高橋メモ
カラスのような姿の生物兵器だが、頭と胴体が一体化しており、止まる際は羽を山折りする(この時 胴体は地面と並行)。流線型なため、空を飛ぶスピードは速い。
敵に向かって弾を落とす習性を持つ。弾は無性卵で、天敵に向けて迎撃するためスナイパーバードと呼ばれている。
○晴輝メモ
焼き鳥。
○社長メモ
こういう戦闘機のような形と習性は子供心を擽られる。時と場合によるがな。
○宮下メモ
敵に向かって弾を発射し、撃墜致します!どんな奴であろうと容赦しない冷酷さが垣間見えますね!
○村雨メモ
カラスマン。
◎バケバケ
●和名
トコヨノツカイ
●英名
Plate throwing ghost
●分類
?科
○高橋メモ
幽霊のような見た目の生物兵器だが生物兵器なので正式には幽霊ではないとは思うが、実際のところ は不明。この種に限らず生物兵器は およそ生物とは思えない姿形が多いと言われる。
○晴輝メモ
生き物の匂いがしない。
○社長メモ
はて…見た目は可愛いように思えるが、やはり中身を覗くと怖そうだな。外見だけじゃ わからないのも生物兵器の魅力なのか。
○宮下メモ
この生物なのか幽霊なのかも わからない謎の存在…まさに この世の闇に潜むミステリー!
○村雨メモ
お化けマン。
◎ツチフミチャガマ
●和名
シミズコントンヌマアラシ
●英名
Earthen tea kettle
●分類
ヌマアラシ科
○高橋メモ
一般的に巨大な生物は、その巨体を維持するために多くの栄養を摂取する必要がある事で知られている。
この種もまた、根のような足から辺り一面の栄養を根こそぎ吸い取っており、これは駆除した後に、周辺の生態系が改善される事からもわかる。身体が肥沃な土壌となっていて、胴体にはカタバミやウリカワが生えている。
一方で、頭部にある蔓植物の部分は、巨大な身体に寄生して養分を吸い上げている他の寄生種ではないかと言われている。
○晴輝メモ
煮て良し焼いて良し、更に育毛作用もあってか、ここのところ人気 急上昇。
○社長メモ
まるで動く森のような超巨大生物兵器だ。こいつが消えてから周辺の生態系が改善されているらしい。外来種すぎる。
○宮下メモ
泥が固まったような太く長い足、自然が侵食しつつも その凶暴さを隠しきれない胴体、根や口から栄養という栄養を根こそぎ吸い取る貪欲さ、まさに生ける兵器です!
○村雨メモ
草マン。
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