第8話 簡易的地ならし

マグローはムラサキカタバミの場所に戻ると、それらを除草した。


「まぁすぐ生態系が改善されるとは思えないけどぉ、これで大丈夫でしょ。

意外と楽に終わりそうだし、この地域の生物兵器でも狩るかぁー」














ブシャァァァァァァァ


民家に侵入しようとしていたキューブ型の生物兵器の群れを奇襲するマグロー。


キューブたちは体当たりで対抗するが、マグローには敵わなかった。


「ふぅ、全滅したなぁ」


「おりゃッッ」



ドンガラガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン


突然 地面が爆発し、彼が吹っ飛んでいった!


「うわぁ⁉︎」


飛ばされながら背後を見ると、力士のような生物兵器が仁王立ちしている。


力士はジャンプした。そして着地した瞬間…。


ドンガラガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン


やっぱり地面が大爆発!マグローは空を飛んで、空中からイクラを発射!


力士はジャンプし、マグローを踏もうと試みる!


「⁉︎…」


後退して力士と距離を取るマグロー。

彼は鰭を弾丸のように発射。


ドンガラガッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン


「ふんッ!」


力士に鰭は直撃したものの、心臓を破壊する事はできなかった。


「えぇなんで」


「うぉぉぉぉぉ!!」



力士の攻撃が来る!しかしマグローでは何もできないだろう。


「(やべ、やられr)」



ブシャァァァァァァァ



力士の上からナトが飛んできて、奴の頭部を粉砕した。


「おい大丈夫かって」

↑ナト


↓マグロー

「おぉナト!」


「この生物兵器、強い。心臓を狙って奇襲したのに、頭部破壊しかできなかった」


2人は力士を睨む。力士は頭部を再生し、2人に向かって走ってきた!!


「「えぇ早い速い」」


ズシャッッ



いきなり現れた赤い板によって、力士は潰されてしまう。

心臓も破壊されたようだ。


「「(ん、何これ)」」



「⁉︎…」「えぇ…」



なんと赤い板は、赤い巨人の足だったのだ!


↓巨人

「んごぉぉぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」


「(簡易的地ならし だッ)」


ナトは巨人の足元を見てみる。



奴が足をつけた場所の植物が枯れていた。

生態系崩壊の原因は こいつか?



「(とにかく倒さなければ!)マグロー、奴の頭を頼む!」


「ほっけ」



ナトは簡易的地ならし という巨人の足元に駆け込み、蹴りを喰らわす。


やはり巨人はビクともしない。


「(ならば納豆攻撃!)」


彼は納豆をばら撒き、巨人をパニックにさせる。

公園の遊具が いくつか踏まれてしまった。


「(ヤバい民家に被害が出るかも!)」


巨人は体のバランスを崩し、民家に倒れ込む!


しかしマグローが尻尾で巨人の頭を支え、民家に倒れるのを阻止した!!


「んっ、ナト!この巨人、体温が高すぎる!

これじゃ触れただけで草木が燃えるかも⁉︎」


「やはり こいつが生態系を壊していたんだ!うぉぉぉぉぉぉぁぉぉ!」

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