深海ジャングル

第7話 地鳴りと窪み

ローソンで買い物するナト。



↓ナト&店員

「「レジ袋をお願ご利…」」


店員と被ってしまった。


「(この店員、先行タイプか…気まずい)」


ナトは咳払いする。そして。


「「クイッポインペカ…」」



まーた店員と被ってしまった。


「(ヤバい被りすぎ。工程が多いなぁ気まずい)」



彼はやがて買い物が終わり、店を出ていく。


「あーしたー」





ナトは家に帰ってパソコンをつけた。


「あねナト、このカステラもうすぐ消費期限だよ」

↑マグロー


「うーん、じゃあ食べちゃって良いよ。さぁて今回も仕事(報酬無し)するかぁ」


彼はパソコンで害獣の愚痴コミを調べる。


「えー何々…生態系が崩壊してるから市長に文句言ったけど、検討に検討を重ね、検討を加速致しますと断られた。市長マンの強点!…らしい」


「へぇ、どこなの そこ」



「えっと、あ 近くらしい」

「え⁉︎」









徒歩3時間で着いた埼玉県。


どうやら ここに生態系を脅かす生物兵器がいるらしい。



彼らがいる河川敷は なんか変……なんかが。


↓マグロー

「水質汚染?確かに泥っぽいというか…」



「それもそうだが、植物が少ない気がする。

河川敷に雑草が生えていない。とゆう事は虫も少なさそうだ。そうなると虫や植物を食べる動物も消える…生態系が崩壊するんだ」

↑ナト



「とりあえず市長に事情を聞いてみる?」

「いや仕事やクレームの対応で忙しいだろうし、やめとこう。

代わりに住民の話を聞く」





ナトは犬の散歩をしていた人に尋ねた。


「なんか生態系が崩壊しているとの噂を聞いたんですが、何かご存知ですか?」


「ん、そういや そんな話聞いた事あります。でも わかりませんねぇ」


「心当たりは ありませんか?」



「そういや時々 地鳴りが聞こえたり、窪みを見かけます。火山が近くにある訳じゃないのに、不思議だなぁと感じる事は多々ありますねぇ…」


「なるほど、他に この街に変化はありませんか?」


「えー、誰か引っ越してきた くらいですねぇ」


「そうなんですか、ありがとうございました」



◇◇◇



いくつか調査して、わかった事が増えた。


河川敷で、ナトはメモをマグローに見せる。


「最近 泥が増えた、地鳴りが聞こえる、窪みが見つかる、草が消えてて草…だ、わかったのは。

まだ全然わからんて」


「これだけじゃ わからないよぉ…。

あぁ、俺も近所の公園で違和感無いか調べてたんだけど、外来の植物が多かった印象だなぁ」


「え、どんなの?」




「ムラサキカタバミ」

「要注意外来生物だと⁉︎」


「多分ね この植物が なーんか悪さを してんのかもねぇ」


「なるほど…じゃあ駆除すりゃ良いか」









夜になり人々が寝静まった頃、ムラサキカタバミを駆除するべく2人は動いた。


「俺は向こうから見つけ次第 駆除する」

「じゃあ俺は向こうから やるねぇ」



マグローは住宅街を彷徨っていると、早速ムラサキカタバミを発見する。


「そうそう、最初に見つけたのはぁここだねぇ」


ズドカァァァァァァァァァァァァァァン


「⁉︎…」



地面からアスファルトを破壊して、黒いウナギが現れた!


「ギュルワァァァァァァァ」


「!…」


マグローは口からイクラを連射する。


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



ウナギは地面に潜って回避する。そしてマグローの真下から出てきた!!


ズバァァァァァァァァァァァァン



「…とりゃっ」


彼は舌をウナギの口内に伸ばす!そして喉を貫通させた!


「ギュルワァァ⁉︎」

「ふん!」


マグローの舌が波打ち、ウナギの心臓を顎ごと破壊!


ブシャァァァァァァァ



「ギュワァァァァァァァァァァァァァァァ…」


ウナギはボロボロと消滅していった。

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